車の価値を下げない乗り方を伝授!

車は、「私は乗りつぶす主義です」という人でもない限り、いつかは売却するときが訪れます。その際には、できるだけ高く売れたほうがよいに越したことはありません。車は乗り方によって、価値を大きく左右する性質があります。ここでは、車の価値を下げずに乗る方法を、いくつか挙げてみたいと思います。

アンチエイジングを心がける

車の価値を下げない方法は、人間のアンチエイジングと似ています。人間は数十兆個もの細胞から形づくられています。人間は成長期を過ぎると、老化遺伝子の作用によって次第に衰えていきますが、細胞に備わった自己修復機能をうまく使うことで、老化を遅らせることは可能です。 対するに、車は数万個ものパーツから構成される精密機械であり、各パーツは摩擦や振動によって、少しずつ擦り減ったり強度が衰えていったりします。しかし、車には人間の細胞のような自己修復機能こそ備わっていないものの、定期的な消耗部品の交換や、エンジンオイルなどの油脂類の交換をおこなうことで、性能を大幅にリフレッシュすることが可能です。 つまり、アンチエイジングができるのです。車の価値を下げないためには、このようなアンチエイジングを日頃から心がけるとともに、その取り組みを実施した証拠として、定期点検記録簿やエンジンオイル交換記録などを、きちんと保管しておくことが最良の方法と言えます。

急のつく運転操作をしない

急発進、急ブレーキ、急ハンドルといった、「急」のつく運転操作は、前述したアンチエイジングとは逆に、車の劣化を大幅に早める元凶となります。劣化を早めてしまうと、車の性能を維持回復するために、パーツ交換(タイヤやブレーキパッドなど)のサイクルを早めることにつながり、無駄な出費が必要となります。事故回避などのやむを得ない場合を除き、このような急のつく動作は行わないようにしましょう。

車内でタバコを吸わない

嫌煙志向は世界的な広がりを見せており、日本も例外ではありません。住居やオフィスのような広い室内空間ですら、タバコを吸うとニオイやヤニ汚れが気になるぐらいですから、狭い車室空間でタバコを吸うことは、自ら進んで積極的に車の価値を下げているようなものです。 とりわけ、シートや内装材などの布地やスポンジ素材に浸み込んだニオイは、本格的なルームクリーニングを実施しても、完全に取り去るのは困難です。また、火のついたタバコをシートに落としたり天井に接触したりすることによって、焦げ跡をつけてしまうこともよく起こります。 車の価値を下げないためには、日頃から車内禁煙を徹底したほうがよいでしょう。

凍結防止剤を洗い流す

降雪量の多い地域はもとより、降雪量の少ない地域であっても、冬期には路面に凍結防止剤が撒かれることがよくあります。凍結防止剤の成分は塩化カルシウムですから、塩化物イオンの作用によって、腐食が発生しやすくなります。凍結防止剤が撒かれた路面を走ったあとは、高圧水流によって、ボディ各部について凍結防止剤を洗い流すことが必要です。これを怠ると、ボディに腐食穴が開いたり、パネルの一部が腐って脱落したりするといった著しい劣化が発生し、車の価値を大きく下げることになりかねません。