車の個人売買とは
「車が欲しい・買いたい」と思った方は、ディーラーへ行くか、中古車販売店へ行く方が多い中、個人売買をする人が多くなってきました。
その名の通り、個人間で車の売買をすることを言います。
仲介会社がないので手数料等もかからないため、車を高く売れる・安く買えるといったメリットのある個人売買について説明していきます。

車の個人売買の流れ

初めに、買う側の個人売買の流れを説明していきます。
まず、車の売買をしたい人を見つけます。
見つけ方は、知り合いや親戚などで探す方法や、SNS・アプリ・サイトなどで見つけることができます。
車両を見つけて気に入った場合、購入前に必ず実際に車両確認にいきましょう。
そして話し合い売買代金を決定し、税金の未納確認を行います。
なぜ税金の未納確認をするのかというと、前所有者による自動車税の未納があり、未納のままだと車検を受けられないので、重要な点になります。
売買後のトラブルは、個人売買でもよくある話。
なので、契約書を書面できちんと交わしておきましょう。
購入代金については、双方話し合った期日までに振り込みましょう。
やむを得ず、期日を過ぎてしまいそうな場合は早い段階で相手方へ連絡をしましょう。
遅れるとトラブルの元になりかねないので、無理のない期日に指定することをおすすめします。
車を直接取りに行くのか、取りに行くのが厳しい場合は陸送業者を使うのかも事前に決めておきましょう。
売る側も買う側と同様で、「購入を検討している」と連絡をもらった際には、できるだけ直接車両確認に来てもらいましょう。
自分が税金の未納がないかの確認は車の売買をする前に確認し、未納があった場合は、未納分をすべて払ってから売買しましょう。
売買契約書に関しては、きちんと双方で読み合わせをしましょう。
車の個人売買をする前にやっておくこと
車には想像以上に個人情報が多く入っています。
まずカーナビ。
今まで行ったことのある場所や自宅の場所、実家の住所などが入っている場合があります。
カーナビは初期化しておきましょう。
次に書類に関して説明します。
個人売買でも重要視される整備記録簿。これにも個人情報が記載されています。
ディーラーや中古車販売店に任せた場合は、この部分をカットしたり見えなくしてもらえますが、個人の場合はそのまま渡してしまうと、相手に個人情報が知られてしまいます。
なので、個人情報保護スタンプを購入して消す・個人情報部分のみカットする・個人情報部分のみ隠してコピーするなどの手段で個人情報を隠しましょう。
整備を受けた際の明細についても同様です。
続いて自賠責保険などの証券関連。
なくしてはいけないものなので、車検証入れに入れている人が多いと思いますが、忘れずに車から降ろしておきましょう。
特に古い保険証券を入れたままにしてしまいがちなので注意が必要。
車の個人売買で必要な手続きの種類と注意点

車の個人売買では、必要な手続きが複数あります。
忘れてしまいがちな項目もあるので、自分でチェックリストを作成して手続きをしていくと忘れずに手続きを完了できます。
おおまかな手続きの種類と注意点について紹介していきます。
個人売買で必要な手続き
売る側に必要な手続きの種類を紹介します。
まず、下記の必要な書類を用意しましょう。
・自動車検査証(車検証)
・自動車保険証明書(自賠責保険)
・自動車損害賠償責任保険承認請求書
・自動車税納税証明書
・印鑑登録証明書
・リサイクル券
・譲渡証明書(実印入り) 等
車検証の住所が現住所と違う場合、住民票・戸籍謄本も必要な場合があります。
上記の中で買う側に渡す書類は下記です。
・譲渡証明書
・印鑑登録証明書
・自動車検査証
・自動車損害賠償責任保険承認請求書
・住民票・戸籍謄本(必要な場合)
手続きについては、任意保険の契約解除・あるいは車両入替手続きを行いましょう。
買う側に必要な書類と手続きの種類は以下の通りです。
・印鑑登録証明書
・委任状(運輸局へ提出する申請書に前所有者の記名があれば不要)
・車庫証明書 等
手続きについては、車両の名義変更・自賠責保険の名義変更・車庫証明の取得があります。
車両の名義変更は新たに車を使用する住所を管轄する運輸支局にて手続きを行います。
必要書類は売る側から受け取った書類・自動車検査証・自賠責保険証・自動車税納税証明書・譲渡証明書・委任状・印鑑登録証明書・車庫証明書・申請書が必要になります。
車庫証明書の発行は近隣の警察署でできます。
必要書類は下記です。
・自動車保管場所証明申請書
・保管場所の配置図や所在図
・保管場所使用承諾証明書
・運転免許証等の自動車の使用者の住所を確認できるもの
保管場所使用承諾証明書は貸駐車場の場合で、管理会社や大家さんへ連絡し記入してもらう必要があります。場合によっては賃貸借契約書のコピーでも可能な場合もあります。
自身で所有している土地や車庫の場合、保管場所使用承諾証明書ではなく、保管場所使用権原疎明書面(自認書)が必要になります。
最後に自賠責保険の名義変更について。
必要書類は双方の印が押印されている自賠責保険承認請求書・自賠責保険証明書・譲渡証明書・双方の印鑑登録証明書・本人確認書類です。
加入している保険会社の営業所にいくか、電話で問い合わせ等をすると必要書類を郵送してもらえる場合があります。
個人売買をする際の注意点
気を付けていても個人売買でのトラブルは多いもの。
購入する側の場合、車両の引き渡しが完了後に車両の故障が見つかったり、事故歴なしの車両を購入したはずが事故歴ありの車両だったり。
なので、事前にしっかりと車両確認をしておきましょう。
販売する側の注意点としては、車両の引き渡し後に入金してもらう流れにした場合に購入代金が支払われなかったり、新所有者が名義変更をしていなかったりということが多々あります。
新所有者が名義変更していない場合に、交通事故や交通違反を起こすと、名義上の所有者が違反者とみなされてしまいます。
購入代金の支払期日も名義変更の期日も前もって決定して、期日が守られなかった場合に連絡先や住所等の分かる身分証のコピー等を受け取っておきましょう。
車の個人売買でおすすめのサービス!
個人売買が不安だなと感じる人におすすめなのが、個人売買サービスを利用することです。
近年、個人売買を手助けするサービスを運営している会社が多数あります。
そのサービスを利用することで、個人売買でありがちなトラブルが比較的少なくなるため、どんどん利用者が増えています。
中古車の個人売買サービスを提供しているAncarについて

中古車の個人売買サービスを提供しているAncar。
オンライン上で安心して取引していただくために、点検や輸送・名義変更・補償などを提供して安心・安全をサポートしています。
また、現在はトヨタと提携して運営している競技用車両の個人売買サービス「TGR TRADE」や、車に特化したQ&Aサービス「クルマの相談所」などもあり、現在急成長している会社です。
車の個人売買サービスを使用するメリット
サービスを利用するメリットとしては、個人売買でのありがちなトラブルが比較的少なくなるという点が一番大きいです。
名義変更がされていなかったというトラブルがないよう、Ancarが名義変更を行います。
自賠責保険の名義変更についても同様です。
また、購入前に整備工場にて点検を実施して情報を開示するので、安心して購入できます。
中古車販売店を利用しないメリットとしては、複数の仲介業者がないために車を高く売却でき、安く購入できることです。
安全に個人売買を行いましょう
これまで個人売買についての説明と、ありがちなトラブル等について紹介してきました。
個人売買は、車を高く売れる・安く買えるというメリットがある半面、トラブルがあったり手続きが多く複雑だったりします。
車に関しての知識が浅い場合には、特にトラブルに巻き込まれやすいです。
トラブルから身を守るのと同時に、大体の手続きもやってもらえるというメリットのある個人売買サービス。
安心安全に個人売買をするためにも、個人売買サービスを利用することをおすすめします。