車検について「費用が高い」と思ったり、ディ―ラーや整備工場で見積もりを見た時に「この項目って何?」と疑問を感じたことはないでしょうか。
車検の内訳には法定費用・点検費用・整備費用という項目があります。
必ずかかる費用とそれ以外について理解しておくと、車検費用を安くすることが可能に。
今回は、これから車検を受ける人に向けて、車検が安くなる方法について徹底解説します。
車検とは
車検を依頼する場所によって価格帯が違いますよね。
ガソリンスタンドなど車検を受けれる場所はたくさんあります。
価格帯がなぜちがうのか、車検見積内訳の中身を理解することが大切です。
確実にかかる項目は法定費用・点検整備費用があります。
必ずかかる費用は、価格の値下げ交渉をすることはできません。
1つずつ紹介していきます。
必ずかかる車検点検整備費用と法定費用
法定費用は国に治める税金や手数料です。
点検整備費用は、車検証の中に入っている分解整備記録簿によって過去の整備履歴を参考におこないます。
ブレーキ・ブレーキパッド・足回り・サイドスリップ・スピード検査・灯火類・排気漏れ・オイル漏れ・ワイパー・ホーン・タイヤ溝などが点検がされます。
異常があれば車検を通すために、交換対象になり支払いをします。
注意したいのが外国車。
外国車においては、部品の入手が難しいので、費用が高額になる可能性があります。
法定費用
法定費用には重量税・自賠責保険・検査手数料・印紙代があります。
重量税
車検の税金である、重量税がかかります。
重量税は軽自動車や乗用車の重さによってそれぞれ金額の設定がされています。
自賠責保険
自賠責保険は普通の任意保険と違い、強制賠償保険とも呼びます。
入っていなければ車検通すことができません。
検査手数料・印紙代
検査手数料・印紙代については、車のランクによって金額が変わります。
陸運局の車検場の手数料については下記に紹介します。
検査登録の運営経費は申請手数料でまかなわれています。
自動車の検査登録の申請に要する手数料のうち主なものは次のとおりです。
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車検を安くするには
ここからが、車検代金が変わるポイントです。
車検代行費用・事務手数料
車検場に行くことを代行する費用です。
24か月点検整備費用
ファンベルト・パワステベルト・バッテリー・プラグ・ターミナル・エアクリ・水漏れ・燃料漏れ・ボルトの緩みや、ペアリング・ブレーキなど各社によって多くの点検があります。
そして点検後、各社によって、交換する項目が違いますので値段の差ができます。
整備士の資格を持っている人に点検してもらえますが、点検費用の金額はかかります。
劣化してる部品の全交換は要注意!
24か月点検で、劣化している部品を全交換したほうが安心なのですが、劣化・消耗については素人が見てもわからないため、点検する整備士を信用するしかありません。
そのため、車の不具合などで部品の交換をした場合、24か月点検の際に把握して、整備士の人に伝えておくことがおすすめします。
車検の見積りの際の注目する点は、法定項目などの必須項目以外の費用・24カ月点検が含まれているのかを確認することが大切です。
結論ですが、代行費用・点検費用・整備費用で、各社の価格帯の差がでます。
その他注意すること
県から3月31日付けで、車の所有者の元に請求が来る税金である『自動車税』を払っていないと車検を受けることができないので要注意。
駐車違反などの反則金を払っていないと車検証を発行することができません。
リコール対象になっていると車検は受けれないため、各メーカーの公式ページを見ることをおすすめします。
広告などでは、点検費用と法定費用の記載は多いですが、点検後の整備費用については、掲載していない場合が多いので、安いからと言って車検を依頼せず、見積詳細を見てから依頼することをおすすめします。
最後に車検を受けていない状態で交通違反をした場合について。
無車検(車検がない状況)・無保険(自賠責保険がない状態)で違反点数が6点になります。
つまりこの状態で走行すると違反点数12点になり、免許停止になる可能性がありますので注意です。
安心を買われる人や最小限で良いという人、様々な考え方はありますが、車検を行う前に愛車の部品交換状況などを把握することは大切です。