洗車で水を大量にかけても大丈夫?車はどこまで水に耐えられるのか

豪雨の日にも車で出かけると雨に濡れないで済みますよね。雨から守ってくれる車はどのくらい水に強いのか、実は車は水に弱いのか。家で洗車する場合はどこまで水をかけてもいいのか不安になることもありますよね。そんな車と水の関係を、洗車で水を大量にかけても大丈夫なのか、車がどこまで水に耐えられるのかをテーマに見ていきたいと思います。

洗車で水をかけすぎても大丈夫?

洗車を行う時にどのくらいの量の水をかけたらいいのか、どの場所まで水をかけても大丈夫なのか、わからないですよね。洗車時の水に関する疑問を解決していきましょう。

最低250リットルは水をかけても大丈夫

自分で行う通常一回の洗車に使用される水の量は約250リットルと言われています。250リットルと言うと、人間がお風呂に入る時に使う2人用の浴槽の平均水量です。つまり、かけては危険な場所に水をかけなければ最低250リットルの水はかけても大丈夫ということです。また大量に水を使っていそうなガソリンスタンドなどにある洗車機は、ブラシ型洗浄機の水の使用量で40リットル程度とされています。40リットルと言うと、機内持ち込みが可能なサイズのスーツ―ケースに入る量です。実は、自分で行う洗車での水の使用量よりも洗車機で使う水の使用量の方が少なくエコなのです。

車内やエンジンルームに水が入ると危険

水をかけると危険な場所の1つは、水に濡れてもしっかりと乾かせば大丈夫と思いやすい車内です。実は、車内は様々な場所に電気系の配線がありコンピューターが配置されているため水に強くなく、機密性を保つように設計されている関係で通気性がよくありません。その為、車内に水が入ってしまうと乾きづらく衛生上よくありません。またコンピューターに影響を及ぼしてしまうと運転にまで影響する危険がある為、車内に水がかからないように洗車を行いましょう。もう1つの水をかけると危険な場所はエンジンルームです。エンジンルームは排熱の為に空気も水も入りやすい構造になっています。しかしエンジンルームには水がかかると危険な部分が存在するのです。車内と同じようにバッテリーやヒューズボックスなどの電気系です。電気系は水には強くなく水がかかってしまうとショートしてしまう危険がある為、水をかけるのは厳禁です。またエンジン内部に空気を送るエアクリーナーに水がかかってしまうとエンジンを痛めることになる為、エアクリーナーに水をかけるのも厳禁です。エンジンムールは精密機器が多い為、洗浄する際は専用クリーナーの使用方法をしっかりと読んで使用することをおすすめします。

車はどこまで水に耐えられる?

車は洗車の際に危険な部分に水をかけなければ水に強そうですね。次は車がどこまで水に耐えられるのか見てみましょう。

エンジンはエアクリーナーまで

車が水に耐えられるのは、エアクリーナーとマフラーのエンジン内部に繋がる位置までです。エアクリーナーはエンジンの内部に繋がっている燃焼に必要な空気を取り入れる部分です。その部分に水が入ってしまうと燃焼に必要な空気を圧縮することができずにエンジンが止まってしまいます。もしエアクリーナーまで水が入ってしまったままエンジンを無理にかけると、ウォーターハンマ―現象を起こしてしまいます。ウォーターハンマー現象とは、エンジンの内部に水を吸い込んでしまい、そのまま内部で圧縮しようとした為に圧縮されていない水によってピストンが上昇できなくなってしまいます。それまでの回転慣性や他の燃焼でムリに回されてしまった結果、エンジンが破壊されるトラブルの事です。ウォーターハンマー現象を起こしてしまうと、二度とエンジンがかからなくなってしまうこともある為、無理にエンジンをかけるのは止めましょう。またエアクリーナーは車の種類によって位置が違う為、自身の乗られている車のエアクリーナーの位置を確認しておくことをお勧めします。

リアのマフラーに水が入るとアウト

エンジン内部に繋がるもう1つの部分はマフラーです。燃焼されたガス(排気ガス)が排出される部分です。そのマフラーが水で塞がれてしまうと燃焼されたガスが排出できず、エンジンの内部に排気ガスが溜まってしまいエンスト(エンジンストール)を起こしエンジンは止まってしまいます。そこでマフラーに水を浸入させない方法として、勢いよく排気ガスを出し続けて車を走行させることでマフラー内への水の浸入を防ぐ方法があります。しかし一度でも止まってしまったり、勢いを弱く排気ガスを排出させてしまうと、マフラー内に水が浸入してしまいエンストを起こしてしまいます。また、勢いよく排気ガスを出し続ける為に車を傷める恐れがありますのであまりお勧めしません。

水深が深いところを走行してしまったら

長く車に乗っていると、水深の深いところを走行しなければならない時が訪れるかもしれません。その時の為に、もし水深の深いところを走行してしまった場合の対応を見ていきましょう。

自分でエンジンはかけず近くの工場に頼む

もし水深が深いところを走行してしまったら絶対に自分でエンジンはかけず、JAFや最寄りの整備工場などに連絡をして下さい。特に、ハイブリット車(HV)や電気自動車(EV)は高電圧のバッテリーを掲載している為、むやみに触らないで下さい。また使用するまでの間に発火する恐れがあるので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外し、テープなどで覆うなどして外したターミナルがバッテリーと接触しないようにして下さい。外見上問題がなさそうに見えても、内部に水が入ってしまっていると出火や爆発などの車両火災の危険があるので気を付けましょう。水害などが起きた際にも同様に危険な為、国土交通省のHPでも浸水などを受けた車の対応が記されているので是非参考にしてみて下さい。

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