プラグの交換時期を気にしなかったことで起こった出来事
以下のお話はベテラン整備士の方が実際に体験した出来事です。
私自身、車のメカニックを15年ほどになりますが、もちろん自分の所有する車は自分でこまめに整備をして大切にしています。
ところが先日、家族で某テーマパークに出掛けた時の話です。行きは特にエンジンも特に異常なし、一応メカニックなのでエンジンの音や異臭など車に関しては熟知しています。
ところが某テーマパークの駐車場から出ようとエンジンをかけたら。。。ん??アイドリングしないでエンジンストール。。。嘘だろ。。
一瞬、完全にテンパリこのまま帰れない。。とかかなり焦りました。そこで子供が一言「パパ車屋さんじゃん」
そうだ、とにかく原因を。。。車両は平成22年式のトヨタ ヴォクシーで、走行距離8万キロです。
何かあった時の為に多少の工具を常に積んでいます。
原因はプラグの燻りでした。
その場でBBQ用のバーナーで(本来はNGです)炙り、何とかエンジンストールは回避出来、自宅へ帰れました。
原因はプラグとスロットルボディーのカーボンによる汚れにより学習値が不安定になっていた事でした。
ご存知の方は多いかと思いますが、良いエンジンの3代要素。良い圧縮、良い混合気、良い火花です。
最近の車は良い混合気と言っても電子制御になるので、どのメーカー、どの車種でもスロットルボディーの汚れが原因でこの様に不調の原因になる事も多々あります。基本的には10万キロまでプラグは無交換でいいといいますが、正直今回の件でそれは違うのかなと。
尚且つプラグに関しては車検や点検でも点検記録簿に点検をした結果を書きますが白金プラグの場合は、外して見て点検する事もしなくていいというのが事実です。車種によってはインテークマニホールドを外さないとプラグが外れない車もある事から、排ガスに問題が無ければ車検でもプラグの点検は省略されつつあります。
だがプラグメーカーなどの交換推奨時期として5~6万キロという。
やはりエンジンがかかっていれば常に火花を飛ばし頑張ってくれているプラグには10万キロまで使う前に1度交換する事をユーザーに対してもお勧めしたいなと思う1日となりました。
出掛けた先で車が動かなくなっては大変です。早めの交換を心掛けましょう。
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