今回は焼き鳥屋さんのキッチンカーの土台となる軽トラックを新しくしたため調理場の乗せ換えのお手伝いをしました。最近になり、キッチンカーを見かけることも増えたのでキッチンカーの普及についてと移動販売の許可についても少しお話していきます。
キッチンカーの乗せ替え作業
この焼き鳥屋さんは軽トラックの荷台に焼き場を乗せただけの簡易的なキッチンカーなので、特に構造変更もなく車検の際は荷台の焼き場を降ろして車検を受けていました。今回もフォークリフトで焼き場を降ろし、新しい軽トラックに乗せ換えます。
作業は簡単ですが軽トラックの種類が違うので微妙なズレが生じ、荷台に入りきらずに苦戦しました。あおりの接続部分がぶつかってしまい焼き場が入らないので接続部分をほんの少しだけ曲げさせてもらい若干無理やりですがしっかりと固定しました。移動時に揺れたり、動いたりするととても危険なので固定はしっかりと留め、あおりの閉まりもきつくなるように調整しました。
コロナの影響でキッチンカーが普及?
新型コロナウィルスの影響でお食事のテイクアウトが増えた事もあり最近ますますキッチンカーをよく見かける様な気がします。キッチンカーは10年くらい前からクレープや焼き鳥などスーパーの敷地内などで販売しているのをたまに見かかていましたよね、お祭りの屋台などでもキッチンカーで販売しているケバブなどがありました。最近ではオフィス街からイベント会場や団地周辺など、お弁当やスイーツや飲み物までバリエーション豊富になり需要もかなり増えてきていると思います。経営者としても、固定店舗を持って出店するより初期費用や維持費が低コストで済み、従業員も不必要で開業するのにも短期間でできる事に魅力が多い様です。自分のお店を持つ夢を兼ねるのに最適ではないでしょうか。
おしゃれなキッチンカー
キッチンカーも最近ではレンタルやリースなどを扱う会社が増えてきていて、大きさや見た目のおしゃれさなども自由に選べるようになってきたそうです。今回の焼き鳥屋さんの様に軽トラックの荷台に調理場を制作して乗せるタイプのキッチンカーが私の工場には2台ほど点検や車検で入庫します。自前の車を使用してもベースが軽トラックなので維持費も安くお手頃なので人気があるようです。軽トラックは荷台式なので荷台で好きなような調理場を好きなデザインで作り上げる事が出来ます。
キッチンカーの種類
軽バンのキッチンカーはよく見かけます。見た目も可愛らしく軽自動車なので維持費も安く、軽トラックに次いで人気車種でしょう。軽トラックに比べると狭くなるのがデメリットの様です。大きなバンやトラックでのキッチンカーもあります。大きさや構造により乗車できる人数も変わってきます。自前の車を好きなように改造してキッチンカーにすれば見た目のインパクトも大です。ワーゲンバスの様なバンなども良く見かけますが、可愛らしくクラシカルなデザインだと映えて話題性も出ると思います。
移動販売に許可は必要?
移動販売の様に販売する食品を車に乗せて販売するだけなら許可はいりませんが、その場で調理や加工をして販売すると色々な許可や資格などが必要となってきます。車輌内の内装設備も営業許可を取得する際に必要な条件があり、構造変更に関わる様な必要設備もあります。販売の方法や調理の工程により保健所などから取得する許可が変わって来るのでキッチンカーの設備や規模も異なってきます。色々見かけるキッチンカーも沢山の種類があり、それぞれの設備にこだわりがあったりするかもしれませんね。
車体の改造も専門で請け負っている業者さんも多いようなのでキッチンカー出店をお考えの方は相談してみるのもいかがでしょうか。やはりお店の顔となるキッチンカーのデザインはこだわってみたいですよね。