毎年大雪のせいで何kmにも渡って数百、数千台の車が立ち往生して大渋滞という事態が起きています。 雪道で立ち往生してしまい何時間、何日間も車内で待機しなくてはならないということもよく起こります。そのようなときにはどうすればいいのでしょうか?
雪道にはたくさんの危険が潜んでいますから、走行前にしっかりと準備しておくことが肝心です。雪への備えは冬用タイヤやタイヤチェーンだけでは不十分です。数時間閉じ込められたとき、トイレはどうしたらよいでしょうか?いくつかグッズもご紹介します。
東京都内でも立ち往生で車が乗り捨てられることがありました。間違えると命の危険もある雪での立ち往生。万が一のために、もし雪で車内に閉じ込められたら注意すべきことをお教えします。
雪で立ち往生した時の脱出方法
冬用タイヤを装着していても立ち往生は起こります。
【福井で立ち往生が相次ぐ】
大雪により、福井県内の国道で約1000台の車両が立ち往生しているとの報道がありました。ウェザーニュースでは現地の皆さんに車の走行可否について調査中。走行困難の報告が増えています。
・立ち往生してしまった際に気をつける事↓https://t.co/vop1sHEcXZ pic.twitter.com/6SvWsbnaV6— ウェザーニュース (@wni_jp) February 6, 2018
【山形道 100台超立ち往生か】山形市の山形自動車道の関沢IC-山形蔵王IC間下り線の宝沢トンネルで車十数台が絡む事故が発生したと110番通報。事故の影響で後続の100台以上が立ち往生しているという。 https://t.co/M7n6sxT9iq
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 27, 2017
国土交通省によると平成27年度、全国の国道における立ち往生台数は547台でした。そのうち大型車が61%と大半を占め、次いで中型車24%、小型車(乗用車)15%でした。普段皆さんが運転する乗用車の割合は少なく見えますが、大型車の立ち往生に巻き込まれる可能性は高いと言えます。
また立ち往生台数547台のうち冬用タイヤを装着していたのは75%でしたが、さらにそのうち89%はチェーン未装着でした。ここから、立往生を防ぐには冬用タイヤだけでは不十分だと言えます。
立ち往生は勾配5%の坂で多く発生しています。坂を登り切れなかったり、逆に下るときに止まり切れずに事故を起こしてしまうことで起こりやすいです。山道や勾配のある坂を運転する際には特に気をつけましょう。迂回するのも手です。
また、平成29年度には東京でも雪の影響で首都高・中央環状線の3ヵ所で10時間を超える渋滞が起こっています。都会や豪雪地帯ではない地域でも立ち往生への注意が必要ですね。

雪からの脱出方法/緊急連絡先

雪道を運転中、スリップしたり雪にハマったせいで立ち往生したとき、どうしたらよいでしょうか?
まずは脱出を図りましょう。車が動くように雪をかき、タイヤ周辺の雪を固めましょう。すべり止め用砂袋が用意されている道路では、タイヤ周辺にまくことで脱出しやすくなります。また、後続車のドライバーなど他の人に助けを求め、車を押して動かしましょう。