【圧倒的人気No.1】東南アジアでの日本車人気が半端ない!なぜここまで人気?

こんにちは。最近、東南アジア周辺に旅行に行った筆者ですが、現地の日本車の多さに驚かされました。現地住民が乗る自家用車はもちろん、タクシーやパトカーに至るまで道を走っている車のほとんどが日本車だったことが印象に残っています。

なぜここまで東南アジアで日本車が人気なのか?安さだけであれば、韓国車は日本車よりも安く、もっと売れてもいいはずと思ったのですが、現地で見たのはほとんど日本車です。もちろん、富裕層が訪れる地域であれば、メルセデス・ベンツやBMWなどの高級車も見ることは出来ましたが、日本車が圧倒的な台数を誇っていました。

この記事ではなぜここまで東南アジアで日本車が人気なのか、紹介していきます。

東南アジアの国々での日本車のシェア率

タイ

こちらがタイの自動車メーカーのシェア率です。驚くべきことにTOP5すべてが日本車で埋められています。意外だと感じるのが日本ではあまり馴染みのない、いすゞ(ISUZU)が2位にランクインしていることです。

いすゞが製造している主な車型であるピックアップトラックは、自動車関税の高いタイでも乗用車と比較して低い税率で購入できる車の1つとなっています。そのため、荷物も乗り、悪路にも強く、税率が低いピックアップトラックを製造しているいすゞが人気を集めるのも納得できます。

TOP10にランクインしている中で、フォード・シボレー・ベンツ以外はすべて日本車と考えるといかに日本車が愛されているかがわかります。実際に町中を走っていても日本車ディーラーを数多く見かけ、タイでは日本車旋風が起きているなと感じました。

インドネシア

インドネシアに関しては、TOP10をすべて日本の車メーカーで占めるという結果になります。いわば日本車の寡占市場になっていると言っても過言ではないシェア率を誇っています。市場全体で売れた車の97%が日本車と言われており、この数字は日本の日本車率よりも高いものになっています。

インドネシアでは自国の自動車ブランドが国内に無く、外資系のメーカーが存在しているだけとなっています。要は、インドネシア内に日本車の脅威になるような自動車メーカーが存在していません。またインドネシアはあまり知られていませんが2億人を超える人口を有しており、これはアメリカに次ぐ世界4位の人口の多さです。

そんな巨大市場を抑えている日本車メーカーは将来の展望においても明るい未来が待っているのではないでしょうか?

マレーシア

マレーシアはタイやインドネシアと比較すると、日本車比率が高くない東南アジアの国の1つです。

それでも、40%という圧倒的なシェアを獲得しているプロドゥアは日本のダイハツとマレーシア政府の資本で協同で設立した合弁会社です。実際にプロドゥアで販売されている車のほとんどが、ダイハツかトヨタの車をベースに開発された車です。

また、欧州車と比較して日本車人気が高く、シェア率は下がったとしてもやはり日本車が人気であることは間違えなさそうです。

ただ、高級ブランドの欧州車も一定のシェアを獲得しているのも気になる部分です。他のASEAN諸国と比較すると、平均年収も高いマレーシアがからこそ、高級ブランドの台等には日本メーカーも警戒しなくてはなりません。

フィリピン

 

 

フィリピンはタイやインドネシアと同じように自国内に車メーカーを持っていないため、ランキングに登場するメーカーはすべて外資系の海外メーカーになります。

やはりフィリピンでもトヨタの強さは圧倒的で約4割のシェアを獲得しています。他の国と違うのがヒュンダイの売上が3位と他の国より上位にいる点です。価格の安さや、近年どんどん向上している製品自体の質を考えるとこの位置にランクインしていることは不思議ではありません。

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フィリピンでも他の東南アジア諸国と同じく車が爆売れしている状態で、トヨタは前年比で115.56%の成長を記録しています。ホンダは136.89%の成長を記録しているなど、市場としての成長率も非常に高い国となっています。

なぜ日本車が東南アジアで愛されるのか?

圧倒的な信頼性

日本車を選ぶ圧倒的なメリットはやはり信頼性の高さが大きなメリットの1つになります。現在発展途上の国では、道の状態が日本ほど整備されていなかったり、整備においても日本のように車検制度など整った制度はない場合があります。

そんな状況で、日本車の耐久性は大きな利点になります。また、現地に工場を持っている場合が多い日本車メーカーの場合は、万が一修理が必要になってもすぐに交換用の部品を取り寄せることができ、修理を速く終わらせることが出来ます。

実際に、タイでタクシーに乗った際には、運転手もトヨタ車の耐久性はすごいと褒めていました。それほど日本車=壊れないというイメージが根付いているのです。

燃費が良い

燃費の良さも日本車を選ぶ大きな理由の1つです。ハイブリッドなどの最新鋭のエンジンはもちろんですが一般的なエンジンでも他の国の車よりも燃費が良く、ランニングコストが安いことがメリットになっているようです。

信頼性も高く燃費も良ければ、韓国車などの日本車より安い車と比較しても長い目で見れば、日本車のほうが安くなることも考えられます。最近では、他の国の車も日本車並みに燃費が良い車も多くなっていますが、やはり日本車の燃費はよくそのような面も評価されていると感じます。

多彩な車のラインナップ

日本車メーカーの特徴として、ピックアップトラックからミニバン、セダンまで多くのボディータイプの車を製造していることがあります。

実際に、トヨタではヴィッツのような実用的なコンパクトカーからランドクルーザーのような悪路走行ができる車まで様々な車を製造しています。

多くのボディタイプの車を製造することで、その国の様々なニーズに答えることができるため必然的に売上台数も増えていきます。

メルセデス・ベンツやBMWなどの欧州車は、基本的にセダンとSUV需要にしか応えることが出来ず、顧客の幅が狭くなってしまうため販売台数が伸びないという実情があるのではないでしょうか。

東南アジアでの日本車メーカーのこれからの展望

高級セグメントの進出強化

バンコクやクアラルンプールなどの都市圏では、市民の収入が上がっています。そんな中で、レクサスやメルセデス・ベンツ、BMWなどの人気も高まりつつあります。実際に、バンコク市内ではレクサスの巨大販売店を見ることもありました。

これまで培ってきた、日本車というブランドは高級車を進出させる上でもアドバンテージになります。高級車になったとしても、故障の少なさや燃費の良さは十分訴求できるポイントになると考えられます。

東南アジアではSUV人気が加熱しており、レクサスだけでなくホンダのアキュラや、日産のインフィニティも都市圏を中心に参入すれば一定のシェアを獲得できるのではないでしょうか。もちろん今すぐに多くの利益が出るとは考えられないですが、成長している東南アジア諸国に今のうちに進出することで、ブランディングを徐々にしていき市場が成熟してきた頃に利益を生み出すことができるのではないでしょうか。

現地メーカーとの競合

電気自動車などの普及が始まると、ガソリン車よりも部品数などが少なくなるため、途上国での生産がしやすくなります。

事実、これまで独自に自動車を開発することがなかった中国は、電気自動車の発達と同時に国内で独立系の自動車メーカーが次々に設立されていきました。今すぐにすべての自動車が電気自動車に置き換わることはありませんが、自動車自体の製造が容易になることでそれまで国内に自動車メーカーがなかった国でも、会社が生まれる可能性もあります。

そのような場合に備えて、早いうちに現地企業との提携関係や、自社の電気自動車製品の強化などを行う必要があるのではないかと感じました。

まとめ

東南アジアでは国ごとに差があれど、日本車が圧倒的なシェアを獲得していることがわかりました。現地の人も日本車に対して好意的に思っている人が多く、日本人の自分も嬉しく感じました。

業界の変革期を迎える今、圧倒的な日本車の地位をキープするのは大変ですが、先行投資してきたこれまでの実績と製品の良さを生かして、これからも日本車を海外で多く見ることができるといいなと感じました。