【実は世界では人気!?】現在の韓国車事情とは?日本での発売は?

こんにちは。昨今、日韓関係はレーザー照射問題や徴用工問題などで冷え切っています。しかし、韓国では日本車が売れ続けており去年の末には4万台以上を売り上げて、日本車のシェア率は16%を超えるなど、過去最高の数字を記録しました。国内に同じように車メーカーが複数ある韓国でも日本車が売れ続けているのは、日本で韓国車が発売されていないという現状と比較すると対照的に感じます。

海外では韓国車は人気を博しており、ヒュンダイと起亜自動車のグループ会社の販売台数は、トヨタと日産・ルノー連合に続く世界第5位となっています。正直、一昔前までは日本車のパクリや安いだけが取り柄という嫌なイメージがあった韓国車ですが、なぜここまで世界で大躍進できたのでしょうか?そして、なぜ世界でもトップクラスの内需を誇り地理的にも韓国から近い日本という地で韓国車が販売されていないのか?その秘密を探るとともに日本車と比較をしていきたいと思います。

韓国車の歴史

「韓国車」とは韓国で製造されたり、韓国が発祥の地となった自動車ブランドなどを総称したものです。アジアンカーと呼ばれるアジアの中で生産されている車の中の1つとしても数えられます。(日本車はアジアンカーという括りではなく、ジャパニーズカーと呼ばれる1つの括りとして独立しています)

1955年にジープのような車を製造してから、韓国車の歴史が始まります。1904年に日本で初めて車が製造されたことを考えると、この時点で約50年の差が日本車と韓国車の間にはありました。

それからというものは価格の安さを基本的な武器として、車大国であるアメリカなどで販売台数を増やしていきました。しかし、為替の影響や韓国車よりも安価に販売されている中国車などが市場に本格的に参入してきたことにより、韓国車も安さを武器にするのではなく、品質の高さやブランド構築に力を入れるようになります。

最近では、アメリカのコンシューマーレポートと呼ばれる団体が発表した、車ブランドの信頼性を示すランキングでは、日本メーカー(レクサス、トヨタ、マツダ、スバル)に続く5位に韓国の起亜自動車がランクインするなど、日本車に次ぐ信頼性を得ています。ドイツ車に関しては7位にアウディーがランクインしているのが最上位であることを考えると、日本車に次ぐ信頼性を獲得しているのが韓国車と言ってもいいでしょう。

そんな、価格勝負の世界から品質勝負の世界に衣替えをし、世界でも一定のシェアを獲得している韓国車を見ていきましょう。

韓国車の主なブランド

  • 現代自動車(ヒュンダイ)
  • 起亜自動車(キアモーターズ)
  • ジェネシス
  • 韓国GM
  • ルノーサムスン自動車

ヒュンダイやキアモーターズに関しては海外でも人気のメーカーで、日本人であっても海外のレンタカーなどで運転をしたことがある方もいるのではないでしょうか?ヒュンダイ・キア・ジェネシスに関しては、現代・起亜自動車グループという1つのグループ会社で、海外にも多くの車を輸出しています。言うなれば、日本で言うトヨタです。ヒュンダイがトヨタであれば、起亜はダイハツ、ジェネシスはレクサスというように複数のブランドを持つ自動車メーカーです。実際に、乗用車のみの売上台数では現代起亜グループ全体では、フォルクスワーゲンとトヨタに次ぐ世界3位の巨大な自動車メーカーとなっています。

ジェネシスはトヨタのレクサスと同じようにヒュンダイの高級車セグメントを取り扱うブランドで、高く評価されているブランドとなっています。

韓国GMに関しては、2000年に破綻した大宇自動車をアメリカのGMが買収してできた自動車メーカーですが、業績は悪く工場などの閉鎖が続くなど、難しい状況にある自動車メーカーです。また、ルノーサムスン自動車も業績が悪く、もともと韓国国内向けのドメスティックブランドであったこともあり、日本人でルノーサムスン自動車について知っている人は多くありません。

実質的に世界で人気を集めている韓国車=現代・起亜自動車グループの車(ヒュンダイ・キア・ジェネシスの車)ということになります。これは、日本車がトヨタだけでなく、日産やマツダ、スバル、ホンダなどの他のメーカーも人気があるのとは対照的で、韓国車が人気というわけではなく現代・起亜自動車グループの車が人気という認識が正しいのではないかと感じます。

ヒュンダイの人気車種

ソナタ

ヒュンダイの中で最もポピュラーな車といえばソナタではないでしょうか?アメリカでは、売れ筋の車のサイズの1つとなっているミッドサイズセダンサイズの車種となっており、ヒュンダイの中でも売れ筋モデルの1つとなっています。日本車では、カムリなどの人気車種と競合するモデルとなっており、高い商品力が求められるセグメントとなっています。

グリルの造形やサイドラインなど、アウディーと所々似ていますが、デザインにおいては高級感を感じ、競争の激しいこのセグメントの中でも、一歩抜きん出たデザインをしていると感じます。

ハイブリッドなどの先進的な技術が採用されているわけではないですが、カムリと比較するとスポーティーでパワフルなエンジンが採用されており、運転を楽しみたいと思う人にとっては良い選択です。しかし、アメリカでこのサイズのセダンを購入する層は基本的に運転の楽しさよりも快適性を重視する傾向にあり、強いパンチはないものの、快適に運転できるカムリがトップシェアを獲得している理由がわかります。

また内装も質感が高い部品が使われており、商品力を高めています。ナビもAndroid AutoやCar Playを使えるようにされているなど、韓国車ならではのデジタル面の強さはさすがと感じます。ボタンなども操作性の良さを感じ、ひと目見ただけでどのボタンを押せばいいかがわかりやすい設計となっています。

このように全体的にレベルが高いソナタがアメリカでは2万300ドル(日本円で230万円程)から販売されているのが驚きです。それほど本気になってカムリが独占しているこのセグメントをヒュンダイがシェアを伸ばしたいと考えているのが伝わる価格設定となっています。

エラントラ

 

ソナタを一回り小さくした、ヒュンダイ製のセダンが「エラントラ」です。ソナタとともに、アメリカでレンタカーをするとよくこの車に遭遇します。日本車では、シビックやカローラなどと競合する車種で、ソナタと同じように競争の激しいセグメントの1つとなっています。アメリカでは、日本車のシビックやカローラなどに押されていますが、販売数は多く、2017年ではアメリカ国内で売れた車ランキングの20位にランクインしています(シビック:8位、カローラ:10位)

このセグメントは、各社が原価と戦いながら、最大限に商品力を高めているため、激しい戦いが求められるのがこのクラスの車です。その中で、ヒュンダイは価格の安さを武器にして、販売数を増やしているように見えます。実際、エラントラのエントリーモデルである、SEというグレードでは1万5600ドル(約170万円〜)と、安価な価格で販売しています。最大のライバルである、ホンダのシビックのエントリーモデルであるLXというグレードは、1万9450ドル(約215万円〜)とその差は40万円以上あります。このような値段差もあり、車体価格を抑えたいレンタカー会社などから多くの支持を得て、販売数を伸ばしているようにも考えられます。

それでも、ライバルと比較して後席の居住性やトランク容量の大きさにおいて勝っているなど、価格だけではない商品の良さを持っているのも事実です。日本車もスペースの利用効率が良い車の作りをしていますが、少なくともこのセグメントにおいては、ヒュンダイがレベルの高いものを提供しています。

またセーフティー関連のシステムにおいても先進的なものが採用されており、自動ブレーキやオートクルーズ、オートマチックハイビームなども搭載されています。また、このクラスでは珍しい休憩を促すシステムを搭載するなど、日本車顔負けのシステムも採用されています。

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