SUVの中でも人気なBMW X3。中古でも多く出回っているが故障はどうなの?

BMWといえば車好きなら誰もが憧れる、ドイツの名門ブランドです。そのスポーティで上質なイメージは、運転する人に歓びを与えるものです。中でもX3は都会的な雰囲気を漂わせており、日本をはじめ世界中で人気です。今回はそんなBMW X3の故障についてご紹介します。

BMW X3とは

まずはBMW X3についてご紹介します。BMWX3は2004年7月に発売開始されたミドルクラスSUVです。BMWのSUVとしてはX5シリーズが最初に世に送り出され、その人気からX3、X1、X4とSUVラインナップを拡大していきました。X3は初期モデルのE83型からフルタイム4WDを搭載し、2.5Lと3.0Lモデルの2グレードのラインナップからスタートしました。2011年3月には第2世代であるF25型が登場。初代モデルから燃費性能を大幅に改善。3リッター直列6気筒の自然吸気とツインスクロールターボエンジンの2グレードにて発売開始しました。カタログ値での燃費はリッター10.6km〜12kmと先代の8.4km〜9.2kmよりか大きく改善しました。そして、2012年にラインナップに加わった「xDrive20i」は2リッターの直列4気筒ツインターボエンジンを搭載し、燃費を14kmまで伸ばしました。2013年にはディーゼルエンジンを搭載する「xDrive20d」が追加され、その燃費は18.6kmまで伸ばすこととなりました。2018年現在もこのF25型のモデルが販売されており、各グレードにXラインやMスポーツなどを設定して幅広いニーズに応えるSUVとして販売されています。

BMW特有のオイル漏れと白煙

X3の故障としては、BMW定番のオイル漏れが挙げられます。エンジンのタペットカバー側に設置されているバルブトロニックモーターのシール部分の劣化によるオイル滲み&漏れが発生します。当箇所からオイルが漏れると、エキゾーストマニホールドに垂れてしまうことがあります。オイルがエキゾーストマニホールドの熱によって蒸発して白煙が発生します。オイルが垂れて白煙がほどの症状が出ている場合はすぐにディーラーにて修理しましょう。火災に繋がる可能性もあります。

 

続いて、厄介なオイル漏れがエンジンオイルパンからのオイル漏れです。これはオイルパンパッキンの劣化が原因になります。パッキン自体は安い部品なのですが、交換するためにはエンジンを吊り上げてメンバーを下ろす必要があります。ドライブシャフトを抜き、X3は4WDなのでフロントのデファレンシャルも取り外す必要がある大掛かりな作業になります。

冷却水漏れの場合では

X3でよく耳にするトラブルが冷却水漏れです。冷却水がもれるのはラジエーターもしくはラジエターホースが原因なことが多いです。X3の場合はラジエターコアがアルミ製となっており、サイドタンクやラジエーターホースを繋げる部分は樹脂でできています。この樹脂部分の経年劣化によってサイドタンクが割れることがあります。割れてしまうとそこから冷却水が漏れ出してきます。割れが小さい時に修理すれば特に問題ありませんが、長くその状態で走行を続けていると冷却水がなくなりオーバーヒートの原因となります。ラジエターの修理だけなら安く済んだのに、オーバーヒートでエンジンを壊してしまったら高額な出費となります。エンジンルームから甘い匂いがしたら冷却水が熱によって蒸発している証拠です。ラジエターホースの劣化による漏れも同じで、そのような匂いがしたらディーラーにて点検してもらいましょう。

また、サーモスタットも故障が発生するケースが比較的多いものです。ディーラーに預けた際には、サーモスタットも点検してもらったほうが良いと言えます。費用としてはラジエーターが純正で5万円ほどで、社外品の場合は3万円くらいです。サーモスタットは1万2千円ほどで、工賃を含めれば6万円から8万円くらいになります。

トランスミッションについて

BMWの車全般はトランスミッションが弱い傾向があり、X3においても様々な故障が発生しています。ATFの漏れからはじまり、変速ショックや変速不能、トルクコンバーターの滑りなどが挙げられます。その他ロックアップクラッチの損傷など、オートマチックトランスミッション関連のトラブルが発生しやすいのが特徴です。このような故障が発生すると、ディーラーではオートマチックトランスミッションの乗せ換えで対処します。そうなると国産車のように30〜50万円で済むことはなく、最低でも60万円くらいはかかってしまいます。リビルト製品を用いたとしても、40万円くらいは覚悟しなければなりません。

エアコントラブルについて

BMWのX3ではエアコンの故障もかなり発生しています。それはドイツ車全般に当てはまることで、日本の高温多湿の環境が想定されていないからです。最初のうちは問題なく動作しますが、短期間でだんだんエアコンの効き目が悪くなるわけです。特にエボパレーターからエアコンガスが漏れたりします。修理ではエボパレーターの交換となりますが、部品代がかなり高額になります。

また、インパネ周りを全て取り外さねばならず、作業も大掛かりになります。それ故、工賃自体も跳ね上がってしまうわけです。

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