BMWのZ4のような輸入車は一体どのくらいの維持費がかかるのでしょうか。これは多くの人が抱いている疑問で、輸入車を購入しようとしている人の多くが気になる疑問です。今回はBMWのZ4の維持費についてご紹介します。
BMW Z4とは
まずはBMWのZ4という車を簡単に紹介しましょう。Z4はBMWが生み出した軽快な走りを武器としているオープンスポーツカーです。幌を開ければ風を感じながらドライブを楽しむことができて、スポーツカーとしての運転する楽しさも感じることが出来ます。鋭く横に伸びたヘッドライトとキドニーグリルはBMWならではのデザインで格好良い仕上がりになっています。横から見ると地面を這うような低い姿勢で全体的なバランスも整っています。後姿はオープンカーらしい涼しげな佇まいで、余計なものが付いていない美しさがあります。Z4は圧倒的に速い車というわけではないのですが、加速力があって運転するのが楽しい車といえます。峠道などの曲がりくねった道の走行には向いていて、コーナリングからの立ち上がりも非常に速いです。見た目はオープンカーでスタイリッシュ、それでいてドライバーのテクニック次第で速く走ることが出来るので、運転の技術を磨きたいのであれば最適な車でしょう。輸入車の中では故障が少ない車種で、幅広い世代から支持を得ています。
BMWのZ4の維持費について
まずは燃費について考える
輸入車の多くは使用する燃料をハイオク指定にしている場合が多いです。理由としては日本の基準と海外の基準が微妙に違うことが原因になっています。レギュラーでも問題ないこともありますが、万が一に備えてハイオクを使用したほうが無難です。BMWのZ4もハイオク指定している車種の一つなので、ガソリンスタンドに立ち寄った際はなるべくレギュラーを入れないようにしましょう。ガソリンが高騰している時期は出費が増えますが、燃費は大体1リッターあたりカタログ値で10~14kmくらいです。このクラスの燃費としてはそこそこの燃費を記録しています。
車検時にかかる費用について
車の維持費というと多くの人が思い浮かべるのが車検の費用です。法定費用としては、自賠責保険が25,830円、自動車重量税が32,800円、印紙代が1,700円となっています。あとは点検費用と修理費用です。車検の時にオイル交換を実施したり、ワイパーの交換を行ったり、エンジンや足回りの点検や修理を行うと10万円以上の費用が必要になります。部品を海外から取り寄せないといけない場合はもっと割高になることが多いです。
タイヤ代
タイヤは命を乗せているといっても過言ではないくらい重要なものです。なので、タイヤの溝がなくなってきて、スリップサインが見え始めたらすぐに交換しましょう。BMWのZ4は18インチホイールを装着していたり、中には19インチホイールを装着している車両もあります。タイヤは18インチを超えると価格が高くなります。最近はアジアンタイヤの性能も上がり安くてライフもそこそこ長く安心して履くことができます。タイヤ通販のオートウェイでサイズ検索すると、255/35R/18の標準リアタイヤサイズだと安くて5,790円です。フロントタイヤの225/40R/18になると1本4,000円を切る価格でも販売しています。4本で3万円もしないですね。アジアンタイヤはどうかなと思われている方もいると思いますが、このくらいの価格帯でタイヤを買えるとランニングコストが安く済みますね。
ブレーキパッド
車検時の消耗品としてタイヤと同じくらい頻度高く交換が必要になるのがブレーキパッドです。パッド残数が3mmを切ると(新品は約10mm)車検NGです。メーカー純正のブレーキパッドはとても割高ですが、社外品のブレーキパッドを活用するとリーズナブルです。例えば、ヤフオクで「Z4ブレーキパッド」と検索すると5,000円代から出ています。それだと少し心配と言う方は、日本国内で製造しているブレーキパッドメーカーのアクレ社のユーロストリートパッド。ヤフオク掲載よりかは高いですが、17,000円〜19,000円と前後交換しても4万円ほどです。
まとめ
このように車の維持費というのは色々なコストがあり、車種によって金額は異なります。BMWのZ4のような輸入車でも、日本で多く出回っている車種であれば国産車のような感覚で修理に出すことができます。BMWは日本でもメジャーな自動車メーカーなので、一般的な自動車用品店などでも修理や点検を実施してもらうことが可能です。維持費をなるべく安く抑えたいのであれば、車検はディーラーに頼まないで町の修理工場や個人の車屋さんなどにお願いした方が安く抑えられます。