もう半年待つと…600PSに進化する、待望の時期M5に会える!
BMWの新型「5シリーズ」はすでに昨年デビューを果たしており、ツーリングワゴンやトップグレード「M550i」の詳細も判明しています。 確かに素晴らしいモデルたちです。 では、スポーツモデル「M5」の次期型はどうなるのでしょうか? 幸い新型M5は、そこまで長く待たなくとも、半年後には秋のフランクフルトモーターショウで公開されることになっています。それでも半年も待てないという方に、現在までに判明しているM5セダンに関する最新情報をお届けしましょう。 まず、エンジンですが、現行モデルに搭載されているツインターボV8の改良版が計画されているとのことです。 最高出力は600PSにも達する見込みです。 まさに、ライバルであるメルセデスAMGの「E63 S」とガチンコ勝負という形なり、こちらはすでに603PSに850N・mというスペック(AMG専用のツインターボV8仕様)でリリースされています。
M5初、4WDでデビューする次期型。そこにはBMWらしい仕掛けも!
さて、M5は8速ATに四輪駆動となる見込みですが、これについて少し詳しく見てみましょう。 これまでのM5はすべて後輪駆動(FR)でしたが、4WDに変わるのが大きなポイントです。 その理由の1つとしては、第2のライバルたるアウディ車が誇る「クアトロ」ブランドの4WDに対抗するためです。 アウディでは、クアトロを全車種で選べるほど、搭載車種を拡大しています。 また、雪の多い地域でもM5の顧客を増やせるように、という目的もあるようです。 それでもM5にはBMWらしく「Mダイナミックモード」という機能があります。 これをセレクトすると、フロントのディファレンシャルをカットすることで、FRに変身して後輪のみにすべてのパワーを伝えることも出来るようになります。
実はこれまで、アメリカ専売のマニュアルがあったM5ですが…
ただ、残念ながらMTバージョンは設定されないということです。 実はアメリカ市場向け専用として、BMWはM5のような大型セダンにも、これまではマニュアルを設定していました。しかしより小型の「M3」や「M4」とは異なり、M5ではマニュアルを選ぶ人が充分にはいなかったのです。 やはり生産面でコストを勘案すると、ATに統一するのが得策なのでしょう。 それでもパフォーマンスに関しては、期待を裏切ることはありません。 現行モデルが0~96km/h加速に4.4秒かかっていたのに対し、4秒を切る数値を記録しています。 4秒切りにこだわったのは、5シリーズ標準モデルの中では最上級のM550iが、3.9秒というタイムを達成していたからで、M5としてはどうしてもこれを下回らなくてはなりませんでした。 運動性能全般については、エンジン性能だけでなく車重も影響してきますが、新型でも重さはさほど変わらないようです。
最適な運動性能を確保するために…
新型モデルでは軽量アルミニウムや高張力鋼板、カーボンファイバーといった新素材がふんだんに使われていますが、それでも車両重量は現行モデルの1,870kgから1,815kgと、約55kgの違いに留まっています。 これはなぜかというと、やはり前述のように、標準搭載される4WDシステムが大きく影響しているようで、致し方ないところでしょう。 デザイン面では、これまでの定石通り、M専用のホイールが与えられ、フロントやリアエンドにも独特の専用パーツでスポーティーな出で立ちに仕上がるはずです。 9月のデビュー前、すなわち夏頃には、さらに詳細が明らかになるはずです。 BMWのスポーツモデルとしての大御所が新型にバトンタッチするときを、楽しみに待ちましょう。
The 2018 BMW M5: Everything There Is To Know So FarAncar | Ancar(アンカー) – 中古車の個人間売買