スポーツトラック、ピックアップトラックの代表、フォードF-150ってどんなクルマ??気になるサイズや燃費

フォードF-150は、なんと1948年以来の大ベストセラー!

日本ではまず正規販売されず、販売されたとしても売れるわけも無いアメ車。 フルサイズのミニバンやSUVなどは大抵そうですから、日本メーカーが作っているそれらの車種も、大抵は日本に導入されません。 ひと昔前に、ホンダが北米版オデッセイを日本でもラグレイトとして販売して「大きい!大きすぎる!」と今ひとつ人気が出ず、旅館の送迎用としてなら好評だったのが話題になったくらいです。 そのラグレイトでさえ北米ではミドルクラスミニバンだったのですから、「フルサイズ〇〇」と呼ばれる車がどれだけ巨大だったかがわかるでしょう。 その中でも年間販売台数では常に上位、トップに立つことすらあり、なんと初代モデルが1948年に登場して以来のベストセラーなのが、フルサイズピックアップトラックのFシリーズです。 日本製の車でもっとも古く初代モデルが誕生し、現在でも販売されているのはトヨタ ランドクルーザーですが、それですらデビューは1951年、ランドクルーザーを名乗るようになったのは1954年。 ましてやランドクルーザーは確かに信頼性の高いモデルで全世界から重宝されているとはいえ、大ヒット作というほどのモデルではありません。 むしろ日本でそれに近いのはハイエースではないでしょうか?

F-150は長すぎて細長いクルマに見える!

現在のFシリーズは主に商用モデル、あるいはそれをベースにキャンピングカーなど、巨体を活かすカスタマイズを受けたモデルを「スーパーデューティー」シリーズとして分離し、一層巨大化したボディを持つそれらはF-250やF-350、F-450、F-550と数字が大きいほど巨大なボディを持っています。 それらはあまりに大きいので日本的には「巨大なボンネットトラック」のように見えますが、それらより巨大なF-650やF-750が「ミディアムデューティートラック」として販売されているのを見ると、アメリカ的価値観を理解するのにこれほどわかりやすい例はありません。 とにかく大きいことはいいことだ!と言わんばかりのこれらこそが、アメリカというものなのでしょう。 Fシリーズに話を戻すと、一般ユース向けフルサイズピックアップトラックはF-150と呼ばれており、それですら現行モデルの全長は最低でも約5.1m、最大のモデルで約6.3mを誇ります。 それに対して全幅約2mは確かに大きいものの、全長の長さを考えると細長い車に見えてくるから不思議です。 しかし、垂直にそびえたつ崖のようなフロントグリルと、その上のボンネット、その下にどんな巨大なエンジンが詰まっているかと思うような広大なエンジンルームを見ると、ただひたすら「巨大なるかなアメリカ!」と思うしかありません。

大迫力のF-150ですが、意外にも燃費はいい?

しかしこのF-150、ただ大きいわけではありません。 2017年モデルでは、新規に開発されたフォード「エコブースト」3.5リッターV6ターボを搭載し、10速ATで緻密な変速を行い燃費も良好なモデルがデビューしています。 そうしたフルサイズピックアップには大排気量V8やV10エンジンというイメージがありますし、実際現行モデルにも5リッターV8エンジン搭載モデルがありますが、スポーツモデルはこのエコブーストになる模様。 最高出力365馬力はともかく、最大トルクが62.2kgmに達するのですから、6リッタークラスのV8エンジンに匹敵します。 一応これがアメリカ版の「ダウンサイジングターボ」ということになるのでしょうが、スケールが違いすぎて、もう何が何やら? しかも、よりダウンサイジングされたエコブーストエンジン、2.7リッターV6ターボ搭載モデルは、4WD車でも7.6km/L、高速道路なら9.7km/Lに達します。 つまりスバル WRX STi程度の燃費なわけで、スポーツカーと思えばそう悪いとも言えません。 昔のジープ・チェロキーのように2km/Lしか走らなくてアメリカン!などと言っていた時代は、完全に過去ですね。

 

トップモデルのSVTラプターはツインターボで450馬力!

しかし、エコブーストの3.5リッターV6ターボ搭載車がトップモデルではありません。 さらにその上にはF-150 SVTラプターというトップモデルがあり、こちらは同じエコブーストエンジンながらツインターボで実に450馬力、最大トルクに至っては70.5kgmを発揮します。 1991年にデビューした初代ダッジ・バイパーの7.9リッターV10エンジンと馬力で同等、トルクが上回ると言えば、そのスゴさがわかるでしょうか? こんなエンジンをピックアップトラックに積まれたのでは、バイパーの最終モデル(現時点では2016年生産終了の3代目が最後)に8.4リッターV10を積んで、640馬力 / 83kgmも発揮しなければいけないわけです。 もちろん、F-150はバイパーほど軽くは無く、車重2.5t前後のヘビー級ではありますが、その巨体を軽々とダッシュさせてこられた日にはたまりませんね。 最近のシェイプアップされたアメリカンスポーツカーよりも、こうしたパワフルなフルサイズピックアップトラックの方が、よほど「アメリカンマッスルカー代表」にふさわしい、そんな気がします。

また、大型のアメ車に興味のある方は、フルサイズのシボレー C1500の特徴、燃費、維持費などを紹介している記事をご覧になるのはいかがでしょうか? そちらの記事は以下リンクよりご覧いただけます。

【シボレー C1500】ピックアップトラックとは?アメ車の魅力を紹介

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