皆様は、「ZEONICTOYOTA(ジオニックトヨタ)」 という名前をご存知でしょうか。
大手車両メーカーTOYOTAとガンダムシリーズではおなじみのジオン公国が共同開発したチームこそ「ZEONICTOYOTA 」です。
ガンダムマニアの間で永年愛される「ZEONICTOYOTA」が世界にもたらした功績について、ガンダムマニア歴20年の筆者が徹底解説します。
ZEONICTOYOTA とは
まず、バックストーリーから始まります。
トヨタ改善案を取り入れたジオン公国軍の「統合整備計画」。
ZEONICTOYOTA のプロジェクトを管理するシャア・アズナブルのもと、新型車両を作りました。それがシャア専用オーリスです。
完成したシャア専用オーリスに乗ると、パワーアップや絶対的な速度の追及ではない、新しいクルマの楽しみ方の提案であり、あたかもモビルスーツを操縦しているような錯覚に陥るような演出を感じることができます。
ZEONICTOYOTA のプロモーション映像には、シャア・アズナブル大佐とララァ・スン少尉がシャア専用オーリスで、基地へ向かいます。
コロニー内のワインディングロードをシャアがオーリスで駆け抜け、シャアにひとときの愉しみを感じさせながら、専用シートのホールド感や洗練されたエアロパーツはモビルスーツと言っても過言ではありません。
エンジンスタートやライトオンなどのアクションに伴う作動音がザクⅡを思わせる点は、ガンダムファンにはたまらない一品です。
このシャア専用オーリスを公道などで見かけた人がSNS上で「シャア専用オーリス見た」と感想を寄せるほど人気がある車です。
ただ、残念ながらオーリスの生産はされておりません。下記に公式ホームページを掲載します。
ZEONICTOYOTA 開発車について
トヨタとジオニック社の共同開発されたシャア専用オーリスが2013年に発売されました。
内装をこだわり抜いたシャア専用オーリス。
これに乗ったらニュータイプになれるかもしれないと思わせる一台で、トヨタモデリスタが用意するキットパーツを装着した車両です。
特徴的なのは、モビルスーツをイメージしたパーツが装着されており、エンブレムはトヨタマークではなくジオンのマークになっています。
ボディは、デカールキットの構成パーツになっており、1.5リッターエンジン・ジオニックトヨタのロゴ入りの18インチホイールが装着。
フロントがストラット式・リアがトーションビームのサスペンションで、表面からは見えませんがフラットパネルが大きめになります。
シャア専用オーリスの特徴として、ブレードアンテナは可倒式にすることで安全要件を満たし、シャアやガンダムを知っている人にはたまらない、ザクのボディーカラーである赤で設定されています。サザビーのような色合いで、真紅の赤色です。
スポイラーは基本的に樹脂で作られています。ですがシャア専用オーリスは、綺麗な色を出すために、樹脂ではなくスチームで作られています。
また、リアのスペースが広めになっております。ちなみにリアシートの中央にはアームレストが標準で装備され、ジオニックトヨタのロゴが入ったフロアマットが魅力です。
ステアリングはシャア専用になっており、オーナメントが入っています。
シフトノブのレバーもジオン公国のマークが入り、助手席前のパネルが特徴的。
エンジンを起動するとパーソナルマークとレディーの文字が入り、クルマを発進させるとスラスターレミーのマークに赤いランプがつきます。
インテリアの材質改善にソフトポッドが使われ、とても上質な素材になっており、キーレスエントリーもシャア専用カラーです。
いかがでしたでしょうか。
シャア専用オーリスはガンダムマニアとっては必ず手に入れたい車両です。
永年愛されるシャア専用オーリス
いま愛知に来てるけど、さすがTOYOTAを持つ県。シャア専用オーリスが走ってたぜ。
— natsu!〝なつ〟 (@natsu_nattsu_s) November 10, 2021
最後に、シャア専用オーリスを見かけるとSNS上では現在も話題に上がることが多いです。
乗っている人がうらやましい限りです。
さらに、車についているナビは、アイコンがザクヘッドになっており、メニューをボタンを押すと「私を導いてくれ、もちろん交通規制に従ってな」と、シャアの声で語りかけてくれます。
その他にも、「勝利の栄光を君に」「エコドライブを心掛けてみてはどうかな。燃費を良くすることができるのでな」「東京に入った。引き続き操縦を頼む」というような音声が流れます。
ララァ・スンでは、「お疲れ様でした、素敵なドライブでした」「この先、一時停止です」「神奈川に入りました。さあ、行きましょう」などのガンダムマニアには、たまらないフレーズが多いのも永年愛される理由ではないでしょうか。
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