新車は高いし、中古車は嫌だし、何かいい車はないかな? そんなユーザーに大人気なのが「未使用車」、走行距離が5kmなど極端に少ない中古車のこと。 一旦誰かの車として登録だけはされているので新車ではありませんが、ほとんど乗られていないため「未使用車」、他には「新古車」や「登録落ち」なんて呼び方もありますね。 製造されてから走った距離が数kmならば新車同然、そして気になる価格は……人気車種のスズキ・ワゴンRの未使用車で新車と比較してみましょう。
本当にお得なの!?未使用車
Webで新古車を検索をしてみると、90万円前後という価格で数100台もヒットします。 一方の新車価格はというと、メーカーHPには107万8,920円〜とあるではないですか。 「おっ、17万円以上も安いじゃん!!」 確かにそうなのですが、それって本当なのでしょうか? 例えば、比較している新車ですが、値引きを忘れていませんか? いま売られているワゴンRの発売は2012年、市場に出て4年もたったモデルを定価そのままで販売している、そんな強気なディーラーはいません。 ワゴンRのベーシックグレード・FAならば14万円の値引きが可能なんていう話も耳にします。 新車と未使用車、値引きを考慮すると車両本体価格は3万円差……それでも未使用車のほうが安い!!そんなふうに思っている人は、これまた大切なことを忘れています。
車両本体価格だけでは車は買えません
車は本体の価格だけで買うことはできません。 スズキのメーカーHPによると、ワゴンRの新車の場合、諸費用とオプション価格の合計は10万4,590円、車両本体価格に加えて、この金額を払わないと車を購入することはできないのです。 そして、ショップにもよりますが新車のディーラーと中古車店なら、未使用車を扱っている中古車店のほうが、諸費用やオプション価格が高い傾向があります。 加えて、いらなくなった車を下取りしてもらうとして、その価格の比較も忘れてはいけません。 車両本体やその他の費用をぐっと抑えているように見せておいて、下取り価格は相場よりもずいぶん安い、トータルで見るとずいぶん高かった、これはよく使われるテクニック。 車を売っている所は、すべて商売でやっている以上、自分たちが損をしてまで車を売るということはあり得ません。
どれだけ安く見える販売価格でも、必ずどこかで儲けているのです。 ですから購入を決める時には、車両本体の価格だけで考えてはいけません。 車を購入するときにかかる金額すべてを「支払総額」で考え比較すれば、未使用車が極端に安いなんてことはないということに気付くはずです。 未使用車の購入を考えるなら、必ず新車の見積りと比較した後に決めましょう。
次の車を購入する前に、現在お乗りのお車を高く売るには、おまかせ出品がおすすめです。