フェラーリ308がV12気筒に!
1980年代に登場したフェラーリ308GTSQVはV8エンジンを搭載していながらも240馬力しか発生させる事が出来ず、満足する事が出来ないオーナーがいました。 そのオーナーはNigel Mansell’sにあるフェラーリのディーラーに308を持ち込みどうにかできないかと相談した所、解決方法を見つけました。 その方法は元々のV8エンジンをフェラーリ400シリーズに搭載されているV12エンジンに換装する事でした。
世界に4台しかないV12気筒の308GTS
このV12エンジン搭載のフェラーリ308のニックネームはNigel’s Flyerと名付けられ、評判のよいメカニックに託されました。 元々ミッドシップの308にV12エンジンを搭載するの簡単ではなく、完成までに長い時間が費やされました。 そして換装が終わった308は4.8リッターになり、340馬力を発生させる事が出来るようになりました。 世界中でV12エンジンにスワップされた308は4台しかなく、その内の1台がシルバーストーンオークションに出品されました。
今回出品された308は貴重なメタリックブルーのエクステリアにホワイトレザーのインテリアとなっており、海外では珍しい右ハンドルになります。 2013年に新しいオーナーに見つけられるまで10年間倉庫で保管されていました。 エンジンだけでなく、サスペンションも交換しましたが、内装はとても綺麗だったのでオリジナルのままを保っています。 この308の予想落札価格は700万~900万円の間と言われています。 この貴重な一台は誰の手に渡るのでしょうか。
This Is One Of Just Four V12-Swapped Ferrari 308s In The WorldAncar | Ancar(アンカー) – 中古車の個人売買