シトロエンでは、過去にさまざまなモデルが扱われており、中でも「DS3」は注目されていたモデルです。
シトロエンのDS3は、2009年〜2019年まで販売されていました。
中には「シトロエンのDS3を中古で購入しようか迷っている」と思っている方もいるでしょう。
そこで本記事では、シトロエンのDS3の燃費やサイズなどのスペックを紹介します。
また数々の記事でシトロエンのDS3がエンジン不調を起こしやすいと言われているが、果たして本当なのかも解説します。
シトロエンのDS3とは?
フランスの自動車メーカであるシトロエンのDS3は、2009年〜2019年の10年間販売されていたモデルです。3ドアのハッチバック型であり、1955年に発売されたシトロエンのDSが由来となっています。DSとは、「Different Spirit」の略称であると言われており、他の自動車メーカーやブランドにはないモデルであることを表現しています。
シトロエンのDSをモチーフにしているとはいえ、DS3の方が街乗りに向いているデザインだと言えます。国産車で例えると、トヨタのアクアのような形状をしています。DSと似ている箇所は、ルーフが浮いているように見えるフローティングルーフです。他にもカラーカスタマイズのバリエーションなどの要素が似ており、DSの要素を取り入れながらも乗りやすさを追求したモデルです。
燃費やサイズなどのスペック
シトロエンのDS3の購入を検討している方は、事前に燃費やサイズなどのスペックを確認しましょう。DS3のサイズは、全長3,948mm×全幅1,715mm×全高1,458mmです。
燃費は年式やグレードによって異なります。
モデルの販売期間(グレード) | 燃費 |
H22.5〜H24.3(シック) | 10・15モード:12.5km/L |
H22.5〜H24.3(スポーツシック) | 10・15モード:13.7km/L |
H22.10〜H23.9(シック エディション・ノアール) | 10・15モード:12.5km/L |
H22.10〜H23.9(スポーツシック エディション・ノアール) | 10・15モード:13.7km/L |
H22.10〜H23.9(シック マップ) | 10・15モード:12.5km/L |
H22.10〜H23.9(シック コ デザイン) | 10・15モード:12.5km/L |
H23.1〜H24.2(スポーツシック エディション) | 10・15モード:13.7km/L |
H23.1〜H24.2(シック エディション ブラン) | 10・15モード:12.5km/L |
H23.1〜H24.2(シック ユニーク) | 10・15モード:12.5km/L |
H23.4〜H23.7(WRCデビュースペシャル) | 10・15モード:12.5km/L |
H23.5〜H23.7(シック モノトーン) | 10・15モード:12.5km/L |
H23.9〜H24.4(スポーツシック エディション・ノアール) | 10・15モード:13.7km/L |
H24.4〜H25.7(シック) | 10・15モード:12.5km/L |
H24.4〜H25.7(シック ウルトラプレステージ) | 10・15モード:12.5km/L |
H24.4〜H25.7(スポーツシック) | JC08モード:14.1km/L |
H24.4〜H25.7(スポーツシック ウルトラプレステージ) | JC08モード:14.1km/L |
H25.7〜H26.2(シック) | JC08モード:12.6km/L |
H25.7〜H26.2(シック ウルトラプレステージ) | JC08モード:12.6km/L |
H25.7〜H26.2(スポーツシック) | JC08モード:14.1km/L |
H25.7〜H26.2(スポーツシック ウルトラプレステージ) | JC08モード:14.1km/L |
H25.10〜H26.4(シック レザー エディション) | JC08モード:12.6km/L |
H25.10〜H26.4(スポーツシック レザー エディション) | JC08モード:14.1km/L |
H26.2〜H26.4(シック) | JC08モード:18.6km/L |
H26.2〜H26.4(スポーツシック) | JC08モード:14.1km/L |
H26.4〜H26.5(シック) | JC08モード:18.6km/L |
H26.4〜H26.5(スポーツシック) | JC08モード:14.1km/L |
表の通り、年式が新しいほど燃費が良いと言えます。運転の仕方によって実際の燃費は異なりますが、中古でシトロエンのDS3の購入を検討している方は参考にしてください。

シトロエンのDS3はエンジン不調を起こしやすいって本当?
数々のサイトや記事で、「シトロエンのDS3はエンジン不調を起こしやすい」と言われています。そこで実際に行われたエンジン不調関連の修理内容を紹介します。
エンジン不調の原因や状況:エンジン停止直後にコトコトと音がする
費用:15,980円 |
エンジン不調の原因や状況:オイル漏れ
費用:49,000円 |
エンジン不調の原因や状況:エンジンオイル漏れ
費用:133,749円 |
エンジン不調の原因や状況:エンジンオイル漏れとファンベルトの劣化
費用:80,982円 |
エンジン不調の原因や状況:ベッテリーの劣化
費用:39,820円 |
シトロエンのDS3は、エンジン不調に関する修理依頼がたくさんありました。おそらく、海外メーカーの車種であるので、日本の交通状況に合わないことが原因だと考えられます。日本は信号機の数が世界一であり、発信や停止の頻度が多いのは車に負担をかけることにもつながります。
同じエンジン不調でも、修理にかかる費用は幅広いです。数万円で修理できる場合があれば、十万円以上かかる場合もあります。また修理先によっては、点検を細かい部分まで行ってくれる分、費用がかさんでしまうケースがあります。
まとめ
シトロエンのDS3は、1955年に発売されたDSを由来としたモデルであり、昔ながらの雰囲気を残しつつ、街乗りに適した造りとなっています。
しかしシトロエンのDS3は、2019年に販売終了となっているので、購入する場合は中古車として購入する必要があります。
また中古車の場合、エンジン不調を起こしやすいと考えられるので、購入する際には不備がないかを事前に確認しましょう。
シトロエンのDS3の購入を検討している方は、本記事で紹介したエンジン不調が起こった場合にかかる費用などをぜひ参考にしてください。