ドイツの高級車メーカーである『アウディ』。
『シルバーフォーリングス』と呼ばれる4つの輪で表されたエンブレムが象徴的です。
独自のフルタイム4WDを開発し、高級車メーカーとして有名になったアウディですが、数字やアルファベットの意味がわからず、モデルごとの違いもわかづらいもの。
そこで、モデルの違いや数字の意味について解説していきます。
アウディの歴史
アウディの始まりは1909年。
創業者であるアウグスト・ホルヒ氏は、メルセデス・ベンツで工場長を務めたのち、1909年に独立。
創業当時『ホルヒ』という社名だったものを、1910年に『アウディ』に変更しました。
1964年にはフォルクスワーゲンの傘下に置かれ、1967年、ヤナセがアウディの輸入販売を開始。
1998年からは日本国内で、アウディ製品の輸入卸業務を開始しました。
アウディのモデルの違いとは
アウディには、様々なモデルがあります。
アルファベットのあとの数字は、1~8まであり、数字が大きくなるにつれてボディサイズはもちろん、エンジンサイズも大きくなります。
よって、Aクラスであれば、数字が大きくなることに比例して価格も高くなるのです。
そこで、モデルの種類と意味について紹介していきます。
A
最もベーシックなモデルであるAシリーズ。
Aは、『Attractive(魅力的)』の頭文字からきており、「世界で最も魅力的なヨーロッパ車」という意味があります。
S
Aモデルをベースに、Aよりもハイパフォーマンス・スポーツモデルとして作られたSモデルは、『Sport(スポーツ)』の頭文字からきています。
Sモデルの場合、ハイパフォーマンスであり、ラグジュアリー感を失わないように製造されています。
RS
アウディの中でも最高峰スポーツモデルであるRSモデル。
前記したSモデルよりも走行性能が高いのが特徴。
RSは、『Racing Sport(レーシングスポーツ)』からきています。
RSモデルは、ハイパフォーマンスを追求するために、完全に走行性能を重視して製造されています。
Q
アウディが独自開発した「画期的なフルタイム4WDシステム」として登場した『Quattro』。
そのQuattroを導入したSUVシリーズがQモデルになります。
実は、フルタイム4WDを乗用車に導入したのはアウディが初。
路面状況に応じて4輪に駆動力分配を変化させることで、ハイパフォーマンスを実現しました。
そこでオーバーステアやアンダーステアなどの打ち消しと同時に、安定したハンドリングなどを発揮させます。
「より速く安定した走行ができる」ことを重要視して作られたQuattro。
一般的なフルタイム4WDとは一味違います。
TT
コンパクト・ハイスポーツモデルであるTT。
イギリスのマン島でおこなわれている『Tourist Trophy Race(TTレース)』で好成績を残したスポーツカーが由来となっています。
フォルクスワーゲンのゴルフをベースとして作られています。
R
Rモデルは、クーペ型スポーツカーです。
ランボルギーニのガヤルド・ウラカンとは、メインフレームやエンジンブロックなどのベース部品を共有していることで、事実上の兄弟車になります。
R8は、ほとんどが熟練工によって手作業で製造されているので1日20台の生産ペース。
そのため、価格帯も3,076万円~と高額になっています。
e-tron
アウディ初の電気自動車であるe-tron。
現在は、Q4・RSにも設定されています。
Ancar Channelにて、e-tronについての記事もありますので、ご覧ください。
アウディTT 生産終了!期待の新型の電気自動車「e-tron」についても詳しく解説
アウディの燃費ランキングを紹介!
ここでは、アウディの燃費が良い車をランキングにして紹介します。
アウディ車の購入を考えている人は、こちらのランキングを参考にしてみてはどうでしょうか。