世界でも長きにわたってファンの多いマセラティのGhibli・クアトロポルテなどについてご紹介します。新車購入からその後にかかる維持費について紹介していくので、マセラティの購入を考えている方は頭の片隅に入れておくようにしましょう。
マセラティとは?
マセラティは、「オフィチーネ・アルフィエーリ・マセラティ」という名で、天才エンジニア兄弟により設立されたイタリアの自動車メーカーです。洗礼されたデザインで、コンパクトでシンプルなデザインの中に、イタリア人やドイツ人のデザイナーそれぞれの特徴をしっかりと取り入れた車です。
マセラティの人気車種「Ghibli」にディーゼル車!
マセラティ社を代表する車の一つにGhibliがあります。デザインはエレガントなのにもかかわらず、スポーツカーのよう力強さもある車で、マセラティではグランドツアラーと呼ばれています。購入する人(オーナー)の意向を叶えるスペシャルな車となっていて、現代でも最新型を待つ人がたくさんいます。パワフルな走りで、洗礼されたデザインのGhibliを自分でカスタマイズオーダーできるのは魅力的です。公式HPによると、ディーゼルモデルは生産終了し、新規オーダーの受付をしていないそうです。中古車市場で探すようにしましょう。
マセラティの維持費内訳7つ
様々な人から羨望のまなざしを受けるマセラティですが、維持費には気をつけなければなりません。他の車種でもそうですが、車を持つということは車を買ってすべて終わりということではありません。人間も生きているだけでお金がかかることと同じで、車も持っているだけで維持費がかかります。ここからは、マセラティを維持するのにどのような維持費がかかってくるのかについてご紹介します。
マセラティの維持費内訳1:自動車税
マセラティの維持費の1つ目は自動車税です。自動車税はすべての保有車に毎年かかってきて、車を持つときはセットで付いてくると認識しておきましょう。自動車にかかる税金の見直しが行われ、2019年10月1日以降に新車登録した車は自動車税が引き下げられましたが、それ以前に新車登録された車の場合は、適応外となるので注意しましょう。自動車税は所有する車の排気量に応じて課されます。現行車のベースモデルの場合、排気量は2979ccなので自動車税は50,000円となります。税金は必ず維持費としてかかります。覚えておきましょう。
マセラティの維持費内訳2:重量税
マセラティの維持費の2つ目は重量税です。通常、重量税というのは新車登録のときに3年分、その後車検のたびに2年分支払うものです。簡単に説明すると、車の重さによってかかる税金のことで、その車の経過年数によって払わなければいけない金額が変わってきます。13年以上になると金額があがってその後の18年になるとまた更に金額が上がっていきます。こちらも必ずかかってくる維持費です。例えば現行車のベースモデルの場合、カタログによると車両重量は1,950–1,980kgとなっているので、1年あたり16,400円ということになります。
マセラティの維持費内訳3:車検費用
マセラティの維持費の3つ目は車検費用です。車検は、税金同様に車を保持するうえで無視出来ないものです。駐車場においてある車を見てみるとフロントガラスに何月が記載されているステッカーが貼ってあります。車検は車が保安基準に適しているかどうかをチェックする点検で、普通車の場合、初めの点検は購入から3年後で、こちらも必ずかかる維持費となっています。マセラティの場合10万円以上は覚悟しておいた方が良さそうです。
マセラティの維持費内訳4:自動車保険
マセラティの維持費の4つ目は自動車保険です。自動車保険には2つあり、自賠責保険と任意保険があります。自賠責保険はすべてのドライバーが加入しなくてはいけないもので、事故等が起きた時に相手への補償をしてくれます。任意保険は自ら選び、各保険会社と契約するものです。外車の場合、国産車と料金が変わってくる場合もあるので、注意しましょう。
マセラティの維持費内訳5:駐車場代
マセラティの維持費の5つ目は、駐車場代です。車を持つ場合、その車を置いておく場所も必要になってきます。自宅に駐車場がない場合は近くのコインパーキングや月極駐車場を借りる必要があります。Ghibliでいうと車幅が約2m、全長約5mあるため、駐車場を探すのが困難なこともあります。気を付けましょう。
マセラティの維持費内訳6:メンテナンス代
マセラティの維持費の6つ目は、メンテナンス代です。車検は3年もしくは2年に1回ですが、頻繁に車に乗る人や長距離を乗る前などは、車検とは別に点検を行うほうが良いでしょう。マセラティのディーラーへ毎回出すのは大変と思う方は、カーショップやガソリンスタンドなどでも見てくれます。また、ワイパーのゴムやウォッシャー液などは自分でも交換できるので、可能な場合は愛車をチェックしてみましょう。
マセラティの維持費内訳7:燃料代【ガソリン車/ディーゼル車】
マセラティの維持費の7つ目は、燃料代です。こちらも、乗る車全てにかかる維持費です。ガソリン代はその時期によって変動があるものなので、一概に料金のご案内は難しいですがガソリン車のほうがディーゼル車より高い傾向にあります。自分が走る距離や頻度などを考えて、遠くに行くことが多い方はディーゼル車を選択してもいいでしょう。自分のスタイルに合っているものを選択しましょう。
マセラティのスペック比較
さてここからは、マセラティの車種のスペックの違いについてご紹介していきます。世界でもたくさんの人が憧れているマセラティですが、その中でも代表的な、Ghibli・クアトロポルテ・Ghibliディーゼルについてご紹介します。この中でもGhibliディーゼルは注目の集まっている車種になります。
Ghibli
マセラティ社の代表的な車種である、「Ghibli」についてご紹介します。自分でカスタマイズできるなどのオプションがあり、自分の好きな一台にすることができるためファンの方も多いでしょう。Ghibliシリーズ(Ghibli S、Ghibli S Q4、Ghibli Diesel)はこのギブリがベースとなっています。
サイズは、全長4,985mm・全幅1,945mm(ミラー含2,100mm)・全高1,485mmです。
Ghibli S
「Ghibli S」についてご紹介します。Ghibliシリーズは上記のGhibliが基となり自分の趣味や趣向・ライフスタイルに合わせてGhibliのラインナップの中から選びます。Ghibli SとGhibliの最大の違いがパワーとスピードです。Ghibliの最大出力が350PS、最大トルク500Nmであるのに対し、Ghibli Sは最大出力430㎰、最大トルク580NmなのでGhibli Sのほうがスピードが出ます。
Ghibli S Q4
「Ghibli S Q4」についてご紹介します。Ghibliのガソリン車は最高の全輪駆動システムと先進運転システム(ADAS)が搭載されているため、長距離を走行する場合でもスムーズに運転することができます。また「Ghibli S」と「Ghibli S Q4」は、最大出力が430psで、最大トルクが580Nmとなっていて最高速度は同じです。しかし、ホイールとバンパーとグリルが違い「Ghibli S Q4」のほうがスポーティーな見た目に仕上がっています。
Ghibli Diesel
「Ghibli Diesel」についてご紹介します。ディーゼルですが、他のGhibliシリーズのエンジン車と同じぐらいの排気量となっており、ディーゼル車の中では、比較的排気量が少なくなっています。高級感のあるボディーとシルエットで最大トルクが600Nmとなっています。
Quattroporte
Quattroporteのご紹介をします。サイズは全長5,270mm・全幅1,950mm(ミラー含2,130mm)・全高1,470mmとなっており、今まで紹介してきたGhibliシリーズよりもサイズが大きいものです。カーレーシングの機能を搭載しスピード感があるにもかかわらず、見た目は重厚感があるデザインとなっています。最大出力が350ps・最大トルク500Nmのため発進もスピーディーで、加速も0-100mまで5.5秒で到達できます。
マセラティメンテナンスプログラムを活用しよう
車を乗る際に注意したいのが故障です。日本車や多く流通している車であれば、「故障した、カーショップに行こう」と思い立ったら、すぐに直すことも可能ですが、マセラティの車の生産数は少なくなっています。生産数が少ないということは、直せる業者も少ないということです。直すのによりスムーズで、自分にも負担(修理費・維持費)が少なく安心を与えるため、マセラティ社がおすすめしているメンテナンスプログラムを利用しましょう。
快適にマセラティに乗るなら必須!
マセラティメンテナンスプログラムは、故障を事前に防ぎ、安全に利用するためにも、利用することをおすすめします。国産車でないこともあり、修理ができるお店が少ない可能性があります。また修理ができたとしても、パーツを国外から取り寄せたりすることで修理費が高くなる可能性があります。マセラティメンテナンスプログラムでは、マセラティの知識を持ったスタッフがしっかりとメンテナンスやアフターケアを行ってくれるため、故障を事前に発見できたりする可能性が高まります。
メンテナンスプログラム3年保証
マセラティのメンテナンスプログラムは3年保証です。3年間であれば、定期的な部品の交換だけでなくメンテナンスも行ってくれます。このメンテナンスプログラムは12カ月点検・24カ月点検・36カ月点検が受けられます。1年ごとでは不安という人は、頻度を上げて点検しましょう。
メンテナンスプログラム延長保証
マセラティのメンテナンスプログラム延長保証をご紹介します。メンテナンスプログラムは走行距離が100,000km未満であれば、上記の保証をさらに1~2年間延長できます。延長期間中は、メンテナンスプログラムと同様の保証を受けることができます。
マセラティで節約したいならGhibliディーゼル
マセラティは世界中の人々が憧れる車ですが、購入するにも保有するにも維持費がかかります。マセラティの車の多くはガソリン(ハイオク)車ですが、ディーゼル車の取り扱いもあります。ガソリンは日々値段が変動するので、一概にいくら安くなるとは言えませんが、ガソリン(ハイオク)よりディーゼルのほうが安い傾向にあります。マセラティで維持費を節約したいならGhibliディーゼルを検討してみてはいかがでしょうか。