輸入車ブランドの中で、6年連続国内売上No.1を誇るメルセデス・ベンツ。
かつては大排気量のパワフルなモデルも多くありましたが、昨今はターボやクリーンディーゼル車、ハイブリッド車など環境性能の良いモデルも取り入れ始めています。
高級車ということもあり、性能やデザイン性が重視されるブランドだけに「燃費が悪い」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
今回は、ベンツの人気モデルの燃費性能やライバル車との燃費を比較していきます。
人気モデルの燃費性能を紹介
ベンツのカタログ燃費・実燃費はどの程度なのでしょうか。
ここでは、ベンツの中でも人気のあるモデルの中から、燃費の良い車種を紹介します。
Aクラス「A200d」
ベンツのエントリーモデルであるAクラスは、コンパクトサイズということもあり、燃費性能が良い車種と言えます。
中でも特に燃費が良いのは、ディーゼルモデルのA200d。
カタログ燃費のJC08モードは20km/L程度で、実燃費は15.73km/L程度となっています。
Cクラス「ディーゼルターボエンジン」
Cクラスは、セダン・ステーションワゴン・クーペ・カブリオレと豊富なバリエーションが用意されています。
Aクラス同様、ディーゼルターボエンジンの燃費が優れており、カタログ燃費のJC08モードは20km/L程度で、実燃費は16.52km/L程度となっています。
Sクラス「S400d」
現行型のSクラスは、2021年に日本で発売された最新モデルです。
走行性能や静粛性、環境性の高さ、デザインなど全てにおいて最上級と言えます。
現時点、3L直6ターボ・3L直6ガソリンターボの2グレードの燃費性能が優れています。
市街地では8.8km/L程度ですが、高速性能は15.5km/Lです。
ベンツのライバル車と燃費性能を比較
ここでは、ベンツの中でも最も人気を集めている「Cクラス」と、よく比較されているライバル車の燃費性能を比較していきます。
Cクラスのディーゼルエンジンは、JC09モード「20.3km/L」で、サイズスペックは以下の通りです。
・サイズスペック
全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース | |
メルセデス・ベンツ
Cクラス |
4,686mm~4,755mm | 1,810mm~1,840mm | 1,425mm~1,445mm | 2,840mm |
BMW3シリーズ
スポーツセダンであるBMW3シリーズは、初代が登場してから現在まで最も多く販売されているモデルです。
・サイズスペック
全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース | |
BMW 3シリーズ | 4,715mm | 1,825mm | 1,430mm~1,450mm | 2,850mm |
エンジンのラインナップは「ガソリンモデル」「クリーンディーゼルモデル」「プラグインハイブリッドモデル」の3種類。
燃費は12.4~18.9km/L程度と決して低くはありませんが、Cクラスの燃費性能の方が優れていると言えるでしょう。
アウディA4
アウディのA4 クワトロスポーツは、エンジンの柔軟性と力強さが魅力です。
・サイズスペック
全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース | |
アウディ A4 | 4,750mm~4,755mm | 1,840mm | 1,410mm | 2,825mm |
アウディA4はユーザー層も幅広く、3種類のガソリンエンジンと4種類のグレードが用意されています。
A4の燃費は15.2~18.0km/L程度で、3シリーズと同様に、燃費性能はCクラスの方が優れています。
まとめ
今回は、ベンツの人気モデルの燃費性能やライバル車との燃費を比較しました。
ベンツは、いずれのモデルでもディーゼルエンジン車の燃費性能が優れています。
燃費の良さを重視する人は、コンパクトモデルであるAクラス、Bクラス、Cクラスがおすすめです。
ベンツの購入を検討している人は、ぜひ当記事を参考にしてください。