【BMW Z4 ロードスター】ドイツ製オープントップの傑作

スポーティーなブランドイメージがあるBMWが送り出した、オープントップスポーツの名車がZ4です。ロードスターとクーペモデルが登場しており、好みに応じて選択可能となっています。今回は特に風を切って走る、開放感あるロードスターの魅力について迫りましょう。

BMW Z4 ロードスターとは

引用元:http://kakaku.com/kuruma/used/maker/BMW/Z4/

ドイツ車メーカであるBMWが開発・製造していた2シーター・スポーツカーがZ4です。クーペボディとオープンカースタイルのロードスターが用意されています。ロードスターは2002年に登場しており、2008年末にフルモデルチェンジを経験して第ニ世代に移行しました。
ライトウェイトスポーツの名車であるZ3の後を引き継ぐ形で登場したのがZ4です。気持ちのいい走りを引き継ぎながら、よりダイナミックに車体を操る楽しさが味わえるような工夫がなされています。

引用元:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:BMW_Z4_II_sDrive23i_front_20100420.jpg

Z4ロードスターは洗練されたスポーティーなフォルムに、エレガンスながらちょいワルな面構えが印象的です。ロードスターモデルは手動ソフトトップでしたが、第一世代のうちにマイナーチェンジで電動式に改善されました。ソフトトップの開閉は電動モデルだと手軽に行えますし、とてもスマートです。そのスポーツ性能は評論家からも支持を得ていますが、スポーツの枠を飛び出してレーシングシーンでも活躍していた車種なので、この点は当然でしょう。本格派ロードスターの代名詞的存在とも言えます。

BMWのZ4ロードスターの走りとは

巧みなボディーワークは好評

引用元:http://www.ybmf.jp/sync/showroom_rebrush/jp/ja/newvehicles/z4/roadster/2013/showroom/index.html

Z4がBMW傑作のロードスターと言われるのは色々な要素がありますが、まずはボディーワークの洗練度の高さが挙げられます。オープントップは基本的に屋根部分がありませんから、ボディ剛性に難がある車種もあります。わざと緩く作っている場合もありますが、ブレーキングやコーナリングでグラグラしたりする車種があります。この点でZ4はキビキビと走らせても安心な、かっちりとした方向性で開発されています。とは言っても、硬すぎでしたら疲れてしまいますし、フィーリングも良くありません。Z4はスポーツ的な要素を高めながら、車と一体となって気持ちよく走れるようなバランスがあるために、支持を集めているわけです。

エンジンも大幅に性能アップ

引用元:https://clubmini.jp/23406

エンジンの作りもさすがBMWと言うべきで、同じロードスターのZ3に比べると同じ排気量でも出力は格段に向上しています。インジェクターや吸排気システムなどが刷新されたこともあり、第ニ世代のエンジンでは同じ排気量でも、Z3から数十馬力は向上がなされました。トルクももちろん向上しており、より研ぎ澄まされています。そのエンジンパワーを意のままに操れる、優れたシフト関係を持っているのもBMWらしいところ。エンジンサウンドや排気音は時代の進化とともに穏やかになりましたが、このトランスミッションの出来の良さはスポーツフィーリングをしっかりと伝えてくれます。

エクステリアとインテリアについて

ラグジュアリーな中にも躍動感を感じるフォルム

引用元:https://navikuru-car.com/z4-usedcar-8985

Z4はスパルタンで近未来的なデザインが多いスポーツカーに比べ、どちらかと言うと渋めでラグジュアリーな印象が強い外観と言えるでしょう。ライト周りもグッといぶし銀で、BMWの特徴的なグリル周りも品格を醸し出しています。伝統的でクラシカルなロングノーズかつショートデッキを採用し、ドライバーズシートはかなり後方にレイアウトされました。それでいて鮮烈さを感じられる、流れるようなフォルムを併せ持ちます。街なかでやたらに目立つのではなくて、上質なデザインに思わず目を惹かれるような、品格ある一台と言えるのではないでしょうか。

インテリアは無駄なくスタイリッシュ

引用元:https://minkara.carview.co.jp/userid/313277/blog/31862800/

インテリアは派手ではなくて落ち着いた印象がある、大人っぽいデザインとなっています。スパルタンなバケットシートや近未来的なメーター周りを希望する方にはやや物足りないかも知れませんが、どちらかと言うと、じっくりと眺めても飽きのこない美しさがZ4の内装の魅力と言えそうです。落ち着いていますが決して、意匠に欠ける作りではありません。メーターやコンソール、ダッシュボード周りなどを見ても、控えめながら上質に設計されている、ぐっと大人なコックピットと言えるでしょう。このような飾りの少ない内装は洗練されてた印象を与えてくれますし、クリーニングも楽です。

Z4の購入を検討するならば

ニーズに応じて選べる中古車

引用元:http://kakaku.com/kuruma/used/maker/BMW/Z4/

Z4は2002にデビューした車種ですが2016年まで生産が続いていましたので、リーズナブルな車両を検討する方も、新し目の極上車を狙いたい方も、ニーズに応じた一台を探せます。中古車市場を見てみると、比較的価格は下がってきてます。人気車種なので国内でも割りと中古車が出回っています。第一世代・第ニ世代ともに数があり、特に前者の方はかなり低価格になってきました。新しい車両では依然として査定価値を保っているのも中古車選びには向いている車種です。

近いうちに復活の噂もあり

引用元:https://jp.autoblog.com/2017/08/19/bmw-concept-z4-convertible-debuts-pebble-beach/

第二世代も2016年に生産終了となってしまったBMWのZ4ですが、復活の噂が出てきています。しかも単なるクルマ好きの風説ではなく、コンセプトモデルも登場していますしテストモデルのスクープも撮影されました。BMWのZ4と言えば世界でも屈指の人気を誇るロードスターですから、オープントップの車両を検討中の方には、見逃せない情報かもしれません。新型Z4はネーミングもそのままに、フルモデルチェンジでの登場となります。現時点では詳しいことはあまりわかりませんが、どうやらトヨタ・スープラとコンポーネントを同一にするそうで、この点でも注目が高まっています。詳しくは、「【BMW Z4 】新型が2018年にいよいよデビューか?!」のコラムをご覧ください。

まとめ

引用元:http://www.bmwblog.com/2015/09/30/lots-of-bmw-z4-gt3-racing-cars-go-up-for-sale/

BMWが誇る傑作ロードスター・Z4はかつても今も、そして将来にかけても注目を集めるオープントップ2シーターの名作です。レースシーンでもニュルブルクリンク24時間耐久で戦うなどの本格的な戦闘力を持ち、スポーツカーファンをうねらせて来た一台でもあります。今のうちに中古車で購入するか、それとも新型車の発表を待つかなど悩みはあるかも知れませんが、これは実際の発表を見るまではなんとも言えません。検討中の場合は、先に旧型車を試しておいて、新型車の試乗時に比較する材料を集めておくのはいかがでしょうか。

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