バケットシートとは?シートを変えるメリット

バケットシートとは?

モータースポーツをやっていたり、カスタムカーなどでよく見かけるバケットシート。

バケットシートとは、「バケツの形をした座席」という意味がある、シートです。

一般的なシートとの違いは、シートのお尻の部分や肩の部分の「へり」が高めになっていることでホールド性が高いシートです。

コーナリング時などで横Gや前後Gがかかっても体がぶれにくい形状になっています。

バケットシートには、フルバケットシートとセミバケットシートの2種類あります。

この記事では、バケットシートにしたいと思っている人向けに、シートを変えることのメリットや車検に通るのか、おすすめのバケットシートについて紹介していきます。

フルバケットシートとセミバケットシートの違い

まずはフルバケットシートについて。

「フルバケ」と呼ばれており、競技車両などでよく見かけるシートになります。

フルバケットシートはセミバケットシートよりホールド性に優れていて、リクライニング機能がないもののことを言います。

次にセミバケットシート。「セミバケ」と呼ばれており、フルバケットシートとの大きな違いは、リクライニングできる点です。

フルバケットシートよりもホールド性は少々劣るものの、実用的なシートなので、純正シートとしてセミバケットシートを採用する車も多々あります。

車検には通るのか

一番の心配は、車検に通るのかどうか。かと思います。

まず、シートレールとシートが保安基準に適合しているかどうかを確認します。

保安基準に適合していないものは車検に通りません。

また、シートレールとシートが同メーカーでないといけません。

2021年8月末から、座席および座席レールに変更があった場合は、基準適合性を証明する書面の提出が必要になりました。

 

また、道路運送車両の保安基準の第22条では下記のように定められています。

座席の後面部分は、当該自動車が衝突等による衝撃を受けた場合において、乗車人員を保護するものとして、構造等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。

https://www.mlit.go.jp/common/000187225.pdf

後部座席のある車両の場合、競技用のバケットシートを付けると背面のFRPやカーボンなどがむき出しになっているままでは車検に通りません。

背面カバーが販売されているので、それを装着することで車検を通すことが可能になります。

また、2シーターの車両の場合は、背面カバーを装着しなくても車検を通すことができます。

 

背面だけでなく、2ドアや3ドアの後部座席のある車両の場合は、運転席か助手席のどちらかをセミバケットシートにしないと車検に通りません。

以上のことに気を付けて、シートを選びましょう。

バケットシートにするメリット

バケットシートにするとどのようなメリットがあるかを紹介していきます。

フルバケットシートの場合、ホールド性が高い分乗り降りしづらかったり実用性に欠けるのが欠点です。

その分コーナリング時やモータースポーツなどでの走行時に体がぶれず、正確な操作をしやすくなります。

フルバケットシートはシートが軽い分、車両の軽量化にも。セミバケットシートはフルバケットシートよりも重くなってしまうのが欠点です。

セミバケットシートは、フルバケットシートよりもホールド性は少々劣るものの、実用性に優れています。

長距離の走行時などでも、純正シートのようにリクライニングできるのと同時に、セミバケットシートはホールド感があるので、純正シートよりも良い寝心地です。

 

また、フルバケットシートとセミバケットシートの両方のメリットは、自分の体に合うバケットシートを選ぶことで、運転中に体が偏ったり姿勢が悪くなってしまうのを防いでくれるので、長時間の運転の疲労も軽減されます。

おすすめのバケットシート3選

バケットシートには色々なブランドがあり、中でも人気のブランドのバケットシートを紹介します。

中でも、自分の体に合ったバケットシートを選びましょう。

RECARO(レカロ)

「バケットシートと言えばRECARO」と言われるほど知名度の高いブランド。

現在は、バケットシートのようなオフィス用チェアなども販売し、人気のブランドです。

シートには豊富な種類があるので、自分に合ったシートを見つけることが可能かと思います。

参照元:https://autobacs-asm.com/

また、神奈川県横浜市中区には「ASM」というレカロシート専門店があります。

シートヒーターの後付けや体格に合わせて組み立てるメニューなどがあり、レカロシートの展示もあるので、是非とも行っていただきたい店舗です。

BRIDE(ブリッド)

参照元:https://bride-jp.com/seat/

全製品車検適合と謳っているBRIDE。

日本初のFIA公認取得を果たし、モータースポーツで培った経験を基に高性能・高品質なシートを製造開発している会社になります。

長時間の運転で疲労感が少ない点や腰痛防止のために、普段の生活に取り入れたいという声があるほどの性能となっています。

参照元:https://bride-jp.com/shop/

また、全国に「BRIDEのマイスターショップ」が展開されており、シートの展示やデモカーの展示・更にはBRIDEについて知り尽くしているスタッフがいるので、実際のシートを見ながら検討することができます。

SPARCO

 

参照元:https://www.sparco-japan.com/sparco-products/racing-seat/rseat-sprint/

イタリアのモータースポーツ用品ブランドのSPARCO。

現在、ワイルドスピード×SPARCOのコラボレーションをしており、様々なアイテムを販売しております。

また、定額制カスタムスーツというシステムもあり、現在も成長中のブランド。

SPARCOのバケットシートは、レーシングシートとチューニングシートの2種類あり、巨大な投資と絶え間ないテストや専用研究所での開発を繰り返すことで人気の高いブランドとなりました。

バケットシートを選ぶ際の注意点

バケットシートを選ぶ際は、まず自分の体に合ったシートを選ぶようにしましょう。

体に合わないシートを付けてしまうと、「せっかく購入したのに、体がぶれる」「体が疲れやすい」などと、トラブルにつながります。

また、フルバケットシートの場合は、乗り降りがしづらくなることも視野に入れておきましょう。

シートのへりは、体をこすることが多くなってしまうので、その部分が破れてしまうことが多くなります。

なので丁寧な扱いやお手入れをこまめにするのが大切です。

一度購入すると、車を乗り換えた際もシートレールを購入するだけで使い続けることができる場合もあるので、バケットシートは慎重に選びましょう。

トヨタと提携しているTGR TRADEについて

参照元:https://www.ancar.jp/grtrade/

トヨタとAncarが提携し運営している競技車専用個人売買サービス「TGR TRADE」。

バケットシートを探している人の中では、モータースポーツを始めてみたい・今持っている競技車を売って別の車両を作りたいと思う人も多いかと思います。

ここではトヨタ車以外も出品することが可能です。

購入後は全国のGRGarageにてメンテナンスの相談ができるのも魅力的です。

(セルフ出品の場合の点検・整備・納車は、Ancar提携店になります。)

 

是非、TGR TRADEもご覧頂けたらと思います。

【TGR TRADE】競技車両が高値で売れる!?モータースポーツを盛り上げる新しいサービス

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