マッドテレーンタイヤとは
マッドテレーンタイヤはオフロードに特化したタイヤのことを言います。
元々マッドテレーンタイヤは、軍用車のタイヤとして開発されていました。
通称M/T、マッテレなどと呼ばれています。
そんなマッドテレーンタイヤは、普通のタイヤとどう違うのかを説明していきます。
普通のノーマルタイヤとの違い
マッドテレーンタイヤは普通のタイヤと比べ、溝が深いのと同時にブロックがあるために、ゴツゴツした見た目になっています。
そのブロックのおかげでグリップ力を発揮し、普通の車だと走れないような未舗装の道路等も走れたり、ありえないほどの大きな岩を登れたりします。
マッド=泥
テレーン=地形
と、その名の通り湿地やロックと言われる岩場や砂地などに特化したタイヤです。
見た目もゴツゴツしているため、普通のタイヤとの見極めは比較的簡単です。
また、オフロードタイヤにも種類があります。オフロードタイヤの見極め方は少々難しいとは思いますが、次にその種類について説明していきます。
オフロード用タイヤにも種類がある!
オフロード用タイヤには種類があります。
・マッドテレーンタイヤ(M/T)
・オールテレーンタイヤ(A/T)
・ハイウェイテレーンタイヤ(H/T)
おおまかに分けるとこの4つになります。
オールテレーンタイヤとは、舗装されたオンロードの走行にもオフロードの走行にも向いているタイヤになります。
通称、全地形タイヤとも呼ばれています。
マッドテレーンタイヤの場合、舗装されたオンロードの走行では騒音が気になってしまいます。
ですが、マッドテレーンタイヤに比べてオールテレーンタイヤは比較的騒音は控えめになっているので、普段から頻繁に走らせる車に付けるなら、オールテレーンタイヤがおすすめです。
マッドテレーンタイヤと比べて、オフロードの走行性能は少々低めにはなっています。
なので、オフロードをしっかり走りたい・キャンプなどアウトドアでオフロードを走行する機会が多いという人にはマッドテレーンタイヤがおすすめです。
一方ハイウェイテレーンタイヤはなにかというと、名前の通り高速走行をよくする人に向いているタイヤです。
オンロードに特化したタイヤなので、燃費性能もマッドテレーンタイヤやオールテレーンタイヤよりも比較的高めになっています。
オフロードをガツガツ走りたいならマッドテレーンタイヤにしよう
ガツガツオフロードを走りたい!という人にはマッドテレーンタイヤがおすすめです。
やはり、ハイウェイテレーンタイヤやオールテレーンタイヤよりもオフロードでの走行性能は高め。
そんなマッドテレーンタイヤですが、メリットもデメリットもあります。
しっかりとメリットもデメリットも知ったうえでどのタイヤにするか決めましょう。
マッドテレーンタイヤのメリットとデメリット
紹介してきた内容から、大体のメリット・デメリットは見えてきているとは思いますが、ここでもう一度メリット・デメリットについてまとめました。
大切な車に履かせるタイヤなので、慎重に決めるためにもマッドテレーンタイヤの良し悪しをしっかり理解しておくことで、今後のタイヤ選びにも役立ちます。
マッドテレーンタイヤのメリット
まずはメリットについて。
見た目がかっこいいのはもちろん、舗装路も未舗装路も比較的安定的に走行できることです。
物によっては、ブランド名等が白く印字されているホワイトレターが入ったものもあり、デザイン性に優れています。
マッドテレーンタイヤのブロックのおかげで、ロック(岩場)ではそのブロックが岩をしっかりとつかむことでトラクションがかかり、上りやすくなります。
マッドテレーンタイヤの種類によってブロックのパターンも違うため、選ぶ際は迷ってしまうかもしれません。
マッドテレーンタイヤのデメリット
デメリットに関しては、舗装路での走行。
普通のタイヤでは比較的ロードノイズは少ないですが、マッドテレーンタイヤの場合ロードノイズがやや大きめになっています。
また、オンロードでの走行はグリップ力が低下するため、雨の日の走行や高速道路の走行、カーブでの走行速度に気を付けなければいけません。
乗り心地も普通のタイヤと比べ、少々悪くなっていることが実感できます。
また、ブロックが多いため路面との接地面が少なくなり、燃費が悪くなるといった声も。
マッドテレーンタイヤのメリットをとるか、デメリットを取るかは、車の乗り方によるので、自分に合ったタイヤ選びを心がけましょう。
おすすめのマッドテレーンタイヤメーカー3選
マッドテレーンタイヤについて説明してきたところで、おすすめのタイヤメーカーについて紹介していきます。
王道中の王道ではありますが、人気の高いメーカーです。
ここではそのメーカーの特性を、わかりやすく箇条書きで紹介します。
YOKOHAMA
YOKOHAMAのマッドテレーンタイヤ、GEOLANDARのX-MTです。
・サイドウォールをブロックを大型にしたことにより、悪路でのオフロード性能の向上
・自然の岩を意識したデザイン
・溝面積を多くとることによって、高性能を発揮
MAXXIS
MAXXISのMT-764Bighorn。
・デザイン性に優れたホワイトレター
・ブロックが太くて深いため。泥の目詰まりを起こしにくい
・新開発の3Dのブロックにより、ウェット路面でもグリップ力を発揮
BF Goodrich
最後にBFGoodrichのT/A KM3です。
・アメリカで人気なBaja1000のレースで培った技術をサイドウォールに採用
・ロックや滑りやすい路面で強力なグリップ力を発揮するブロックパターン
・ありがちなブロックの欠けや裂けを抑制するデザインと厚みが増したブロックによって、外傷によるダメージを軽減