BMW 7シリーズの維持費が高くなる理由|なぜ?故障しやすいのか

BMW 7シリーズとは

BMW 7シリーズは大型ラグジュアリーセダンで、BMWの技術を集約した最高峰ドライビング・ラグジュアリーを堪能できるモデルです。
7シリーズは他のモデル以上にエンジンのパワーやエクステリアのデザイン、インテリアの快適性、その時代の最先端の操作性を取り入れています。
BMWが誇るフラッグシップモデルとして高級志向でゆったりと乗りたい人にも、スポーティーな走りを求める人にもドライバーの理想を叶える事のできるモデルとなっています。

より詳しく知りたい方はこちら↓

最上級のラグジュアリー感!BMW 7シリーズ

なぜ?維持費が高くなるのか

BMW 7シリーズの購入を検討する前に押さえておきたい情報は所有している間に発生する維持費についてです。
これはBMW 7シリーズだけに限ったことではなく、どんな車でも所有している間にかかる費用は決して安くはありません。

BMW 7シリーズは輸入車ですので、国産車と比べてしまうとどうしても高くなってしまいます。
そして、車両の年式が古い場合や走行距離が増えるほど燃費が悪かったり故障率が高くなる為、維持費はその分高くなっていく傾向にあります。

なぜ、輸入車の方が国産車に比べて維持費が高くなってしまうのでしょうか?
そこには大きな理由が3つあります。その3つの理由について今回は詳しく解説していきます。

BMW 7シリーズの維持費が高い理由3つ

所有しているBMW 7シリーズの年式や走行距離、故障の際に修理を行う整備工場がどこかなど、さまざまな条件によって維持費は変わっていきます。
「BMW 7シリーズだから高くなる」ということはなく、特別な理由で維持費が高くなってしまうというわけではありません。

先ほども少しお話しさせていただいた通り、BMW 7シリーズの維持費は走行距離が増えれば増えるほど高くなっていきます。
それはBMW 7シリーズが輸入車であることが大きな理由です。
BMW 7シリーズの購入を検討している人へ向けて、輸入車の維持費が高くなりやすい理由をご説明していきます。

BMW 7シリーズの維持費が高い理由1:純正パーツや消耗品が高価

BMW 7シリーズは輸入車だからというだけで、車検時に必要な費用、自賠責保険料・重量税・検査料などが国産車よりも大幅に上乗せになることはありません。

しかし、車検時の車両の状態(故障など)によって部品の交換が必要となるケースがあります。
もしそうなった場合にBMW 7シリーズはドイツからわざわざ部品を取り寄せる必要があり、その為、純正パーツや消耗品などの部品が国産車に比べて高価になりやすいのです。

BMW 7シリーズの維持費が高い理由2:消耗品の劣化が早い

BMW 7シリーズだけに限ったことではありませんが、車は普段走行しているうちに段々と消耗部品が劣化していってしまいます。
劣化した消耗部品を交換せずに放っておくとそのことが原因で大きな故障を起こす場合があります。
そうなる前に定期的にパーツ交換が必要になります。

消耗パーツの交換をきちんとこまめにしていれば、長く乗り続けることができます。
ですが、BMW 7シリーズは国産車と比べ、このパーツ交換のサイクルが早いとされています。走行距離が長くなればなるほどパーツを交換する数が増えることになります。
その交換しなければならないパーツは国産車よりも高額であることが多いため、維持費が高くなってしまうのです。

BMW 7シリーズの維持費が高い理由3:ディーラーの工賃・点検整備費が高い

BMW 7シリーズの点検整備や車検、修理作業は正規ディーラー以外にも他の様々な整備工場で行うことが可能です。
どこの整備工場で整備や車検、修理作業などを行うかによって支払う金額は変わっていきます。
点検や整備の料金の安さを売りに商売しているところと、正規ディーラーの整備などの費用を比べた場合に正規ディーラーでの整備の方が高額になるという場合が多いので安い整備工場を見つけてお願いできれば維持費を下げることができます。

しかし、整備や点検、修理の交換部品などの細かな内容によってはディーラーでしか作業ができないという可能性のあるため、その場合には高い費用を払わざるを得ないので、注意が必要です。

BMW 7シリーズの維持費

BMW 7シリーズにかかる維持費の中に、自動車保険料や自動車税などの様々な固定費があります。
そして、消耗品や修理などによる部品の交換などの変動費もあります。
固定費に関しては普段の乗り方や走行距離などに一切関係なく毎回固定で発生しますが、変動費は走行した距離や走行の仕方などによって変動していきます。
BMW 7シリーズにはある程度はどの位の固定費や変動費がかかるのか把握しておいた方が望ましいです。

BMW 7シリーズの維持費1:自動車取得税(環境性能割)

この自動車取得税はすでに廃止されており、その代わりに自動車税環境性能割というものが導入されております。
自動車税環境性能割の税額は、〔車両を取得した価格〕に環境性能割の〔税率〕をかけた金額になります。
また適用される税率に関しては、自家用車が0%から3%で営業車と軽自動車が0%から2%になります。

BMW 7シリーズの維持費2:自動車税

自動車税は、毎年4月1日時点での自動車の所有者または使用者に対して課せられる税金になります。
税額は、所有している自動車の用途、総排気量、年式などの条件で変わります。

BMW 7シリーズはエンジンの排気量がさまざまあり、排気量ごとによって自動車税の金額が変わりますが、大きいものが多いので、高額になる場合が多いです。
2019年10月1日の消費税増税に伴い、自動車税は排気量に応じて引き下げられたので、2020年以降の自動車税は少しだけ安くなっています。

BMW 7シリーズの維持費3:自賠責保険料

車を所有する際、自賠責保険への加入が義務付けられております。
もし、自賠責保険に加入していない場合や保険期間の期限が切れている状態では車検が合格できません。
そして未加入や期限切れの状態でもし一般道を走ってしまうと違反となってしまいます。

BMW 7シリーズの場合でも自賠責保険に加入が必要になってきます。
自賠責保険の加入の契約期間は12ヶ月から37ヶ月まで選ぶことが可能で、大体1年契約で約15,000円前後で、2年契約だと約25,000円前後が維持費として必要です。
ほとんどの場合は車検に合わせて、2年ごとに加入するのが一般的になっております。

BMW 7シリーズの維持費4:自動車保険

万が一の自動車事故の際、自賠責保険の適用範囲だけではカバー仕切れない補償が多いです。
その為、自賠責保険の加入だけではなく任意の自動車保険にも加入するのが一般的で安心です。
自動車保険は加入する保険会社や、補償の条件など細かな内容によって金額が変わります。
大まかな金額の目安としては、年間で3万円台から7万円台前後ほど維持費としてかかると思っておいて良いと思います。
各保険会社の見積もりやシミュレーションなどを利用して、加入前に詳しく確認するのがおすすめです。

BMW 7シリーズの維持費5:駐車場代

マンションなどの集合住宅に住んでいる、車を複数台所有しており自宅の駐車場だけではスペースが足りないなどの様々な理由で駐車場を借りる人も多いと思います。
駐車場を借りるとなると、もちろん毎月の駐車場代が必要となります。
駐車場代は立地などの条件によって金額が変わりますが、毎月数千円〜数万円は固定でかかるでしょう。
ですので、毎月のごとの支払いはあまり高くないと感じていても、年間で合計して計算すると数万円〜数十万円になるので、意外と高い固定の維持費となります。

BMW 7シリーズの維持費6:ガソリン代

EV車ではない限り、車を走らせるためにはガソリンが必要となります。
走行した距離の分だけガソリンは必要となってくるのでよく車で出かける、長距離を走行する機会が多いという人はその分ガソリン代が高くなります。
ガソリンは年々値上がりを続けているので、今後も必要なガソリン代も上がっていくことになります。

BMW 7シリーズの維持費7:車検代

BMW 7シリーズは輸入車になりますので、車検の基本料金が国産車より高くなります。
そして、車検時に交換が必要な消耗部品などがある場合はその分費用もかかり部品代、そして交換工賃が国産車よりも高いです。
車検をどこの工場にお願いするか、どの程度部品を交換する必要があるかどうかで車検費用は上下します。

BMW 7シリーズ維持費8:修理代

BMW 7シリーズの維持費が高いと大きく感じやすいのは、急な故障などで修理が必要となった時です。
BMW 7シリーズは輸入車ですので、部品は海外から取り寄せとなります。
車の部品は経年劣化するため、摩耗などによって故障に繋がってしまう場合があります。
その場合部品代も工賃も高いです。
そしてBMW 7シリーズの部品は高価なうえに、部品交換のサイクルも早く、維持費が高いと感じてしまうでしょう。

BMW 7シリーズ維持費9:タイヤの交換

タイヤは車の部品の中でも代表的な消耗品になります。走行していくうちに段々と地面との接地面が削れていき、溝が浅くなってきます。
溝が浅くなるとスリップなどの原因になり、とても危険です。もし浅くなってきたなと気付いたら、安全のためにすぐに交換する必要があります。
BMW 7シリーズのタイヤは国産車の物よりもサイズが大きくて高価になり、交換工賃も合わせると数万円〜十数万円はかかります。
タイヤが減るたびに交換しなければならないので維持費としてかかってしまう費用になります。

BMW 7シリーズ維持費10:交通費

BMW 7シリーズを乗っていると、出掛けた先でコインパーキングを利用することもあると思います。
月に数千円から数万円で借りることができる月極の駐車場などに対して、コインパーキングでは1日停めるだけであっても1,000円、2,000円またはそれ以上の料金がかかる場合があります。
そして、高速道路をよく利用するという人は、高速料金も費用も大きくコストがかかってきます。
このようなコインパーキング代や高速代などの交通費が積み重なってしまい、年間で換算するとかなりの額になっている場合があります。

BMW 7シリーズ維持費11:洗車代

せっかく高級車のBMW 7シリーズを所有しているので、常に綺麗な状態を維持しておきたいと考える人も多いと思います。
単純に汚れた車で走りたくないと考える人もいると思います。そのような人たちは、洗車の頻度が多くなると思います。
コイン洗車でも1回で数百円はかかるため、月に1~2度洗車をした場合には、年間で1万円前後かかる計算になります。
そして、自分で洗車する場合でも、水道代、洗剤やブラシなどの消耗品の購入も必要になってきます。

BMW 7シリーズが故障しやすい箇所とは

BMW 7シリーズの故障しやすい箇所

ミッションの故障

発進しようとミッションをドライブに入れた時にすぐにパーキングに戻ってしまう、バックギアに入れてもすぐにまたパーキングに入ってしまって発進も後退もすることができないという症状がでる故障が多いです。

ミッションのコンピューターユニットの故障が主な原因です。
もしディーラーで修理をお願いするとミッション本体丸ごとの交換しかやってくれない場合がほとんどな為、高額な修理費用になってしまいます。

電子パーキングブレーキの故障

このモデルのパーキングブレーキは電子制御になっていて便利なのですが、残念ながら故障が多いです。

故障のサインとしましては、純正ディスプレイにパーキングブレーキ機能不良というメッセージが表示され、パーキングブレーキが解除できず、常にパーキングブレーキが効いてる状態になってしまってしまうというものです。
ほとんどの故障の原因はパーキングブレーキを作動させるモーターの歯車の破損によるものです。

ダイナミックドライブの故障

ダイナミックドライブの故障も多いです。
ダイナミックドライブをご存知ない人もいるかと思いますのでご説明しますと、本来の通常走行で車体がコーナリングするとき、遠心力によりロールが発生し車体が傾きます。
ですが、7シリーズ(E65)に装備されている『アクティブ・ロール・スタビライザー』が、ボディの傾きによるゆれを電子制御で最小限になる状態にして抑えてくれます。

つまり、どの様な走行状態時も、出来るだけ車体の動きを一定に保ち、ハンドリングの正確性を高め、優れた走行安定性を確保する機能になります。また、直進時でも快適な乗り心地がとても良くなります。

そのように運転をとても快適にしてくれるダイナミックドライブですが、壊れてしまう事例が多いです。

詳しくはこちらをご覧ください↓

【BMW 7シリーズ E65 740i、745i、750i等】定番故障、不具合等の紹介と中古車購入時の注意点

BMW 7シリーズの維持費は国産車の1.5倍以上かかる場合もある

BMW 7シリーズは輸入車の為、国産車に比べて故障が発生しやすく維持費が高くなってしまう場合が多いです。
さらに年式が古かったり走行距離が多いBMW 7シリーズは故障発生率が高くなり、メンテナンスや部品交換などをこまめに行う必要があります。
そのような事もあり、国産車よりも維持費が高額になってしまうのです。

しかしガソリン代、駐車場などの固定費は国産車と比べてもそこまで大きく差はないですし、こまめに消耗品の交換を行っていれば大きな故障を防ぐことができ、基本的な税金類なども同クラスの国産車とそこまで変わりがないのであまり気にする必要はありません。

初めの購入金額は高くなりますが、新しい年式のBMW 7シリーズでしたら故障率が低く、維持しやすいです。
BMW 7シリーズの年式による違いやそれぞれの壊れやすい箇所、所有する上での維持費など詳細な情報を把握してから、購入を判断することをおすすめします。

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