こんにちは!Ancarの島倉です。今回はBMW 7シリーズ E65 740i、745i、750i等の定番の故障や不具合、中古車購入検討時の注意点を書いていこうと思います!
BMW 7シリーズ E65 を現在所有している人、ご購入を検討されている人の参考になればと思います。
BMW 7シリーズ E65 740i、745i、750i等の故障定番箇所の紹介
ミッションの故障
発進しようとミッションをドライブに入れた時にすぐにパーキングに戻ってしまう、バックギアに入れてもすぐにまたパーキングに入ってしまって発進も後退もすることができないという症状がでる故障が多いです。
ミッションのコンピューターユニットの故障が主な原因です。もしディーラーで修理をお願いするとミッション本体丸ごとの交換しかやってくれない場合がほとんどな為、高額な修理費用になってしまいます。ですが、ディーラーではない輸入車専門の整備工場に持ち込めば、ミッション丸ごとではなく故障個所の部品だけ交換してもらうという相談も出来ます。その為大幅に修理費用が安く済む場合がありますので修理する場合はディーラーではない整備工場に入庫するのがおすすめです。
中古車購入検討時に現車を見に行った際は、ドライブやリバースにギヤを入れてショックがなくスムーズにギヤが入っているかしっかり確認しましょう。
電子パーキングブレーキの故障
このモデルのパーキングブレーキは電子制御になっていて便利なのですが、残念ながら故障が多いです。
故障のサインとしましては、純正ディスプレイにパーキングブレーキ機能不良というメッセージが表示され、パーキングブレーキが解除できず、常にパーキングブレーキが効いてる状態になってしまってしまうというものです。ほとんどの故障の原因はパーキングブレーキを作動させるモーターの歯車の破損によるものです。その歯車のパーツが樹脂製の為、劣化して破損してしまうことが多いのです。社外で金属製の対策品も出ているようなので、一度故障してしまったら純正品ではないですが金属製のものに交換してしまうのがおすすめです。
中古車購入検討時に現車を見に行った際はパーキングブレーキの作動、解除が正常にできるかどうか必ずチェックすべきです。
ダイナミックドライブの故障
ダイナミックドライブの故障も多いです。ダイナミックドライブをご存知ない人もいるかと思いますのでご説明します。
本来の通常走行で車体がコーナリングするとき、遠心力によりロールが発生し車体が傾きます。ですが、7シリーズ(E65)に装備されている『アクティブ・ロール・スタビライザー』が、ボディの傾きによるゆれを電子制御で最小限になる状態にして抑えてくれます。
つまり、どの様な走行状態時も、出来るだけ車体の動きを一定に保ち、ハンドリングの正確性を高め、優れた走行安定性を確保する機能になります。また、直進時でも快適な乗り心地がとても良くなるみたいです。
その運転を快適にしてくれるダイナミックドライブですが、壊れてしまう事例が多いです。警告灯が点灯しますので故障自体は非常にわかりやすいです。しかし、バッテリーやオルタネーターの異常などダイナミックドライブ以外が原因で警告灯が点灯してしまう場合もありますので警告灯の点灯原因を特定するのが大変です。
もしダイナミックドライブが故障した場合は走行中に突然揺れや、カーブでのロールしてしまうので気を付けて運転しましょう。走れない状態では無いので、直ぐにレッカーを呼ぶ必要は無く自走で整備工場に持ち込んでも大丈夫です。落ち着いて対処しましょう。
中古車購入検討時に現車を見に行った際は警告灯が点灯していないか、メーター内の液晶を確認しましょう。試乗出来る場合は、突然の揺れがないかの意識をして確認しましょう。
まとめ
中古車をご購入検討の際は、事前に点検さえしっかりやっていれば、経年劣化による消耗品によるトラブル以外は起こるリスクが少ないので安心してご購入でき、きっと楽しいカーライフを送ることができるでしょう!
中古車ディーラーで購入する場合は、お店の担当の人にきちんと点検しているかとその点検結果の確認が大切になります。
Ancarは個人売買ですが、購入前に無料で整備士による点検を依頼することができます。点検を依頼して、現在の車の状態をプロの目で見てもらってから購入出来ますので非常に安心だと思います。また、中古車購入の際に気になる故障歴や修理箇所も現オーナー様が教えてくれます。
この機会に個人売買のプラットフォームAncarに出品中の中古車も見てみては如何でしょうか!