軽自動車維持に必要な費用として維持費7つについて、詳しくご紹介していきます。軽自動車は燃費もよく税金なども割安です。そこで、軽自動車の維持費である税金や燃料代・メンテナンス費用などを詳しく調べながら、軽自動車維持費の節約方法4つを考察していきます。
軽自動車維持費とは?
軽自動車は維持費が安いといわれていますが、維持費を比較しながらどのようにお得であるのか検証していきましょう。軽自動車はさまざまな大きさの車種のなかでも、維持費が安いことで有名です。加えて小ぶりで操作もしやすいので、たいへん人気があります。また、購入価格も低めに設定されています。そのため2019年の3月時点で、新車購入者の36.1%が軽自動車を購入していることが納得できます。
普通自動車と軽自動車の違い
普通自動車と軽自動車の違いから、維持費の違いを探っていきましょう。2019年10月1日の税制改正により、普通自動車の自動車税が排気量に応じて引き下げられました。自動車取得税が廃止されて、自動車税環境性能割の導入が執行されたからです。しかし、まだ軽自動車の維持費の方が普通自動車の維持費よりも割安です。維持費の安い軽自動車で賢く節約しながら生活していきましょう。
軽自動車維持に必要な7つの費用
軽自動車維持に必要な維持費として、7つの費用をご紹介していきます。安くて便利な軽自動車も、維持費は必ず発生します。軽自動車に必ず必要な維持費として挙げられる、自動車の税金、車検やメンテナンス費用、ガソリンなどの燃料代、自賠責や任意の保険代金など、それぞれの内容や内訳について詳しく説明していきます。
軽自動車維持に必要な費用1:軽自動車税
軽自動車の維持費として、10,800円の軽自動車税を支払う必要があります。軽自動車の税金は、自家用乗用車の場合、一律年額10,800円と決まっています。これは、平成27年4月1日以降に新規で取得した新車に限ってです。最初の車検から13年を経過した軽自動車は、税金がもう少し高額になります。
平成27年4月1日以後に最初の新規検査を受けた軽四輪車等(三輪以上の軽自動車)について、新税率が適用されます。 なお、平成27年3月31日までに最初の新規検査を受けた軽四輪車等については、旧税率が適用され、税率の変更はありません。グリーン化(環境への負荷の低減に資するための施策)を進める観点から、最初の新規検査から13年を経過した軽四輪車等について、平成28年度分から、当該車両に係る軽自動車税について概ね20%税率が上乗せされる「経年車重課」が導入されます。
軽自動車維持に必要な費用2:自動車重量税
車の維持費である自動車重量税は軽自動車の場合、重さは関係なく一律です。軽自動車の自動車重量税は、エコカー減税の対象や車の年代によって支払金額が変わってきます。維持費として欠かせない自動車重量税は、エコカー減税の対象の車は一律5,000円になります。また、自動車重量税は13年経過した時点で上がっていきますので、10年未満の軽自動車を購入する方が維持費の点から見るとおすすめです。
軽自動車維持に必要な費用3:車検費用
車検費用には、重量税、自賠責保険代、検査印紙代がかかります。軽自動車の車検を販売業者に頼むと、車検代行費と整備代が別にかかります。軽自動車の車検は2年に1度受けなくてはいけません。また自動車が古くになるにつれて、これらの車検費用と別に修理代がかかる場合があります。
軽自動車維持に必要な費用4:メンテナンス費用
軽自動車の維持費にメンテナンス費用は不可欠です。特に車検の際には、故障箇所があれば部品代や修理費を一緒に請求されます。維持費として軽自動車のメンテナンス代は多めに用意しておきましょう。軽自動車の年代が古くなればなるほど、メンテナンス費用がかかると覚えておきましょう。
軽自動車維持に必要な費用5:ガソリン費用
軽自動車の維持費である燃料代やガソリン費用は、大型車などに比べると割安です。軽自動車は燃費が良いのが特徴です。一般の車に比べるとガソリン費用が安く抑えられます。ガソリンが1リットルあたり150円で、年間5,000キロを燃費が15km/Lの軽自動車で走行したとして、1年間のガソリン代は約50,000円になります。
軽自動車維持に必要な費用6:自賠責保険
軽自動車維持に必要な維持費として、自賠責保険が必要です。自賠責保険料とは、人身事故を起こしたときのためにドライバーが強制加入させられる保険です。自賠責保険に対物は含まれていないので、車や物の破損が心配な方は任意保険に入る必要があります。
軽自動車維持に必要な費用7:任意保険
軽自動車に必要な維持費として、任意保険があります。軽自動車の任意保険は他の車種に比べて割安です。
自動車維持費の節約方法4つ
自動車維持費の節約方法4つをご紹介していきます。ここからは、軽自動車だけではなく、どの大きさの車にもできる、維持費の賢い節約方法について言及していきます。車の維持費は、軽自動車に替える・任意保険を見直すなど、工夫次第でいくらでも節約ができます。それらの方法について詳しく見ていきましょう。
自動車維持費の節約1:車種を軽自動車やコンパクトカーにする
維持費を節約して車を持ちたい場合は、軽自動車がおすすめです。前記の内容からもわかるように、軽自動車は税金や車検の費用が安く、燃費もとてもいいです。保険料も大型車に比べて安いため、維持費も割安になります。
自動車維持費の節約2:ガソリンはセルフスタンド
自動車の維持費を安くするために、ガソリンを入れる際はセルフサービスのスタンドを選びましょう。セルフスタンドは女性でも簡単に給油することができます。やり方を覚えて賢く利用すれば、車の年間の燃料費を抑えることができます。
自動車維持費の節約3:クレジットカードの割引率の高いスタンドで給油
自動車の維持費を安くするために、給油の際はクレジットカードで精算をおこない、なおかつ割引率の高いスタンドを利用しましょう。クレジットカードや電子マネーを使うと、お得な特典や割引がたくさんついてきます。なるべくそのような精算方法を選択して、燃料費を節約しましょう。高速道路などの有料道路の精算も、特典付きのクレジットカードを利用すると便利でお得です。年間の車の維持費を減らす一助になります。
自動車維持費の節約4:任意の自動車保険を見直しする
任意の自動車保険を見直しして、自動車の維持費を節約しましょう。任意の自動車保険は、必要のない部分にまで余分に保険をかけてしまいがちです。しっかりと見直しをしておきましょう。また、ネットで申し込むと安い場合や、違う保険会社にて割安な商品が出ている場合もあり、いまよりも節約できる可能性があります。
軽自動車の維持費を知っておこう
軽自動車は維持費も考慮して購入を検討しましょう。軽自動車は安くて小回りも利くたいへん便利な車です。維持費も大型車に比べるとたいへん経済的ですが、それでも基本的に掛かる料金があります。軽自動車の購入時には必ず維持費を念頭に入れてから契約をしましょう。維持費については、今回の記事を参考にしてみてください。