ポルシェ カイエンのよくある不具合や故障 | カイエンはエンジンオイル消費量が多い

前回の記事でポルシェカイエンのよくある不具合をまとめ、その反響が良かったため、今回はカイエンの整備相談で多いエンジンオイル消費についてのお話をしようと思う。

ポルシェカイエン 955型/957型/958型

オイル関連でよく話があがる初代と2代目カイエンについて、ごく簡単におさらいしよう。

カイエンは、それまで2ドアのスポーツカーだけを製造していたドイツのポルシェ社が、初めて作った5ドアのプレミアムSUVである。初期モデルは「タイプ955」である。ほぼ同時期に登場したフォルクスワーゲンのSUV「トゥアレグ」と共同開発されたモデルで、基本車台はトゥアレグと共用している。だがエンジンや足回り、内外装などはポルシェ独自のもので、乗り味もトゥアレグとは異なる。言うまでもなく、カイエンの方が「ポルシェっぽい感じ」になってくる。

初代 カイエン 955型

グレードは最高出力340馬力の自然吸気4500cc V8エンジンを搭載する「カイエンS」と、同450馬力のV8ツインターボを搭載する「カイエンターボ」の2グレードでスタート。後者はエアサスペンションが標準だが、前者の足回りは通常タイプ。だがオプションでエアサスを選ぶこともできた。ちなみに駆動方式は全グレードがフルタイム4WDである。2003年9月にはV6自然吸気の3200ccエンジンを積んだベースグレード「カイエン」を追加。さらに2006年1月には強烈なターボエンジンを搭載した「カイエン ターボS」も追加された。

多くのポルシェ製スポーツカーのユーザーは、同時に他銘柄の大型SUVも所有する。であるならば、それをポルシェが自ら作れば、間違いなく売れるはず……。そんなリサーチの結果から米国市場に向けて仕掛けられた試みは、まんまと的中。さらには、米国以外のマーケットでも予想以上の好評をもって迎えられた。個人的にクーペがメインのポルシェが、4ドアのSUVを出してきた衝撃は大きく、こんなの売れるのかなと正直思っていたが今のポルシェの成功の礎を築いたのは間違いなくこの初代カイエンになる。ポルシェと言えば911こそが正統であるというのは、生粋のポルシェファンならずとも認めるところだ。しかし、販売台数比率で言えば、2017年の実績で911は全体の13%ほどにすぎない。一方のカイエンは25%近くにも達する。カイエンとマカンと合わせたSUVシリーズ合計で実に70%近くを占めているのだ。世界最高レベルの営業利益率を誇るポルシェの収益性の高さの源泉は、SUVシリーズにある。

カイエン 957型

2006年12月にマイナーチェンジを実施し、「タイプ957」と言われる初代の後期型となる。エンジン排気量アップと直噴化、外装のフェイスリフトを中心としたマイナーチェンジが行われた。私が初めて欲しいと思った最初のSUVでツリ目がとても印象的な車だ。ベースグレードのエンジンの排気量は955の3200ccから3600ccに大幅アップ。馬力も250馬力から40馬力アップの290馬力に変更されている。ターボグレードに関しては4500ccから4800ccにアップされ、馬力は450馬力から50馬力アップの500馬力の大台に変更されている。

カイエン 958型

2010年3月の第80回ジュネーブショーにてお披露目されたのが「タイプ958」カイエン。デザインは基本的にキープコンセプトだが、先代より全長を48mm延長。素材や部品などを見直し「カイエンS」同士で比べて180kgの減量を達成している。アイドリングストップ機構やエネルギー回生システムを採用することで燃費性能や環境性能の向上につなげている。全てのモデルにアクティブ4WDシステムが搭載され、全車に8速ティプトロニックSを採用する。外装も無骨な感じから流線的な丸みのあるボディーに変更され内装も高級感のある今どきの仕様に変更されていった。好みはあるとお思うが私は初代の三角型のステアリングはあまり好きになれずやはり958からの丸型に3本スポークのステアリングが気に入っている。日本において「カイエン」「カイエンS」「カイエン ターボ」の3モデルが発売されていた。

カイエンの故障しやすい箇所

前回はカイエンの故障についてピックアップしてみたが、一般的にはカイエンは故障しにくい車として周知されていて有名だと思う。しかし、工業製品である以上、カイエンが全く壊れないという保証はもちろん無く、ポルシェだろうがカイエンだろうが故障しやすい箇所というのがいくつかある。

 エンジンオイル消費が多い

カイエンに限らず輸入車には比較的多いエンジンのオイル消費トラブルがある。先日お客様からエンジンオイルのチェックランプが点灯するということで工場に入庫したが、この症状は主に2通りの不具合が考えられる。

1つ目はエンジンオイルの漏れだが、エンジンのオイルシール部分からオイルが漏れくるトラブルがある。ドバドバ漏れていれば問題だが、大半の場合はにじみ程度のためさほど大きなトラブルとは考えられてはいない。修理をする場合は、エンジンを下ろしたり分解したりといった作業が発生してしまうため、部品代と工賃を含めると数十万円の金額になる傾向があり、非常に痛い出費となる。

2つ目はエンジン自体のオイルの消費になる。955、957型のV8のカイエンはオイル消費が多くて有名である。958型になってオイル消費はだいぶ改善されたが、それでもポルシェディーラーいわくV8のカイエンは3,000Kmごとに1Lくらいのオイル消費が標準になるとアナウンスされている。トラブルかどうか判断するには、何キロ走ってどれくらいオイルが減ったかが鍵になる。例えば3,000Km走行して2L近くオイルが無くなっているとしたら、オイルが燃焼室に混入して燃えてしまったと考えられ消費は多いと判断ができる。

原因

 

では、なぜ燃焼室にオイルが混入してしまったかだが、距離を走った車はピストンリングが摩耗していく。摩耗したピストンリングは張力がなくなってくる(ゆるくなってくる)ので、クランクケースでかき上げられたオイルがピストンリングの隙間から混入してくるといった理屈だ。原因は様々になるが、オイル交換の怠慢や高負荷での走行が一般的な原因になってくる。クランクケースに混入した場合の修理の際は、こちらもエンジンを下ろしてピストンを抜く作業が発生する。ピストンリングの値段自体は高くはないものの、修理をする場合はエンジンを下ろしたり、分解したりといった作業が発生してしまうため、部品代と工賃を含めると数十万円の金額になる傾向がある。

対策

やはり、定期的なオイル交換の実施が大事で、ピストンリングの摩耗も遅らせることができる。また、オイルの粘度を上げることでオイルの消費を減らすこともできる。例えば指定オイルが5w−40だとするならば、10w−40のオイルを入れると多少の改善をはかることはできる。根本的な原因の解決にはならないが、急場しのぎという点ではおすすめはできる。

まとめ

どちらの症状にしても、オイルが入ってきちんと潤滑さえしていれば大きな問題にはなりにくい。ポルシェはもちろん輸入車は工賃が高く設定されており、部品代も割高になる傾向があるので費用対効果を考えて賢いカーライフを過ごして欲しい。


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