【締め付けトルク】タイヤ交換や脱着に必要な締め付けトルクのやり方・注意点

普段、タイヤ交換や脱着は業者に任せていて、知識ややり方などが全く分からないという方も多いと思います。
しかし、突然タイヤのパンクが起こることも十分考えられます。
そのため、自分でタイヤの脱着ができると何かと便利ですよね。
また、冬の時期になるとスタッドレスのタイヤに交換する方もいるかもしれません。
そんな時に、最も重要になるのが締め付けトルクです。締め方次第では大きな事故につながってしまう恐れもあります。
安全のためにも、適切なホイールナットの締め方について知っておきたいですよね。

そこで今回は、タイヤの脱着をするために大変重要な「締め付けトルク」について紹介していきます。

締め付けトルクについて

締め付けトルクとは?

車を構成する部品の重要なナット(一般的には六角形で中心に目地が切ってあるもの)やボルト(ねじの1つ)には必ず締め付けトルクと言う物があります。
冬の時期になると、スタッドレスのタイヤに交換する方も多いと思いますが、タイヤのナットにも締め付けトルクがあります。
締め付けトルクとは、どのボルトやナットにも「これくらいの力で締めましょう」という既定のトルクの事です。
簡単に言うと、ボトルの締め付けに必要となる力加減のことです。

トルクとは、ねじる方向にかかる力の事でKgf・m(キログラム・メートル)やN・m(ニュートン・メートル)という単位を使用します。

大事故につながるかも?トルクの締め方について

最近ではDIYでタイヤを交換する人も増えてきていると思いますが、この規定トルクはとても大切な工程です。
締め付けが弱くてはナットが緩んでしまい、タイヤが外れてしまうなどの危険性があります。

ですが、強く締めすぎてもいけません。強く締めすぎると、ボルトが折れてしまう可能性があります。
折れなかったとしても、強い力をかけすぎたことによるボルトの損傷や破断を招くかもしれません。

走行中にタイヤが外れてしまうと、大事故につながる恐れがあります。
ご自身でタイヤの脱着をする際には、規定トルクで締め付けるようにしましょう。

タイヤの規定トルクは車種によって異なる

タイヤの規定トルクですが、細かい規定は車種によって変わってきます。
一般的には乗用車は「9~11kgf・m(90~110N・m)」、軽自動車では「7~9kgf・ma(70~90N・m)」と言われています。
しかし、ご自身のお車の適正規定値を知りたい方は、必ず取扱説明書や各社ディーラー、またはホイールメーカーに問い合わせるなどして確認するようにしましょう。
もしくは、プロのタイヤ専門店などで相談してみても良いかもしれません。

適正な規定トルクできちんと締め付け、安全な走行を心がけましょう。

あれば締め付けに便利なトルクレンチ

ディーラーや整備工場では、タイヤの脱着などにトルクレンチという物を使います。
メモリを合わせて締め付けていくと、カチッと音がして簡単に規定トルクで締め付ける事が出来ます。
ご自身でトルクレンチをお持ちになっている方は少ないと思いますが、最近では簡易的なトルクレンチも販売されています。
頻繁にタイヤの脱着をする方などは持っておくと大変役に立つ工具だと思います。

トルクレンチがなければクロスレンチでタイヤを脱着

タイヤの脱着をしたいものの、トルクレンチを持っていないという方がほとんどだ思います。
そのような場合、車載工具のクロスレンチ(十字レンチ)を使う事をお勧めします。
車載工具にはシンプルで足りない機能もありますが、その分簡単使えるように作られています。
車載工具の収納場所や種類の確認など、緊急事態の為に確認しておくととても安心です。

規定トルクを踏まえたタイヤの交換方法

タイヤの脱着

タイヤの脱着をするために、まずは平らな場所で、車が動かないようにサイドブレーキを引いた状態であることを必ず確認するようにしましょう。
また、タイヤを持ち上げる前に、クロスレンチでナットをほんの少し緩めておきます。
とても硬い場合などは、足で押しながら回してみても良いかもしれません。
そして、車載工具のジャッキを使ってタイヤを持ち上げ、クロスレンチでタイヤのナットを回して外し、タイヤも取り外します。

新しいタイヤの装着

新しいタイヤをはめ込みます。
ホールの真ん中に、ボルトがしっかりとはまる位置にはめ込みましょう。
新しいタイヤを装着したら、1本のナットを少しだけ締めます。
そして、タイヤを抑えながら他のナットも締めていきます。この時、手で回すのは少しだけで大丈夫です。
全てのナットを軽く締めたら、クロスレンチを使ってしっかりと締めていきます。
この際、右回りや左回りではなく、対角線上の順番に締めていきましょう。
こうする事で全てのナットを大体均等に締める事ができ、よりバランスよく固定できます。

締め付けトルクの注意点

規定トルクは意外にもそこまで強い力ではないため、十字レンチを使って強く締めすぎないように注意しましょう。
力任せに締め付けると、ボルトの損傷は間違いなく起こります。
そのため、足で押して思い切り締めるのも控えるべきと言えます。

クロスレンチを使って締める際は、クロスレンチにほんの少し体重を乗せ、ギュっと締める程度で大丈夫だと考えられます。
締め終わった後は、トルクを測ってくれるサービスのあるガソリンステンドや量販店で締め付けトルクを確認してもらうと安心です。

細やかなメンテナンスを行って快適なドライブを心がけましょう。

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