速度の取締りに利用され事故防止に活躍しているオービスですが、ドライバーにとってはなかなか手ごわい存在です。
そもそもオービスとはどういうものなのでしょう?
ここではオービスの種類や設置場所と対策用のおすすめアプリについてご紹介します。
オービスとは
オービスは走行中の車がどのくらいの速度で走っているかを測定し、制限速度や法定速度をオーバーしている車を取り締まる「自動速度違反取締装置」のことです。
ラテン語で目を意味するオービスは通称であり、アメリカのボーイング社が開発した製品の商品名に由来しています。
日本で初めて導入されたことから、オービスとして浸透しました。
近年はオービスに記録されないよう、設置場所を知らせるアプリも登場しています。
オービスの種類
使用されているオービスは全部で6種類です。
レーダー波を利用したタイプには「レーダー式オービス」と警察署と回線が繋がっている「Hシステムオービス」があります。
ループコイルで測定するタイプは「ループコイル式オービス」とループコイル式とHシステムを合わせた「LHシステムオービス」の2種類です。
車内の機材で測定する「移動式オービス」、持ち運びが簡単な「新型小型オービス」も導入が進んでいます。
オービスの設置場所
設置場所はタイプによって違います。
レーダー式は、道路の上部に設置されており、Hシステムでは車線の上部に白色の四角いアンテナを確認できます。
ループコイル式オービスは道路に埋め込まれています。
同じ仕組みのLHシステムでは車線の上部にカメラが設置されています。
取締用のワンボックスカーの後部に搭載されているのは移動式のオービスです。
狭い道路に対応した新型小型オービスは周囲に馴染むよう設置されています。
オービスに撮影された場合
オービスに記録された写真で車のナンバーを確認し所有者が特定されます。
記録したカメラがフィルムかデジタルかどうか、また地域によっても通知が届く時間は違うため、忘れたころに郵送されることもあるでしょう。
取締りの対象となるのは車の所有者ではなく、オービスが光った時点で運転していた人物です。
オービスのアプリおすすめ7選
事故防止に役立つおすすめのアプリを7つご紹介します。
オービスが設置している場所を確認できるアプリをスマホへ、インストールしておけば、いつも以上に注意して運転することが可能です。
使い勝手の良いおすすめアプリを選んで活用してみましょう。
おすすめ1:オービスナビ
オービスナビはお金をかけずオービスの対策をしたい人におすすめです。
備わっている機能はすべて無料で利用できます。更新料がかからないこともおすすめのポイントです。
日本国内に設置されているオービスがどこにあるのかを音声で教えてくれます。
音声での警告は起動中だけでなく、バックグラウンド音声でも入ります。
オービスナビは高速道路や首都高速から一般道までカバーしており、速度に注意しながら走行することが可能です。
おすすめ2:Yahoo!カーナビ
Yahoo!カーナビは、カーナビ機能が充実しているアプリを求めている人におすすめです。
目的地の検索やルート検索、駐車場の空車情報と必要な機能を利用できます。
オービスの設置場所はスピード注意情報として、ルート案内の音声と地図に表示されるアイコンで確認できます。
通常、注意が必要な場所では警告を促す音声が2度聞こえてきます。
スピード注意情報は設定から簡単にON・OFFを切り替えることが可能です。
おすすめ3:オービスガイド
移動式オービスにも対応しているので、生活道路の走行が多い人にはおすすめです。
GPSを使えない場所に設置されているオービスの情報も事前に知ることができます。
ネズミ捕りや移動式オービスの目撃情報を、ユーザーがアプリから投稿できる点がオービスガイドのおすすめポイントです。
気になる取締りの情報をすばやく共有できます。
また、広告が付いてしまいますが、無料版もあります。
おすすめ4:オービスラジオ
オービスラジオはiPhoneやiPadももちろん、アンドロイドでも利用できるアプリです。
オービスラジオはTwitterに投稿された交通情報を読み上げてくれます。
移動式オービスに関することなどリアルタイムの情報を音声で知りたい人におすすめです。
バックグラウンドでも音声は聞こえてくるので、ほかのアプリと一緒に使うこともできます。
運転中にスマホの確認や操作をせずに使いこなせます。
走行中、ラジオ感覚で聞いているだけで情報を入手できるところがおすすめポイントです。
おすすめ5:オービス警報ーオービス&渋滞
オービスの設置状況や渋滞情報のチェックにおすすめのアプリです。
有料アプリですが使用期限はなく、一度購入すれば使い続けることができます。
取締りを実施している場所は画面上と音声とで確認可能です。
地図画面を見ればどこが渋滞しているのか一目瞭然です。
機能は限られていますがバックグラウンド設定も可能で、普段使っているナビアプリと合わせて使えます。
おすすめ6:交通違反撲滅委員会EXECUTIVEオービス・ねずみ捕り
身近な交通取締情報を共有していくことで、リアルタイムな情報を入手できます。
自分で交通情報を発信するとランクアップしていく仕組みになっています。
楽しみながら利用したい人にはおすすめのアプリです。
ルート検索機能を使えばルート上や周辺の取締りや交通規制情報をチェックできます。
目へ負担がかからないよう画面の明るさを夜モードに調整できる機能も付いています。
おすすめ7:新型オービス&検問ネズミ捕り情報共有ー早耳ドライブ2.3.3
早耳ドライブはユーザーの投稿した交通情報がすぐに地図画面へ反映されます。
ユーザー同士で情報を共有できるため、新しい情報を早く知りたい人におすすめのアプリです。
狭い道路に設置されている移動式のオービスの情報も入手できます。
メールを利用し、自分に必要な情報のみを受け取ることも可能です。
apple storeでは、現在はサービスを廃止しており、オービスガイドの方へ移行しています。
オービスを光らせないようにするには?
オービスを光らせてしまえば、行政処分は免れません。
出頭した時点での聴取、検察官からの事実確認、簡易裁判と段階を踏んだ上で罰則を科せられます。
記録されて後悔することのないよう、光らせないためにできる対策を確認しておきましょう。
レーダー探知機
オービスの設置場所を教え運転をサポートしてくれるレーダー探知機もおすすめです。
レーダーを感知し知らせるだけのタイプからGPSが搭載されているタイプまであり、価格にも幅があります。
スマホのアプリは電波が圏外になると利用できませんが、レーダー探知機は問題なく活用できるので、山間部を走行する場合は併用をおすすめします。
GPS内蔵のレーダー探知機は定期的に更新を行えば、新しい設置場所を知ることも可能です。
標識に注意
生活道路での取締りに活用されている新型小型オービスは、標識近くや電柱の傍に設置されていることがあります。
また、オービスの近くには速度取締機があることを知らせる看板が設置されているため、見逃さないよう注意しましょう。
看板はオービスによって記録される画像が無断で撮影したことにならないよう事前に告知する意味で設置されています。
車の速度に気をつけて安全運転をしよう
おすすめアプリを利用しオービスの設置場所をわかるようにすることで、運転者は速度に気を配り運転するようになるでしょう。
オービスが設置された多くの場所では、導入前よりも事故が減少傾向にあることがデータに表れています。
オービスを光らせないように注意することは、確実に事故防止へと繋がっています。
紹介したおすすめのアプリやレーダー探知機を利用して、正しい速度での運転を心掛けていきましょう。
また、最近は移動式のオービスも増えているのでどんな時も制限速度を守って走ることが大切です。