車を選ぶ時に何人乗りの車かというのは必ず気にするポイントです。自分の使用用途に合わせた車を選ばなれば、せっかく車を買ってもあまり乗らなくなってしまいます。特に家族向けの車を買う時に何人乗れる必要があるのか考えることはとても大切です。ミニバンが多くの人を乗せることができるのは家族ぐるみの付き合いや親戚との付き合いが多くなっていくからと考えられますね。しかし、大半のファミリーカーは7人乗り仕様が多く、8人乗りの車というのはあまり見かけません。8人乗れる必要がある人も必ずいますし、その数も少なくないでしょう。そこで今回は8人乗りの車について、メリット・デメリットやおすすめの車を紹介していきます。
8人乗りが必要になるのは?
子供が3人以上いる家庭
子供が3人以上と比較的多くいる家庭は8人乗りの方が良いでしょう。親戚や子供の友達を乗せたりなどで、三列目も使って8人乗せる機会というのが多くなります。また、子供が乗る分には体が小さいため三列目にも苦しくなく座ることができるでしょう。
小さな子供がいる家庭
小さな子供がいる家庭で8人乗りを選択するメリットとして二列目がベンチシートとなっているため子供のオムツを変える時に寝転ばせて変えることができ非常に便利なところです。オムツを変えるときでなくても一旦横にできるということは小さな子供がいる家庭にとっては良いポイントですね。
8人乗りのメリット・デメリット
メリット
8人乗り
当たり前ですね。人数が多く乗れるということは同じサイズの車ならば悪いことはありません。もしもの時に備えて人が多く乗れるに越したことはないですから。
車中泊がしやすい
7人乗りの車と8人乗りの車の違い、それはシートが独立しているかしていないかの違いです。先ほども少しお話ししましたが8人乗りの車は二列目の席がすべて繋がっており、ベンチシートとなっているため三人座ることができます。そしてそのベンチシートは車中泊をしようとする時に非常に役に立ちます。独立式のシートでは完全に倒したとしてもシートとシートの間に隙間ができてしまい、完全にベッドのようにとはいきませんが、ベンチシートでは完全にベッドのようにすることができます。車中泊をしたい人にとってはこの差は大きいかもしれません。また、シートアレンジに関してもベンチシートの方が多彩です。
価格が安い
意外に思う人もいるかもしれませんが7人乗り仕様よりも8人乗り仕様の車の方が安いことが多いです。これも先ほどお話したシートの違いが関わっており、独立したシートでは肘掛けなどのパーツが多くなるため価格が高くなりやすいのです。できるだけ価格を安く抑えたい人はベンチシートの方が良いでしょう。
デメリット
三列目の乗り降りがしづらい
ベンチシートで困難なのが三列目への行き来です。独立シートだと二列目からウォークスルーで直接三列目にいけるのに対し、ベンチシートでは毎回乗り込む時に二列目の席を倒して乗り込まなければならないため、頻繁に三列目を使う人にとっては面倒な作業となりそうです。
7人乗りの比べ乗り心地が悪い
7人乗りの仕様では独立したシート一つ一つに肘掛けがあったり、シートの造りなどがしっかりとしているため、7人乗りの仕様と比べると乗り心地は良くないと言えます。
8人乗りの車5選!
ランドクルーザー200
世界的にも「壊れない、どんな道も走れる」という武器で多くの人気を博しているランドクルーザー。SUVの上に完全アウトドア向きの車であるため、そんなに多くの乗車人数は確保されていないようなイメージですが、実は三列目がしっかりと完備されており一般的なミニバンよりも多い8人が乗れるようになっています。三列目の広さ的には快適に乗れることを第一に設計されているミニバンと違い、そこまで快適に座れはしませんがオフロードも走れるということを第一に設計しているSUVで多くの人数を乗せれるのは助かりますね。
レクサス LX
こちらも先ほどのランドクルーザー同様SUVで8人乗れるという車です。ランドクルーザーと違うところは、ランドクルーザーは完全にオフロードを意識した車に対し、レクサスは都市などでの生活も意識した車となっています。また、レクサスという高級車メーカーだけあって先進装備や内装設備にも非常にコストがかけられていて、歩行者を検知する衝突回避システムや車高を状況に応じて上げ下げする機能など細かなところにも気が配られています。しかし、その分もちろん価格は非常に高くなってしまいます。
デリカ D:5
4WDのモードが搭載されていたり、ディーゼルモデルが人気あったりとかなりSUVっぽくオフロードを走ることを意識している車です。しかし、形的には他のミニバン同様のボックス型のため三列目の広さはしっかりと確保されており、余裕をもって8人乗ることができます。車高が高めのため小さな子供が一人で乗ることは難しそうですが、家族を乗せてアウトドアに出かけたいという人にはぴったりの車です。
日産 セレナ
国内でミニバンのロングセラー車種と言えばセレナ。セレナの8人乗りが他とは違うところはシートアレンジが多彩な点です。ベンチシートの真ん中の座席も前後に動かせるため8人乗りながら三列目への乗り降りが非常にしやすくなっています。8人乗りの大きな欠点である三列目への乗り降りの負担がなくなるというのは非常にありがたいですね。室内の広さも5ナンバーサイズの車とは思えないほど広くなっており、長くヒットしている理由がわかります。
アルファード
国内の高級ミニバンとして地位を確立しているアルファード・ヴェルファイア。車をあまり知らない人でもわかるくらい有名な車ですね。他のミニバンと比べてもそのサイズは大きく、8人が座っても非常にそれぞれがゆったりと座ることのできる数少ない車です。また、シートなどの内装も高級ミニバンと言われるだけあって豪華な造りになっています。さらにハイブリッドのモデルもあるので燃費を気にする人にもおすすめです。