最近のミニバンを見ていて強く思うことがあります。それはミニバンの顔やラインナップにかっこよくや厳つめの顔をしたものがかなり増えてきたなぁということです。それに比例してエアロパーツやカスタムをするミニバンも増えてきている気がしています。よく考えればミニバンの顔が厳つい方向へと変化しているということはそれだけ厳つめの顔に需要があるということなので、エアロを着けたりしているミニバンが増えているのも当然なのかもしれません。しかし、ネットでも身の回りでもミニバンのエアロがダサいと言う人は意外と多くいます。ダサいと思う感覚は人それぞれですが、なぜそう思う人が意外に多くいるのでしょうか。今回はそんなミニバンのカスタムやエアロについて語っていきたいと思います。
そもそものエアロの役割
エアロパーツについてみなさんはどれくらい知っていますでしょうか。まず最初にダサいダサくないという話よりエアロパーツの役割と目的についてお話していきます。
もともとレース用に作られた
エアロパーツとは何かと言いますと、もともとはF1カーやレースカーに向けて作られた車体にプラスで着けるアクセサリのようなものです。これを着けることによって走行中に上から押さえつけられる力が発生し車のハンドリングやコーナーを曲がる時に遠心力に引っ張られにくくなる効果があります。全てのエアロパーツはこの力を生むために作られていてこの目的はミニバンや市販車に着けるエアロパーツも変わりません。エアロパーツについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ミニバンのエアロはダサい?
そんなエアロパーツですが果たしてなぜそれをミニバンに着けることはダサい言われるのでしょうか。
ミニバンにつける意味
まずミニバンにエアロを着けるのがダサいと言われる理由として、そもそもミニバンに着ける意味がないということが挙げられます。エアロパーツは先ほど紹介した通りレースカーなどに向けて速く走れるように作られたものです。その目的を考えるとミニバンに着けているのは意味がないようにも思えてしまいます。また、F1などの車は一般の車に比べてものすごく軽いので空気抵抗の影響を受けやすくなってしまい、エアロパーツが重要な役割を担うわけですがミニバンはそのF1カーの2倍ほどの重さがあります。これだけの重さがあればミニバンに着ける意味がありません。そもそもダサいというのは基本的に意味のないことに対して思われることが大半です。例えばトヨタの車にレクサスのエンブレムをつけているのをダサいと思うのも意味がないのにカッコだけつけているからでしょう。なのでミニバンのエアロをダサいと思うのも機能的に意味がないのに装飾しているのがダサいと思っている人が多いのではないでしょうか。
ミニバンのカスタムがダサいという声も
一方でミニバンのカスタムがダサいという声もあります。ここではそんな意見を紹介します。
フォグランプをめちゃくちゃ眩しい&黄色とかオレンジとか青とか変な色のに替えて、ヘッドライト点けずにフォグランプと車幅灯だけで走るのって流行ってるの?
全然かっこよくないしむしろダサいしなにより幻惑されてものすごく危ないと思うんだけど(ミニバンとアクアと軽自動車に多いイメージ)
— たこやき@竜党#8 (@TAKOYAKI_8_22) November 26, 2019
シャコタンして変なホイール付けてる
ステップワゴンとかノア位のミニバンほど
ダサい車ってないと思うんやけど
どうやろか— がっきー@沼津市民 (@Syou19960719) January 8, 2019
このようにミニバンのエアロではなくカスタムがダサいという声は意外と多くあります。カスタムはエアロパーツとは違い、着けるだけとはいかないのでそこまで家族が使うものに手を加えてしまうということがあまり受け入れづらい要因でしょうか。
ワケわかんない改造してる車みんなダサい
— 清み祐 (@self_hate____) November 26, 2019
もう!ほんまに腹立つ!
斜め下の新生児と一歳児おる家の改造車!ほんま30越えてる(であろう)夫婦で頭おかしいんちゃう?あの騒音なんなん?迷惑かけてるのわからん?
今突然、ブオオオーン!!ってエンジン音でせっかく寝てた息子がビックリして起きて泣き出したんやけど!
くそダサいのわからんの?— きりか@バンタン垢 (@zhaoaizi_ARMY) November 26, 2019
また、車に手を入れること自体ダサいという人もいます。そこには乗っている人の人柄が関係していて車に手を入れている人=マナーを守らない人というイメージが強くついているため車のカスタムやエアロを着けるのはそう言ったマナーを守らない人がやるものという認識が広がってしまっているのかもしれません。最近は厳つい顔をしたミニバンが増えていることもありカスタムをしていると乗っている人への印象がさらに悪いものになってしまうということも要因の一つでしょう。
ダサいと言われるわけはミニバンを選ぶ理由に?
ダサいと言われる理由の大きな一つにミニバンを選ぶ理由もあると思います。ここではその理由について考えてみます。
ミニバンを選ぶ理由
ミニバンを選ぶ人には子供ができたりして家族でどこかに出かけれるように荷物と人を多く載せれるミニバンを選んだり、それ以外でもこれからのことを考えて選ぶという人が多いでしょう。また、家族のことを考えてミニバンの中でも燃費の良いものを選ぶという人も多いはずです。ミニバンを選ぶ理由にはそういった、自分意外の他の人のことを考えているという背景があります。
そんな目的や使い道を重視したミニバンだからこそエアロパーツやカスタムをするのがダサいという結論になってしまうのかもしれません。そもそも実用性を重視して選んだ車なのにカスタムやエアロパーツをつけることによってその実用性が失われてしまうしせっかくミニバンにはミニバンの特徴があるのに無理やりスポーツカーっぽくしようとしたりかっこ良さを見せようとするのが多くの人には受け入れられないのでしょう。
ミニバン自体がダサいという意見も
これは昔から言われていることではありますがエアロパーツがどうこうよりミニバン自体がダサいという意見も割と多くあります。家族ができてもミニバンはダサいから乗りたくないという人も少なくありません。そういった意見の大半がミニバンの真四角みたいな形がダサいという意見です。スポーツカーやF1に代表されるようにかっこいいと思われるのは車高の低い速さを追求した流線型の車です。それらと比べるとミニバンは確かに正反対のフォルムかもしれません。しかし、車選びにはかっこよさだけが全てではありません。機能性や実用性も重視して車選びをしなければならない時もくるでしょう。そういった意味でミニバン自体をダサいと一括りにして言うのは少しお門違いかもしれませんね。
まとめ
ここまでミニバンのエアロやカスタムがダサいと言われるわけについてお話してきましたがいかがだったでしょうか。ダサいと思う感覚は人それぞれですが、最終的に結論づけますと全体的にエアロやカスタムをしている人たちはルールを守らなかったり周りに迷惑をかけていることが多いからダサいと言われていてそれがミニバンだと家族がいるのにまだそんなことやっているのかという目線でさらにダサいと言う人たちが増えているという気がします。もちろんルールを守る人もたくさんいるでしょう。ミニバンのエアロやカスタムがダサいと言われないためにはその言った乗っている人のイメージから変えていかないといけないのかもしれません、