BMWの中でもM3はトップクラスの走行性能を持っていて、世界中に多くのファンを抱えている大人気車種です。見た目は3シリーズと似ていますが、中身はまったく違った乗り物で、エンジンやマフラーのサウンドを聞けばすぐにM3だということが分かります。今回はそんなM3のカスタムについてご紹介します。
BMW M3とは
BMWのM3はサーキットでの走行性能の向上を目的に製造されている車なので、一般的な3シリーズと比較すると段違いのパワーを秘めています。速く走るためには余計なものを削る必要があります。なので、軽量化のためにカーボン素材を各所に使用しています。ルーフやタワーバー、シャフト部分など、普通ではカーボン素材を使用しないようなところにも軽量化素材を採用しています。現行型のM3では18インチを装着していますが、オプションで19インチホイールを装着することも出来ます。かなり高価なオプションにはなりますが、見た目の格好良さと性能の高さを求めるのであれば、必ず付けたいオプションの一つです。
さらに、予算に余裕があるのであればカーボンセラミック製ブレーキシステムもお勧めです。高速域でも安定した制動力を発揮してくれる素晴らしいシステムです。
外観は洗練された見た目に仕上がっていて、前から見ると鋭いヘッドライトが目を引きます。キドニーグリルとヘッドライトが一体化するようなフロントマスクは力強くてBMWらしいデザインになっています。
BMWが本気でカスタムをしたM3
M3はBMWがレースで勝つためにカスタムをした車なので、本来の性能を発揮させるにはサーキットでの走行がお勧めです。サーキットは速度制限などはなく、ルールと常識の範囲内であればスピーディな走りを楽しむことができます。とにかく走りを追及したいという人は、BMWのことを熟知した専門店で、コンピュータ系のカスタムを実施するという方法もあります。ドイツ車ではDME(Digital Motor Electronics)チューニングと言われています。要はCPUチューンです。市販されている車はメーカー側で壊れないマージンを持った安全な範囲で制御するように作られているため、本来の性能をフルに発揮できていない場合が多いです。その抑えられている性能を解き放つイメージです。こちらのブログが参考になるかと思います。「TECH-M ✖ SUNBEAM スペシャルDMEチューン‼」。
プレミアムスポーツカーにも負けない性能
BMWのM3を購入を考える時、同時にいくつかの車種が候補に挙がってくるはずです。同価格帯の車種でいうとポルシェ911、メルセデスベンツSLクラスなどが有力です。どれも素晴らしい車で、それぞれ魅力を持った車です。ポルシェ911は圧倒的な加速力とエンジンに魅力がある車で、日本でも多くのユーザーがいます。メルセデスベンツSLクラスはステータスがあり、安全性も高い車種です。もしBMWのファンで、高い走行性能を持っていることが重要であるならば、M3が一番理想に近い車です。M3はプレミアムスポーツカーにも負けない性能を持っている車なので、存分に走りを楽しむことができます。
さらに高いパフォーマンスを求める
専用のエアロパーツを装着 さらに高いパフォーマンスを求めるであれば、空気抵抗を極限まで減らすことを考えましょう。そのために必要になるのはレーシングカーのような低い車高とエアロパーツです。ボディを路面に出来るだけ近づけて走り、空気を受け流すようなエアロパーツを取り付けることで、より速く走ることが可能になります。現行型のM3ではノーマルでも空力を考えたエアロパーツが装着されているため、アフターパーツはそこまで豊富ではありません。ノーマルのバンパーにリップスポイラーなどを装着する程度でも十分にカスタマイズされる印象です。「3DDesign」というメーカーのエアロパーツは、純正のラインを崩さずに程よくまとまったエアロパーツです。
まとめ
BMWのM3は見た目からは想像ができないほどの性能を持っていて、それでいて普段は普通のセダン、クーペのように使うことが出来る一度で二度美味しい車です。新車価格はかなり高額になりますが、その金額に見合った価値がある車だということは知ってもらえたはずです。BMWの車が好きな人であれば、一度は所有してみたい憧れの車は何かと問われたら迷わずM3と答える人が多いはずです。もし自分にそのチャンスがめぐってきたら、迷うことなくM3を購入して、楽しいカーライフを、そして自分好みにカスタムして楽しみましょう!