学生自動車部に取材してみた【千葉工業大学】

若者の車離れが叫ばれて久しく、リースやサブスクといったサービスの登場によってマイカーを所有しない時代に入りかけている昨今、そんな時代の流れに逆行するような青春を送っている学生たちがいます。この記事では自動車部と呼ばれる彼らの活動を紹介していきたいと思います。

自動車部ってどういう団体?

ここで軽く自動車部についてご説明します。字面から大体わかるかとは思いますが、自動車部はおもに自動車競技の大会への参加や大会で使う競技車両の整備といった活動をしている大学や専門学校の部活です。4年制の総合大学や理系大学であればほとんどの学校にあり、学生主体のモータースポーツでは学生フォーミュラと双璧をなす存在です。自動車部は一般的に車部(シャブ)と略されますが、これを知らない人の前でいうと怪しまれるので気を付けましょう。この記事でも、親しみを込めて車部の略称を使用します。

千葉工業大学自動車部

千葉工大自動車部が取材に応じてくださいました!
千葉工大は、2019年度に行われた全関東大会ではダートトライアルで団体4位個人3位、ジムカーナで団体2位個人4位、全日本大会ではダートトライアルで団体2位個人優勝、ジムカーナで団体4位と、素晴らしい成績を残している上位入賞の常連校です。

部車

車部と言えばやっぱり気になるのが部車!部車には大学によって特色が出るところでもあるので車部を語る上では欠かせない存在です。千葉工大自動車部には3台の部車がありますので、紹介していきます。

EP82スターレット

千葉工大自動車部の代名詞ともいえるスターレットは、ダートトライアル用の競技車両です。クロスミッションおよびLSDの搭載やブーストアップ、タービン交換によるレスポンスアップといったチューニングが施されており、昨年の全日本学生ダートトライアル選手権大会ではこの車両で団体2位、伊東拓海選手が個人で優勝を果たしています。練習用としてもう1台スターレットがあるそうですが、原形を留めないほど横転しているそう。

DC2インテグラ96spec

こちらのインテグラはジムカーナ用の車両で、なんと全日本学生ジムカーナ選手権大会で団体優勝したこともあるマシン。シビックの足回りを流用した4穴化やオーリンズのジムカーナ用ショックの搭載などが施されていて、コンスタントに上位入賞を狙っていけるマシンに仕上がっているということです。

S14シルビアQ’s

新入生が最初に触る部車がこのシルビアで、この車の破壊と修理を通じて整備を学んでいく練習車。K’s(ターボ)の部品を使って5穴化されていたりデフギヤがロックされていたりと、ドリフト仕様になっているということです。

参加競技

千葉工大自動車部が参加している競技を紹介していきます。

ダートトライアル

ダートトライアル、通称”ダートラ”は舗装されていない砂や砂利のコースで1台ずつ走ってタイムを争う競技です。砂煙を巻き上げながら走る姿は迫力満点です。たまに横転します。

ジムカーナ

駐車場のような広くて平らな場所にパイロンなどを使ってコースを設定して、1台づつ走りタイムを競う競技です。

フィギュア

フィギュアは自動車運転技術の正確性を競う競技です。教習所で走ったようなリアリティのないS字やクランクを思い出してください。フィギュアは、あのような極めて狭く設定されたコースの中で、車を素早く正確に走らせることが求められます。

軽耐久

軽自動車限定の耐久レースです。大会ごとにレギュレーションは違いますが、軽自動車の中でも改造範囲やターボの有無によってクラス分けが行われることが多いです。軽自動車を使うため敷居は高くありませんが、大きい大会ではスーパーGTなどに参戦しているプロドライバーが参加することもある、面白いモータースポーツです。

部員所有の個人車

・主将戸田さんの愛車も部車と同じEP82スターレットだが、まだ1度もダートを走っていないそう。もともと不動車だったが、部車の部品がたくさんあるかろ何とかなるだろうという事で購入を決めたとのことです。

・主務・岡山さんの愛車はMR-S。先輩からMR-Sを譲り受け、その修理のためにエンジンブローしたMR-Sをもう1台部品取りとして購入し、現在は部品取りとして購入した方のMR-Sのエンジンを載せ替えて乗っているとのことです。MR-Sは通常1ZZというエンジンが搭載されているが、岡山さんはなんと2ZZを載せてしまったそう。この2ZZは、セリカやロータス・エリーゼに採用されたスポーツエンジンで、現在でも根強い人気がある名機です。載せ替えの作業はほかの部員の手を借りながらも自力で行い3ヶ月以上の時間をかけて完成したという事です。

他の部員もほとんどが個人で車を所有しているそうです。

ガレージ・設備

千葉工大自動車部のガレージは同時に4台を収容できるほどの広さがあり、これは関東の車部の中では最大級の大きさという事です。もちろん広さだけでなく、各種工具やエアーコンプレッサー、タイヤチェンジャーもあり、自動車のほぼすべての整備ができる環境が整っています。

普段の活動

千葉工大では、毎週月曜日にミーティング開き、活動予定の確認や諸連絡などが行われています。この時に人が集まるので、人手が必要な重整備が行われることが多いそうです。月曜日以外の平日の活動は自由で、部車や個人車の整備を進めるなどしているとのことです。

千葉工大自動車部からのお知らせ

最後に、今回お話を聞かせてくださった千葉工業大学自動車部からの告知です!

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