コペンは、ダイハツが開発・製造する、2シーターの軽オープンカーです。
そして、コペンGR SPORTは、ダイハツの親会社であるトヨタの「GAZOO RACING」がチューニングを施して、トヨタ・ダイハツで販売される車です。
この車は、軽の2シーターで実用性はあまりないですが、日本の道路に合っていて、非常に走りを楽しませてくれる車となっています。
今回は、そんなトヨタのコペンGR SPORTの評判や魅力について、詳しく解説していきます。
GR SPORTとは?
「GR」とはトヨタの「GAZOO RACING」が市販車によりスポーティな走りを求めて、エアロパーツやタイヤ・ホイール・サスペンション等に手を加えたモデルです。
そして、GR SPORTはそんなGRよりも、より日常使いに合わせて、チューニングされたエントリースポーツモデルとなっています。
小さなスポーツカー「コペンGR SPORT」のボディーサイズは?
コペン GR SPORTは、全長3395mm、全幅1475mm、全高1280mm、車両重量はCVT870kg、5速MT850㎏、最低地上高110mmとなっています。
全長、全幅は軽自動車の規格をいっぱいに使い、全高・最低地上高ともに低いので、小柄ながらスポーティーな見た目となっています。
また、最小回転半径も4.6mと軽自動車らしい小回りも効きますので、スポーティーな走りに加え取り回しの良い車となっています。
GR SPORT仕様のスポーティーなエクステリア
コペン GR SPORTは、フロント・リアバンパーやフェンダー、グリル、ヘッド・テールランプ、ホイール等、エクステリアのほとんどが通常のコペンから仕様が変更されています。
また、コペンのフレーム部とアウターパネルを独立させることで、エクステリアを一新させることができています。
グリルはより大きくし空冷を高め、リアバンパー下部をディフューザー形状にすることでダウンフォースを高めるなど、見た目だけでなく走りもよりスポーティーなものに仕上がっています。
走りと見た目を意識したインテリア
コペン GR SPORTのインテリアで特に印象的なのはレカロシートです。
しっかりと体をホールドさせてくれる形状で、街中の走りから、ワインディングロードでの走りまで体を安定させ、疲れを感じさせないシートです。
また、ステアリングはMOMO製のものとなっています。
ステアリングはフィット感のある形状に加え、中心にMOMO、下部にGRのエンブレムがあり、走りだけでなく見た目も運転席から楽しませてくれる車です。
日常使いに合わせたスポーツカーの走り
コペンではボディー剛性向上のためセンターにクロスでブレースがありますが、GR SPORTはそれに加え、フロントや燃料タンク付近にも専用ブレースが追加され、よりボディー剛性が向上されています。
このボディー剛性向上により上手くサスペンションで衝撃を吸収し、よりスムーズで安定した走りを実現させてくれます。
また、トランスミッションは、パドルシフト対応の7速CVTと5速MTがあります。
パドルシフトで運転するのも勿論楽しいですが、5速MTで自分の思うように車を操るのが好きという人も多いと思います。
コペン GR SPORTは、軽自動車でありながら低速トルクが太いため、低速時のクラッチ操作でのギクシャク感がないので非常に街中でも扱いやすい車であると評判です。
ライバル車 HONDA S660と比較
同じ2シーター、軽オープンカーとしてHONDA S660はコペンのライバルとなります。
これらの大きな違いとして、駆動方式・ルーフ開閉方式・収納スペースがあります。
駆動方式は、S660がMR、コペンがFFです。
S660はMRであることや6速MTがあるので、S660の方がよりスポーティーな走りができます。
しかし、その他のルーフ開閉方式では、コペンが電動格納式であるのに対し、S660はルーフを手動でロールにしフロント部に収納する必要があります。
また、収納スペースもコペンの方が充分にあります。
ですので、日常使いでの使い勝手ではコペンの方に評判があります。
まとめ
今回は、コペン GR SPORTについて解説しました。
非常に走りを楽しませてくれる上に、日常での運転に疲れを感じさせない、おすすめの車です。
運転の好きな人は是非一度、乗ってみてください!