トヨタラクティスのOME車として2010年-2016年まで販売されたコンパクトトールワゴンのスバルトレジア、その外観はスバルらしさが強調されておりコンパクトながらもゆとりある空間を持っています。そんなスバルトレジアについて今回はまとめました。
スバルト レジアの特徴

トレジアはどんな車?
スバル・トレジアはトヨタ自動車が製造し、スバルが販売していたコンパクトトールワゴンです。2代目トヨタ・ラクティスの姉妹車(OEM)であり、3代目トヨタ・ヴィッツをベースとしています。販売期間は2010年11月~2016年6月です。
ボディサイズは全長3,990mm、全幅1,695mm、全高1,585mm、搭載エンジンは排気量1.3Lと1.5Lの二種類、駆動方式もFFと4WDの二種類でのラインナップでした。
小柄なボディですが、広く開放的な室内空間をもつ5ドアハッチバックです。燃費や環境にも良い利便性の高い小型車で、新車当初価格は156.6~213.1万円です。
スバルの手が加えられたコンパクトカー
スバル・トレジアはトヨタのラクティスと比較して、スポーティーかつ躍動的なデザインでデビューしました。これまでのOEM車と異なり、スバルの技術者も開発に携わっていたため、スバル独自の路線が強調されたデザインになりました。バンパーやグリル、ボンネット、フロントフェンダー、ヘッドライト、リヤガーニッシュ、リヤコンビネーションレンズにもトレジア専用品を与えられ、スバルの良さが組み込まれた車種になりました。
居住性に優れた車内
スバル・トレジアはコンパクトカーであることを感じさせないくらいの広い室内空間を確保しています。天井が高いので、車内での窮屈さや圧迫感を感じさせません。また、シンプルなインパネデザインとダッシュボード形状により、エアコンやオーディオ類の操作を行いやすくし、フロントガラスの視界性を向上させました。
足元のスペースも広く確保され、大人5人がゆったりと座ることができます。後席は6:4分割可倒式なので、ほぼフルフラットな荷室にすることも可能です。

エクステリア・インテリア
エクステリアについて

スバル・トレジアのエクステリアについて、姉妹車のトヨタ・ラクティスと比較しながら特徴を紹介します。
1つ目はフロントマスクです。トレジアのフロントはラクティスと比較して押し出し感の強いデザインになっています。六角柱状の網目デザインのメッシュグリルや直線的出っ張りを強調したフロントバンパーを装着したことで、スポーティーで躍動感のある顔つきになっています。また、ボンネット形状やフロントライトがグリルと一体になったデザインも、ラクティスとは異なるトレジアの特徴です。
2つ目はリヤまわりです。リヤデザインにも多少の違いがありますが、部品形状などの大きな変更はありません。テールライトのウインカー位置の違いと、メーカーエンブレムのまわりを銀メッキ装飾されているかの違いです。
インテリアについて

スバル・トレジアの内装は、基本的にトヨタ・ラクティスとほぼ共通です。ハンドル中心のエンブレムがスバルのマークに変更されます。
シンプルな内装デザインは、実用的な使いやすさを実現しており、エアコンの吹き出し口をインパネの最上部に設置することで、室内全体に風が行き渡るようになっています。
エアコンのスイッチを大きくすることで、操作性を向上させています。また、大きなメーターとインフォメーションディスプレイを採用しているので、情報を瞬時に確認することが可能です。
スバルトレジアのグレード
スバル・トレジアのグレードを紹介します。エンジンは排気量1300ccと1500ccNAガソリンエンジンの二種類、駆動方式もFFと4WDの二種類でのラインナップです。
1500cc:最高出力109PS / 6000rpm、最大トルク13.90 Kgf・m / 4800rpm
1300cc:最高出力99 PS / 6000rpm、最大トルク12.30 Kgf・m / 4400rpm
「i-S」中古価格87~115万円