結局カーナビはスマホでいい?カーナビの純正や市販との違いは?

最近のスマホの進化は目覚ましいものがあります。フェイスIDや指紋認証などほんの2.3年前までは未来の技術とされていたものが、今では普通に使われるようになりました。そんな急速に発展していくスマホの影響を受けないものはほとんどありません。今回お話するカーナビもその一つです。いま皆さんが持っているスマホのアプリには必ずと言っていいほど地図アプリが入っています。最近ではこの地図アプリが道案内をするという機能が当たり前についています。すると当然今まで車には当たり前のように乗せていたカーナビも果たして必要なものなのか、スマホでも良いんじゃないかという疑問が生じるでしょう。そこでスマホでいいのか、今まで通りカーナビを載せるべきなのか、そしてカーナビについても市販のものと純正のものどちらが良いのかその違いをここでは紹介したいと思います。

スマホで大体できてしまうナビ機能

先ほどお話した通りスマホ技術の進化には凄まじいものがあります。今ではほとんどのことはスマホで、しかも無料でできるようになりました。ここではスマホでできるナビに関する特徴についてお話ししてきたいと思います。

Googleマップについている機能

今現在のGoogleマップでできることは大きく分けて5つあります。一つ目はナビでの案内。これはもちろん、ここまで進化したアプリなら当然のようにしてくれます。二つ目が音声での案内。スマホにあるほとんどのアプリはこの音声案内もしてくれるのですが案内の仕方はアプリによってそれぞれ違います。Googleマップでは〜メートル先を左という風に案内してくれます。三つ目は走っている道路の制限速度の表示までしてくれる機能。四つ目がナビをしながら音楽をかけたりといったこともできる機能。これでもうナビで使う大方の機能は揃ってしまいました。そして五つ目が自分が走っている速度を表示できる機能です。正直、車のメーターを見ればいい話なのでこれにはあまり必要性を感じませんが…。ここまでの機能を見てもらえればわかる通り日常的に使うにはもうカーナビとなんら遜色がないくらいまできています。にも関わらず無料で使えるのですからスマホにするという方の気持ちもわかりますね。

iphoneマップについている機能

iphoneマップもGoogleマップ同様ナビでの案内や音声での案内機能は付いているのですが、一般優先のルートしか出なかったり近場へ行きたいのに高速を使うルートになってしまったりとその正確さやわかりやすさには色々と言われています。しかし、iphoneマップにしかない機能として音声案内をする時にしっかりと名称まで言うという機能があります。便利かどうかは人によって別れると思いますが、その技術はすごいですね。また、androidスマホだと地図を開くとよくありがちなカクカクしてしまうという現象はiphoneだとほとんどなくなるのも強みです。

スマホに対抗するカーナビの現状

それでは一方スマホに対抗しなければならないカーナビの今現在の機能について見ていきましょう。

最先端のカーナビでできること

現在発売されている最先端のカーナビだろうと古いカーナビだろうとナビの案内の仕方についてできることは一般のスマホとあまり違いはないのですが、そのわかりやすさにはスマホよりも良いものがあります。交差点など曲がるところの地図を3D地図により近くにある建物や実際の道路などを正確に表示してくれるので、間違えたところで曲がってしまうといったことはほとんどなくなるでしょう。また、これについては“できること”ではないのですが画面のサイズが年々大型のものが多くなってきているので視認性のしやすさという面でもカーナビに軍配があがりそうです。

純正カーナビと市販のカーナビそれぞれのメリットデメリットは?

続いて純正カーナビと市販カーナビのメリットデメリットについて紹介していきたいと思うのですが市販カーナビの良いところは純正カーナビの悪いところとなり、市販カーナビの悪いところは純正カーナビの良いところとなるのでここではそれぞれのメリットの面を中心に見ていきます。

純正カーナビの特徴

純正のメリットはなんといっても元々その車に合うよう設計されたので車内のデザインと調和性があります。市販のカーナビですとどうしてもその車専用に作られたものではなくなるので、車のインテリアに違和感が出てしまう場合も少なくありません。せっかく車を買うならデザインまでしっかり統一したいと言う人には純正がおすすめです。もう一つ大きなメリットとして盗難にあいにくいということが挙げられます。これは、純正のカーナビは車専用に作られているので盗んでもその車でないとつけられないためそもそも狙われにくいのです。また、純正カーナビの場合修理をしてくれる保証期間が3年間と市販のものに比べ長い期間保証してくれるのも大きな特徴です。

市販カーナビの特徴

市販カーナビのメリットはまず値段。純正のものと比べるとその価格の差は歴然としています。例えば、今現在最も売れている車のN-BOXで見てみると純正のカーナビの価格が一番安いもので10万円〜、一方の市販のカーナビで同じ画面のサイズの価格を見てみると一番安いもので2万6千円〜とおよそ7万円以上の差があります。もちろん市販のカーナビの方はピンキリなので高いものだと10万を超えるものもたくさんありますが全体的に見ても市販のカーナビの安さは圧倒的です。

また、市販のカーナビのメリットは価格だけではなく性能面でも純正のものに比べアドバンテージがあります。一般的に純正のものに比べ市販のカーナビの性能の方が高いとされています。純正だと市販のカーナビに比べ性能が1.2世代ほど遅れているものがあるものも。

カーナビのこれから

今現在はスマホの影響を受けているとはいえ、まだまだ車に装備する数はカーナビの方がその大半を占めています。しかし、これからもますますスマホが進化してその性能が上がってくると考えるとカーナビもこれから変わらざるを得ません。これからカーナビはどう進化してくのか、どう進化しなければならないのでしょうか。

実際の道路にルートを写す

一番わかりやすいナビの究極形としては実際に走っている道路上にルートを示すことが一番わかりやすい道案内方法になるでしょう。これができるようになればこの技術はスマホには到底できないものになるので、カーナビとしての価値が確立できます。実際この技術は多くの自動車メーカーによって開発されていてフロントガラスにナビの情報を表示する車も出てきているのですが、まだ実際の道路上に表示するような技術はでてきていません。しかし、速度や道路標識、次の曲がり方などを表示するところまではきているので、ナビの究極形になるのも時間の問題かもしれません。

スマホに対抗するのではなくスマホとの連携を強化する

これは未来の技術というよりかはすでに今現在実装されてきているものになるのですが、日本以外での国では前々から多くのナビはスマホと連携できるようになってきており、地図やナビもスマホに元々付いているアプリを使って道案内をするという形態になってきています。最初にお話した通り最近ではスマホのアプリでもナビと同じくらいの機能を兼ね備えているものが多く出てきているので地図アプリなどはもちろん、その他のオーディオや機能についてもスマホにインストールすることで車のなかでもナビと同じように利用できるというメリットがあります。いや、できる機能の多彩差で言えばナビよりも多くのことができるかもしれません。最近になって徐々に日本でも普及されるようになってきましたがこれからもっと広がるべき機能です。

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