意外と知らない?オービスへの対策6つ!捕まらない方法はある?

クルマを運転していると、ついついアクセルを踏み過ぎ、速度超過になってしまうことがあります。そのため、クルマを運転する際は、十分注意が必要です。実際に、スピード違反をしてしまうと取締の対象となります。取り締まるのは、覆面や白バイなど様々ですが、その中でも高速道路を中心に24時間監視しているカメラが存在します。それこそが、自動速度取締機、通称オービスです。
オービスは、速度違反を探知すると赤い光を発し、運転者はその後通知書によってさまざまな処分を受けます。たった一瞬の出来事が、何ヶ月も自分を苦しめることにつながるので、車を運転する方はオービス対策は十分に行うことをおすすめします。
今回は、オービスの6つの種類からオービスに捕まらない方法、オービスを光らせてしまった時の対処方法まで紹介します。もちろん、オービスがあろうと無かろうと速度超過はダメですよ。

オービスとは

オービスの正式名称は「自動速度取締装置」といい、交通量の多い一般道路や高速道路に多く設置されています。制限速度を大きく超過すると、フラッシュとともに自動で速度を記録してナンバープレートと運転手の顔を撮影します。
オービスが何km/hオーバーで反応するかについては、正式なデータはありません。ただし、オービスに撮影された場合は、一発免停になります。そのため、一発免停となる一般道で30km/hオーバー、高速道路で40km/hオーバーで反応するのではないかとだと考えられます。

オービスの種類6つとそれぞれの対策

①レーダー式オービス

レーダー式オービスは、最も旧式のオービスで走行する車にレーダーを照射し、そこから跳ね返る電波をもとに速度を計測します。レーダー式オービスの特徴として、測定率が天候や道路状況に大きく左右される点があげられます。そのため、雨天時や先行車との十分な車間距離が空いていない場合は、測定ができないことが多々あります。さらに、レーダー1機に対して1車線しか測定できないので、車線の数だけオービスが設置されている点も挙げられます。

レーダー式オービスへの対策

レーダー式オービスは常に電波を発しているため、市販のレーダー探知機で検知することが可能です。また、車線の数だけレーダー照射機が設置されているので、運転中に目視でも発見できるので、注意して運転することが対策となるでしょう。

②ループコイル式オービス

ループコイル式オービスは、ループコイルと呼ばれる磁場を発生させる装置を路面に埋め込んでいます。合計で3つの装置が6.9mの間隔で設置されているので、その上を車両が通行することで速度を計測します。そして、装置の先にあるカメラで違反車両を撮影します。ループコイル式オービスの特徴として、速度を2回測定する点が挙げられます。はじめは、1つ目と2つ目を通過する速度を計測し、その後2つ目と3つ目を通過する速度を測定します。2回とも速度超過だった場合に、ループコイルの先にあるカメラで撮影されます。
磁場を発生させるループコイルが道路に埋め込まれているため、ドライバーが目視で見つけることは難しい上に、レーダーを照射していないため、市販のレーダー探知機で検知するのも難しいです。

③Hシステムオービス

Hシステムは、現在日本の道路において最も設置数が多いオービスです。レーダー式オービスと同じく、走行する車に対してレーダー照射を行い速度を測定します。ただし、レーダー式オービスと異なる点として、市販のレーダー探知機では探知されにくいよう、照射するレーダーのパターンが変更さてています。そのため市販のレーダー探知機で検知するのが難しく、ドライバーにとっては認識するのが難しくなりました。

Hシステムオービスへの対策

Hシステムは、車線の上部に白い正方形のアンテナが設置されているという特徴があるので、運転中に目視で確認することで対策となるでしょう。

④LHシステムオービス

LHシステムオービスも日本の道路で設置数が多いものとして挙げられます。LHシステムオービスは、ループコイル式とHシステムを合わせたもので、それぞれループコイル式の「L」とHシステムの「H」を取って、LHシステムと命名されました。
速度計測の方法はループコイル式と同じで、道路に磁場を発生させる装置が3つ埋め込まれ、それらを通過する速度でカメラが反応し撮影します。ただし、LHシステムは違反車両の撮影方法が異なり、車線側面ではなく、上部に設置してあるカメラで撮影します。

LHシステムオービスへの対策

LHシステムオービスは、カメラの横に赤色灯が設置されており、運転中に目視で確認することで対策となるでしょう。

⑤移動式オービス

移動式オービスは、今まで紹介したオービスのように固定型ではなく、小型のオービスをワンボックスに積み違反車両を取り締まります。当然、覆面車両と同じく国産車のワンボックスの後部に、速度を計測できる装置とカメラを搭載しています。レーダーを照射し、そこから跳ね返る電波をもとに速度を計測、警察官立会いのもと取締りを行うのが特徴です。事前に「自動速度取締機 設置区間」という標識は掲示してありますが、見落としてしまうドライバーが多いので注意してください。

移動式オービスへの対策

移動式オービスは、主に主要幹線道路の固定式オービスが設置されている少し先に、準備されていることが多いです。そのため、オービスを通過後も速度に注意しながら運転することが対策と言えます。

⑥新型小型オービス

新型小型オービスは、2014年から登場し交通量の多い一般道路や高速道路だけではなく、狭い細道にも設置できるので注目を集めています。ゾーン30と呼ばれる新型小型オービスは、制限速度を30km/hに制限している狭い道での違反車両を取り締まります。交通量の多い道路では、制限速度を遵守しても歩行者が多い狭い細道で制限速度を無視するドライバーが多いため、配備されました。外観は、非常に小型で運転しながら目視で確認することは難しいので、狭い細道でも安全運転を心がけてください。

オービス対策とされている方法3つ

方法①:オービスの場所をあらかじめ覚えておく

オービス対策として、オービスの場所をあらかじめ覚えておくことが挙げられます。あらかじめオービスの場所を覚えておくことで、事前に減速や注意ができるのでオービスに捕まらないと言えます。通勤で毎日使う道や日頃通るルートであれば、オービスの場所を覚えるのは容易です。しかし、移動式オービスに対応できない上に旅先など不慣れな環境では、オービスの場所を事前に把握することは難しいです。

方法②:標識を確認する

オービス対策として、標識を確認する方法が挙げられます。オービスが設置されている道路には、その手前約1〜3kmの場所2箇所に「自動速度取締機 設置区間」という標識が設置されています。これは、オービスが設置されていることをドライバーに知らせる目的ですが、オービスの撮影によるドライバーへのプライバシー侵害を回避するためのものでもあります。つまり、「自動速度取締機 設置区間」という看板の先には、オービスが待ち構えていると理解できます。

方法③:レーダー探知機を使用する

オービス対策として、レーダー探知機を使用する方法が挙げられます。レーダー探知機は、オービスが発しているレーダーを受信して知らせてくれるものです。その他、警察無線を受信すると近くにいるパトカーの存在も教えてくれます。日本では、レーダー探知機は安全運転を促す装置なので、設置は違法ではありません。ただし、海外では違法となる地域も存在するので外国で運転される機会がある方は注意してください。最近のレーダー探知機はGPSが内蔵されており、全国のオービス設置場所が登録され、ドライバーがオービス付近を通過すると警告音とともに知らせてくれます。

オービスに捕まるとどうなる?

一般道と高速で違反点数と罰金が違う

オービスが光ったら受ける処分は、一般道と高速道で変わります。一般道の方が条件が厳しくなり、超過速度が30~50km/hの場合は、免停が30日、 50km/h以上の場合は免停期間が90日となります。一方で、高速道路では超過速度が40〜50km/h未満の場合は免停30日、50km/h以上の場合は90日となるので取締速度が高くなります。基本的に、オービスを光らせる速度というのは赤切符の対象、つまり一発免停となります。赤切符は刑事罰の対象となり、簡易裁判が行われた後に前科が付くので、注意しましょう。

法定速度は守りましょう

結局はオービスなどに関係なく、速度超過をしないことが大切です。法定速度は安全のために制限された適正な速度です。オービス対策について話しましたが、スピード違反をしないことは大前提ですね。ただ、どれだけ速度遵守していてもオービスを見たら不安になりますし、そういった意味で対策をするのはアリかと思います。レーダー探知機も安全運転を促すためのものですからね。最後にオチみたいになってしまいますが、「オービス対策は速度を守ること」です。

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