安全な車ランキングTOP10!安全の基準とは?

自動車の安全技術は年々と進歩し、交通人身事故件数は10年前と比べて60%ほどまで減少しています。安全な車はそれだけ増えてきました。しかし、それでも自動車には危険がつきもの。人が一生のうちに交通事故に遭う確率は、約35.8%とまで言われています。誰しもが、できるだけ安全な車に乗りたいと思っているのではないでしょうか。では、安全な車とはなんなのでしょう。実は、事故試験を行って安全性能評価を公開している機関があるのです。今回は、わかりやすくランキングにして紹介いたしましょう!また、実際に安全な車を選ぶ時の基準も紹介します。

安全な車ランキングってどうやって決めてる?

車の安全性能と言っても多くの基準があります。なにをもって安全と言えるのか。一番いいのは事故を起こしにくいことですよね。そこで、安全性能には自動ブレーキなどを基準にした予防安全性能評価があります。また、事故を起こしてしまった場合でも、できるだけ人の命を守る衝突安全性能評価があります。これらを基準に評価しているのが次に紹介する自動車アセスメントです。もちろん、大統領が乗っていそうな防弾ガラス付きのリムジンや、キャタピラーで動く装甲車などは出てきませんよ。

自動車アセスメント

1979年にアメリカで行われた自動車アセスメントに続き、日本でも1995年から自動車アセスメント(Japan New Car Assessment Program:JNCAP)が開始されました。現在は独立行政法人自動車事故対策機構が自動車アセスメントを行っています。日本では国土交通省の管轄である行政サービスであるため、信頼できる安全性能データを得ることができます。メーカーの安全なクルマづくりを促す目的の他に、ユーザー自身が安全性の高い車を選べるようにという目的もあります。車を買うときに自動車アセスメントを参考にする人はなかなかいないかもしれませんが、国土交通省がせっかく公開してくれているデータなのでぜひ一度見てみるといいと思います。

自動ブレーキも評価基準にした予防安全性能評価

自動ブレーキなどの先進安全技術に対応するため、2014年から新たに「予防安全性能アセスメント」として評価を始めました。この予防安全性能アセスメントは大きく分けて6つの評価基準があります。

被害軽減ブレーキ

前方の自動車や歩行者を検知し、衝突の際には警報や自動ブレーキによって被害を軽減するものです。これらの作動により、衝突を回避できたか、衝突した場合でもどの程度速度が低下していたかが得点に影響します。想定される様々なスピードや見通しの良さ、夜間と昼間など丁寧に測定されています。

車線逸脱抑制装置

名前の通りですが、車をわざと車線からはみ出るように走行させて、車線を維持するように制御されるかを確認します。車線逸脱量や警報の動作で評価されています。

車線はみ出し警報

こちらは道路の片側に引かれた白色の破線を少しづつはみ出るように走行させた場合の警報の動作を評価します。自動ブレーキや自動操舵などの車線逸脱防止装置は評価しません。

後方視界情報

車両の後方にいくつもポールを立てて、視認できるか評価します。あらゆる実験データから、事故の危険性が高い位置にポールを立てています。また、ポールは最も縁故者事故で件数が多い1~2歳児を想定するなど、細かな測定が行われています。さすが行政法人。

ペダル踏み間違い時加速抑制

こちらは平成30年度から実施されたもので、ブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えた際に、衝突防止または被害軽減のために急発進、急加速を抑制するかを確認します。これがあればコンビニに突っ込まなくなります。

高性能前照灯

こちらも平成30年度から実施されたもので、夜間のハイビームを義務化する法改正が行われたことに対応する装備を評価するためのものです。自動ハイビームやオートハイビームと呼ばれていますね。ハイビームの義務化について詳しくはこちらをどうぞ。

【煽り運転じゃない?】夜間走行、実はハイビームが義務化されている!?

乗員保護と歩行者保護を基準とした衝突安全性能評価

衝突安全性能評価は大きく分けて、「乗員保護」「歩行者保護」「シートベルトリマインダー」の3つの観点から評価されます。おそらく、実験の仕方はイメージできているかと思います。乗員保護は人形を色んなところに座らせて、色んなところからぶつけたりぶつかったりするやつです。歩行者保護は車に向かって人形を発射し、衝撃を測定します。実際にハネないのは何か理由があるのでしょう。シートベルトリマインダーは乗員がシートベルトを装着していない時に、運転者に知らせる装置です。この警報のタイミングや持続時間などを基準に評価します。簡単に書きましたが、かなり厳密な測定が行われているので安心してください。

自動車アセスメント衝突安全性評価TOP10

ついに、自動車アセスメント衝突安全性評価TOP10の発表をいたします!

このTOP10は衝突安全性能を総合評価して、点数にしたものを元に制作しました。予防安全性能のTOP10も気になるところですが、車種によって安全装置の有無がバラバラであり、安全装置の種類も多岐にわたるため総合評価がありません。予防安全性能に関しては、ある程度購入車種の目星が着いてから確認するといいかと思います。安全装置の性能が数字として確認できるのでかなり参考になりますよ。

以下のイメージは記載されている車種のグレードとは異なる場合があります。

スバル インプレッサ 2.0i-L EyeSight / XV

https://www.subaru.jp/xv/xv/grade/index.html

総合評価199.7点

1位は大手のトヨタかと思ったらまさかのスバル。しかし、よく考えてください。スバルと言えばアイサイト。安全性能にはかなり力を入れています。衝突安全性能に関しても、水平対向エンジンを生かした丈夫なフレームづくりや7つのエアバックと歩行者用のエアバックなど充実の安全装備が備わっています。

マツダ CX-8 XD PROACTIVE

http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/feature/design/?link_id=sbnv

総合評価193.9点

マツダが新しく日本での発売を始めた3列シートSUVです。2位の理由はおそらく「アクティブボンネット」でしょう。もちろん車体の剛性も高く、乗員保護性能も高いです。アクティブボンネットは衝突時にボンネットが自動で浮き上がり、歩行者の衝撃を守る装備です。

トヨタ クラウン ハイブリッド アスリートS / クラウン ロイヤル

https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design

総合評価189.7点

タクシーなどにも起用される高級車ですから、衝突安全性能が高いのも納得です。エアバックはサイドにもきちんと付いており、「ポップアップフード」というマツダのアクティブボンネットと同じものが装備されているのも3位の理由でしょう。

スバル レガシィ アウトバック

https://www.subaru.jp/legacy/outback/design/exterior.html

総合評価188.8点

またもやスバルです。何か癒着があるのでしょうか。いや、やはりこれがスバルの力なのでしょう。7つのエアバックは強いです。

マツダ CX-3 XD Touring

http://www.mazda.co.jp/cars/cx-3/feature/design/

総合評価188.2点

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