【後付け可能?】メルセデス・ベンツでApple CarPlayは使えるか

2014年に発表されたApple CarPlay。
純正アプリなどを車で使える便利な機能です。
iOS12からはサードパーティーアプリ向けにAPIも公開されたため、Googleマップやカーナビタイムなど便利なアプリも使えるようになりました。
地図更新、純正画面でのメディア操作、スマホホルダー、これら当たり前の不便から開放されます。

CarPlayはiPhone 5以降の端末と、CarPlay対応車が必要になります。
せっかく車を購入するのであればCarPlay対応車両を買いたいですよね。
今回はCarPlay対応のメルセデス・ベンツ車種や後付けキットについて調べたのでご紹介します!

2018年9月以降の新車は全車種対応

新車の場合ですが、2018年9月以降販売の車種は全てCarPlay対応となります。
具体的にはCOMANDシステム(純正ナビ)のバージョンがNGT5.5以上であれば問題ありません。
車種詳細の『COMANDシステムの詳細→スマートフォン連携』にも記載されています。(Cクラスの場合はこちらのページ)
これから新車で買う方は気にせずCarPlay対応製品を買えますね!

すでに対応済みの車種はUSBを挿せばCarPlayが起動

すでにCarPlay対応済みの車種は、車載のUSBアダプターとIphoneを純正ケーブルで接続すればCarPlayが自動的に立ち上がります。
COMANDシステムバージョンがNTG5.5であれば対応しています。

USBをつないだ後の動作確認はこちらの動画を参考に。

非対応車種も一部後付けが可能

現時点ですでに車を所有しているけどCarPlayが使えない方も、一部車種については後付が可能です!
アップグレードキット「スマートフォン・インテグレーション・パッケージ」を追加購入することで使えるようになります。
費用は本体価格16,200円、工賃込みで22,680円です。

以下条件に該当する場合はさっそくディーラーに問い合わせて取り付けてもらいましょう!

  • CLAクラス(C117)|2014年11月以降登録
  • CLSクラス(C218)|2014年11月以降登録
  • Bクラス(W246)|2015年01月以降登録
  • Eクラス(W212/S212/A207/C207)|2015年03月〜2016年06登録
  • Aクラス(W176)|2015年08月以降登録
  • GLAクラス(X156)|2015年08月以降登録
  • GLEクラス(W166)|2016年05月以降登録
  • GLEクーペ(C292)|2016年05月以降登録
  • GLSクラス(X166)|2016年05月以降登録
  • SLクラス(R231)|2016年06月以降登録
  • SLCクラス(R172)|2016年07月以降登録
  • Gクラス(W463/A463)|2016年12月以降登録

  • COMANDシステムバージョンがNTG5.1

Cクラスのアップグレードキットは未発売…

国内輸入車の中でも常にトップの販売台数を誇るCクラス。
まず最初に対応して欲しいところですが、なんとアップグレードキットは未発売…
2018年9月登録以降、マイナーチェンジ後のCクラスがCarPlayに対応しているので、CarPlayをフックに買い換えさせる戦略なのでしょうか。
「ちょっとこれは無いよ〜」な感じです。
もしかするとマイナーチェンジ後しばらく経った後にアップグレードキットが出るかもしれないので要チェックですね。

Cクラス(W205)でCarPlayを使う方法

「とは言われてもアップグレードキットが出るまで待てない!」と言う方のために、今すぐ使える方法を調べたのでご紹介します!
(現行型|W205、COMANDバージョン5.2が対象になります)

ODB Activation Kit を購入

Cクラスで車体番号にSA154が入っている場合は、CarPlay機能をアクティベーションしてあげることで利用可能になります。
ebayなどでキットが売られているので取り寄せて差し込めば作業完了です。
ただし車体番号SA154は「audio 20」というオプションのみを選択した場合の番号になります。
audio 30のオプションとはCD/DVDプレーヤーのことです。
日本国内ではもれなく純正装備で付いてきてしまうので、おそらくこのキットを使える車は並行輸入車のみかもしれません。
(ただ、車体番号によってアクティベーションできるということは、本質的にはCarPlayが使えるということですよね…アップグレードキットをあえて作ってない疑惑がますます強くなってきました。)

CarPlayモジュールを外付けする

こちらはCarPlay対応モジュールを外付けしてしまおうと言う方法です。
コーディングなしで取り付けられるためディーラー保証も気にしなくて大丈夫です。
この方法はW205であればどの車両でも取り付け可能です。
1点、AUXを使った外部入力なので、ヘッドアップディスプレイでのナビなど、純正機能との連携はできません。

ダッシュボードパネルを外したり作業自体は大掛かりですが、自分でもできる範囲なのでためしてみるのもおすすめです。実際の作業内容や購入者レビューをまとめておきます。

取り付け事例(ベンツではないですが手順が丁寧に載っています)

パーツ紹介

Android内臓モニターに交換する

この方法はAndroid内臓のモニターに交換+Android経由でCarPlayを入れるという方法です!
純正システムが使える+タッチパネル対応、AndroidのGoogleマップ使用可、CarPlay連携可能と、メリットだらけの対応方法になります。
デメリットとして、CarPlayのために10万円ほどの出費が必要になる、ディーラー保証が怪しくなります。
ディーラー保証が残っている場合は事前に問い合わせて確認しておきましょう。

こちらの方法はすでにW205で試した方がいるので安心です!

取り付け事例

取り付け事例


CarPlayを使いたい方にはどの方法で実現するか悩んでしまいますね。
特にCクラスは社外品を使うので純正アップグレードキットが出ることを祈るか悩みますね。
ちなみに筆者はW205を所有していますが、smartbox取り付けを試してみようかな、と思ってます。

購入したら取り付けレビューを載せるのでお楽しみに!

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