テールランプとブレーキランプの違いから交換方法まで【ベテラン整備士が教えます!】

ヘッドライトやウインカーランプ、そしてテールランプとブレーキランプ。車にはいろいろなランプが付いていますよね。前方を照らすためのヘッドライトは切れてしまうと暗くなり夜間は見えづらくなるため、ヘッドライトが切れたことがすぐにわかると思います。ウィンカーのランプもウインカーを出した時に「カッチカッチ」という音がいつもより早くなっていたらもうすぐランプが切れるというサインなので、こちらもわかりやすいですね。

ですが、車の後方に付いているテールランプ、ブレーキランプなどは切れてもなかなか気付くことができません。これらのランプが切れていると「保安基準違反」になります。整備不良としてお巡りさんに止められたり、場合によっては反則金が発生したりキップを切られてしまったりする事もあります。普通車の整備不良(尾灯等)と見なされた場合、反則金は7,000円。さらに、納めたくないからといって反則金を期間内に納めなかった場合はさらに罪が重く、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられます。

ブレーキランプ、テールランプ以外にもバックランプやナンバー灯の点灯不良で取り締まられる場合があります。点いていなかったことを気づかなかったでは許される問題ではないので、十分に注意しましょう。今回は、日々の点検を怠ったことで罰せられてしまうテールランプとブレーキランプについて、
テールランプとブレーキランプの違い、電球が切れてしまった際の交換方法、最近では主流になっているLEDランプについてなどをご紹介します。

テールランプとブレーキランプの違い

テールランプとブレーキランプは別のものを指します。テールランプの中のブレーキランプと勘違いしている人もいるのではないでしょうか。詳しく説明していきます。

テールランプとは、「夜間や悪天候の際の視界が悪い時に、車の存在を後続車に知らせるためのランプ」になります。その為、ほとんどの車種でヘッドライトのONとOFFに連動しています。

ブレーキランプは、ブレーキペダルを踏んだ時に点灯する赤色のランプです。減速したことを後続車に知らせるのが目的で、エンジンがかかっていなくても踏めば点灯する仕組みになっています。古い車や軽自動車などではテールランプとブレーキランプが同じ電球を使っている車種もありますが、そのような車の場合ダブル電球という電球内に二つのフィラメントが入っているものを使っており、ブレーキランプを踏んだ際により明るく点灯するような構造になっています。

テールランプ、ブレーキランプの電球の交換方法

電球の交換方法はとても簡単です。車種によって異なりますが、今回は一般的な国産車の交換方法をご紹介していきます。

まず、ドライバーを使ってネジを外してテールランプ本体を取り外します。ネジを外した後にテールランプを取り外す際、ツメでしっかり固定されているので、無理矢理外そうとすると折れてしまうことがあります。慎重に上手く外すようにしましょう。テールランプが外れたら、裏側のソケットを引っこ抜きます。引っこ抜く時は左に90度回してから引っ張ります。そして、ソケットに刺さっている電球を取り出します。新品の物と交換したらソケットをテールランプに押し込んで、今度は右に90度回すとロックされます。その後テールランプをはめ、ネジで固定したら作業完了です。

ヘッドライトを点灯するとブレーキランプが付かなくなるという症状も!?

ランプ切れの整備はとても良く入庫してきます。単純に電球が切れてしまっているだけなら、ライトカバーを外して中の電球を変えればすぐに治ります。単なる電球切れ以外におもしろい症状で入庫してることもあります、軽自動車に多いのですがヘッドライトを点灯するとブレーキランプが付かなくなる。という症状が起こる場合もあります。また、バックギアに入れるとブレーキランプが消えてしまう、などという症状もあります。このおもしろい症状の原因は複雑そうなに思われがちですが意外に簡単なことが原因の場合が多いです。

原因はアース線の不良が多い

そのような症状が起こる車のライトを外して中を見てみると、電球自体は切れていないことが多いです。配線をたどっていってみると、中古車の場合前のオーナーさんが配線をいじっていたところから水が入る等でショートしたり、間違った配線が移植されたりします。

一番多い原因は電球のソケット部分のアース線というマイナス線がショートしている事が多いです。1本だけ出ている黒い配線がアース線と言います。仕組みは豆電球と同じでとても簡単です。マイナスの線とプラスの線でつながっているだけです。冒頭でも少しお話しましたが、軽自動車などは主にテールランプとブレーキランプが同じ電球で発光するダブル球という電球を使っているので切り替え用にプラスの線が2本ついています。これらの線は電球に直接繋がっていて、マイナスのアース線はソケットの鉄の部分に繋がってアースを取っています。マイナスの線、つまりアース線が接触不良やショートしていてランプが付かないという故障はとても多いです。

修理方法

テールランプ、ブレーキランプの仕組みはとても簡単で、アース線はソケットの間に挟まれているだけなので、ショートしやすい構造になっています。

たいていの場合ソケット部分を分解して、アース線がしっかり接触するように組み立てなおせば簡単に直ります。1つの対策方法として、溶接をしてしっかりとくっつけるというのがあります。そうすれば、再発防止にもなるのでおすすめです。

LEDのテール、ブレーキランプについて

以前までは主要となっていたフィラメントを使った電球のものに代わり、いまではLEDを使用したテールランプ、ブレーキランプが多くなっています。LEDとは「Light Emitting Diode」の略で、少し難しいのですがプラスとマイナスの電流がLEDチップ内で衝突するすることで、エネルギーが発生しそれを利用して発光させています。日本では発光ダイオードと呼ばれます。

LEDはフィラメントを利用する電球と異なり、電気を直接光に変化させるという発光原理をもっています。そのため、電気が効率的に光へ変わり、消費電力が少なく、フィラメントが切れるということ自体がないので振動が多い車のライトにはもってこいです。そのため、現在の車のテールランプの多くはLEDのものが装備されています。電球の物に比べて寿命が延びているので、なかなか切れることは多くないと思いますが、LEDテールランプでも故障することがないという訳ではありませんので、暗くなる前にきちんと点灯するか確認しておくことがとても大切です。「夜間走行前の電気周りの点検」は、事故を防ぐために重要です。

まとめ

電球のテール、ブレーキランプは構造自体は簡単な仕組みですが、車を走行させるにあたってとても重要な部品の1つになりますので、ランプが付かなくなると危険です。ランプが切れていないか走行前に点検してみると良いでしょう。ブレーキランプは一人では確認しずらいので、ガソリンスタンドなどに立ち寄った時に確認してもらうのもおすすめです。日頃から点検していれば、取り締まりや事故防止にもつながりますので実施しましょう。

もし電球が切れを発見した場合ですが、最近ではインターネットが普及しているのでスマホなどからすぐ交換方法などが検索できるので、自分自身で交換する人も多いと思います。今回は交換方法もご紹介しましたのでぜひ参考にしてみてください!

また、寿命がとても長くなるので筆者はLEDになっているテール、ブレーキランプをおすすめします。テール、ブレーキランプがもともと電球になっているお車でも、社外品等でLEDのものに変えられるものあります。そちらに交換してみてはいかがでしょうか!寿命も長くなりますし、印象もガラッと変わるのでとてもおすすめです!

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