【BMW 5シリーズ(E60、E61)】定番故障、不具合等の紹介と中古車購入時の注意点

こんにちは!Ancarの島倉です。今回はBMW 5シリーズ(E60、61)の定番故障や不具合、中古車購入時の注意点を実体験ベースで書いていこうと思います!

中古のBMW 5シリーズをご購入される際の参考になればと思います。

BMW 5シリーズ(E60、61)定番故障箇所の紹介

ミッションオイル漏れ

E60、E61はミッションのオイルパンからのオイル漏れが非常に多い車種です。オイルパンが使われている部品の中に樹脂製の物があることが原因。もし、そのままオイルが漏れ続けて走行しているとシフトの変速時のショックが徐々に大きくなっていき、異音が発生します。走行できなくなってしまいますので注意が必要です。

中古車購入検討時の現車を確認するときにミッションオイルが漏れていないか目で確かめたいですが、アンダーカバーが邪魔で見えづらいずらいです。車体をリフトにあげて点検してもらうか、ミッションのオイルパンの交換履歴を聞くのも良いでしょう。交換履歴がなければオイルが滲んでいる、もしくは漏れていることがほとんどでしょう。

どの中古車にも言えることですが、単に走行距離が少ない個体よりも、走行距離が多くてもきちんと点検整備を実施、予防整備行われいる個体の方が状態が良いです。自分の目で状態を確かめて購入することをおすすめです。

アクティブステアリング故障

アクティブステアリングが故障した場合は、オレンジ色をしたハンドルとビックリマークのチェックランプが点灯します。壊れてしまった時は、チェックランプが点灯する、ハンドルがブレる症状が現れます。

チェックランプが点灯してしまっている場合でも誤作動によるエラーの可能性もあります。その場合は一度リセットすると改善する場合がありますので試してみましょう。

リセット方法は、まずエンジンをかけハンドルを左に最後まで回します。右も同じように最後まで回します。そして真ん中の位置に直してエンジンを切りしばらく待ちます。その動作を行うとリセットすることができます。リセットしてもすぐにランプが付いてしまう場合は完全に故障していますので、諦めて修理に出しましょう。

アクティブステアリングの主な故障の原因は、ハンドルの中に搭載されているセンサーの不良によるものがほとんどですが、コンピュターユニットやステアリングギアボックスが故障している場合などもあります。整備工場に入庫し、専用のテスターで診断してもらいましょう。

中古車購入検討時の場合は、現車を確認する際にチェックランプが付いていないか見落とさないようにしっかり確認しましょう。

ウォーターポンプの故障

突然i-Driveの画面にオーバーヒートの警告が表示されます。

ほとんどの原因はウォーターポンプ、もしくはサーモスタットの故障によるものです。

E60、E61は電動ウォーターポンプが採用されており、機械式よりもかなり耐久性が低いため、故障が早いです。

中古車購入検討時は、現車を確認する際にチェックランプが付いていないか見落とさないようにしっかり確認しましょう。

まとめ

E60、E61はしっかりと定期的に点検・管理しなかった車両は様々な故障を抱えている可能性が高いです。そのため、中古車購入検討時はしっかり車の状態を把握しましょう。

ご購入前に点検さえしっかりやっていれば、経年劣化による消耗品によるトラブル以外の故障は格段に減ります。事前チェックをしっかり行い、安心して車を購入しましょう!


個人売買サービスのAncarでは、購入前に無料で整備士による点検を依頼することができます。点検を依頼して、現在の車の状態をプロの目で見てもらってから購入できるので安心。

また、中古車購入の際に気になる故障歴や修理箇所も現オーナー様が教えてくれます。

この機会に中古のBMWのご購入を検討してみては如何でしょうか!

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