今回はポルシェ 911 (964) の定番故障、不具合等の紹介と中古車購入後に維持する上での注意点を書いていこうと思います!
964のご購入を検討されている人、所有している人の参考になればと思います。
ポルシェ 911 (964)ターボの故障定番箇所、注意点
エンジンオイルの減りに注意
空冷ポルシェを長く乗るためには、基本的にエンジンオイルの管理がかなり大事になってくると思います。
年式が古い為、ほとんどの個体がオイルの滲み、漏れが発生しています。多少の滲みや漏れはしょうがないのですが、ダダ漏れなってしまった場合はエンジンオーバーホールをオススメします。
エンジンオイルも1000km走行して1リットル消費してしまう場合もあるので、オイルの量は頻繁にチェックし、減っていればその度に補充することが望ましいです。
バッテリー上がりに注意
ポルシェ 964は比較的バッテリーが上がってしまうのが早い傾向があります。
長い間エンジンをかけず、乗らない場合はバッテリーのアースを外しておくか、常に充電しておくなどの対処をしておいた方が良いでしょう。
エアコンガス漏れに注意
エアコンの装置がそれぞれ離れている場所に配置されていて、それらを繋ぐホース類が非常に長いためにホースの繋ぎ目から少しづつガスが漏れてしまう事が多いです。
定期的なエアコンガスの点検、ガスの充填が必要になります。
DMEリレーの故障に注意
DMEリレーというパーツも、よく壊れてしまう定番パーツになります。
これは、燃料系の制御等を行うリレーです。DMEリレーが故障してしまうとエンジンに燃料がいかなくなり、エンジンが全く始動しなくなってしまいます。
DMEリレーはヒューズボックスの中にあり、交換も簡単なので予備をひとつ持っておくと安心出来ます。
ブレーキフルードに注意
ブレーキフルードタンクはフロントトランク内にあり湿気が多いです。ブレーキフルードは水分を吸収しやすく、また水分を含むとその性能が一気に落ちてしまいます。
ですので、ブレーキフルードも定期的に交換しておきたい消耗品です。
空冷ポルシェの魅力の一つに圧倒的なブレーキ性能による制動力があります。しっかり楽しむ為にも、ブレーキフルードの交換は定期的に行った方が良いでしょう。
まとめ
あまり乗られていない空冷ポルシェより、良く乗っている空冷ポルシェの方が、オイル漏れ等の率やエアコンガス漏れも少ないです。
普段から少しでも乗る事を心掛けましょう!
長く車と付き合っていくためにあまり放置せずに普段から動かすことをオススメします。
この機会に中古のポルシェのご購入を検討してみては如何でしょうか!
Ancarでは購入前に無料で整備士による点検を依頼することができます。点検を依頼して、現在の車の状態をプロの目で見てもらってから購入出来ますので非常に安心だと思います。
また、Ancarは個人売買ですので、中古車購入の際に気になる故障歴や修理箇所も現オーナー様が教えてくれます。