トヨタアクアをご存知ですか?小型ハイブリッド車で運転のしやすさ、乗り心地など様々な点で支持されています。今回はトヨタアクアの魅力を徹底追及しながら、気になる中古車価格情報などを紹介していきます。
「トヨタアクアの特徴」
【トヨタのコンパクトカーにおけるハイブリッド専用車】
トヨタアクアは2011年に販売が開始されたハイブリッド専用車です。1997年に販売開始となったプリウスが3ナンバーのサイズに格上げとなったことで、5ナンバーサイズのコンパクトなハイブリッドカーの需要に応える形で投入された経緯があります。求めやすい価格と手頃なサイズ感、シャープなスタイリングで発売直後から圧倒的な人気を博しているモデルです。
【トヨタ全系列での取り扱いのある車種】
トヨタには販売会社が「トヨタ店」「トヨペット店」「カローラ店」「ネッツ店」という4チャンネル(レクサスを含めると5チャンネル)体制となっており、アクアはトヨタのディーラー全てで購入することが可能となっています。このため販売会社間で競合させて商談を行うことも可能で、より大きな値引き販売が期待できるだけでなく、圧倒的な販売力によって瞬く間にトップセールスを記録しています。
【驚異的な燃費性能を持つモデル】
アクアの特徴の中でも注目するべき点はその燃費性能でしょう。コンパクトなボディに熟成の進んだハイブリッドシステム、そして1.5Lのエンジンを組み合わせることによって、初期型で35.4km/Lという当時としては世界最良レベルの燃費を打ち立て、その後も改良が続き2017年のマイナーチェンジモデルでは38.0km/Lにまで改善が進んでいます。(ベーシックグレードの「L」の場合)
「エクステリア・インテリア」
【5ナンバーサイズでシャープな外観】
アクアは、同じトヨタのプリウスにも採用されている「トライアングル・シルエット」の流れを汲んでいます。フロントウインドウが大きく寝かされている、ワンモーションフォルムが採用されており、近未来的なエクステリアは登場当初から高い評価を得ていました。また、近年は居住性を確保する観点から全高がくなる傾向がありますが、アクアの場合は全高を1,445mmと低く抑えたために、きわめてスタイリッシュで若々しいエクステリアとなっています。
【実用性の高いインテリア】
外観が近未来的でシャープな印象のアクアのインテリアは、そのイメージ同様に機能的で使いやすく洗練されています。マイナーチェンジが行われるごとに質感も向上し、同価格帯のコンパクトカーと比較しても上質な雰囲気を感じさせるものとなっています。インテリアの中にイメージカラーを取り入れることによって個性も演出し、実用車とは一味異なるパーソナル感を醸し出しています。
「中古車価格について」
【アクアの歴代モデル・アクアは2017年モデルも形式上は現行型】
大ヒットモデルということもあり、かなりの多くの中古車が市場に出回っています。人気車でもあるので、流通数の多さに対して値落ち率はやや低めであった状況も続いていましたが、2011年から2012年に発売された初期型のモデルに関しては1回目の車検を過ぎているということもあり、総額で100万円を切るものも多く見られるようになってきています。アクアは2011年デビューの初期型、2014年のマイナーチェンジでの中期型、2017年の2回めのマイナーチェンジの後期型に分類でき、そのうちで初期型の流通数は圧倒的に多くなっており、価格もこなれてきています。
【歴代モデルの詳細】
初期型に関しては燃費追求グレードのLで35.4km/Lを叩き出して大きなセンセーションを巻き起こしました。初期型であっても完成度は高く通常の使用において大きな問題はみられません。ただし乗り心地や操縦安定性がさらに改善された2014年登場のマイナーチェンジモデルは、より一層ブラッシュアップされており、さらに乗り心地が大幅な改善をされています。2017年のマイナーチェンジではエクステリアに大きな変更が加えられ、より現代的ですっきりとした外観となりました。インテリアの質感もアップしています。中古車価格的には中期型以降はやや高値安定となっています。
「上級グレードがおすすめ」
【充実の装備で快適ドライブが可能な「G」グレードの燃費】
アクアのグレード体制は、燃費性能を追求している最廉価グレードのLのほかに、量販グレードのS、上級グレードのGがあります。装備の面ではGが圧倒的に充実しているためにおすすめとなります。日常使いであればSであっても不満はないものともいえますが、Gグレードはステアリングホイールの上質化やメッキでの装飾、シートが上級ファブリック仕様など、下位グレードとの差別化がはかられています。Lと比較するとややメーカー公称燃費は下がりますが、それでも33km/L前後を維持しており、同クラスの他の車と比較しても良好です。
【アクアの維持費】
コンパクトな1.5Lエンジンであるために、自動車税に関しては34,500円となっているほかエコカー減税を受けられるという観点からも、かなり維持費は安くて済みます。保険料の低さやタイヤサイズが小さいために安価で購入できるという点も魅力です。何よりも燃費がかなり安く、維持をするのに負担に感じられることはないと言っても良いでしょう。
「絶対に欲しいオプション」
【安全性に関する装備は欠かせない】
アクアにはトヨタセーフティセンスCを搭載することが可能です。プリクラッシュブレーキや車線逸脱警報、誤発進抑制機能などのアクティブセーフティシステムを複合したシステムですので、ぜひ搭載されている中古車を狙うということがおすすめです。安心感が大きく異なりますので、絶対費ほしいオプション装備の1つといえます。
【ドライブの快適化に関して】
通常はオーディオレスで販売されていますので、新車で購入される方の多くはカーナビゲーションシステムを装着するという傾向があります。中古車でもカーナビゲーションシステムが備わっている車両を選ぶことがおすすめです。また高速道路での支払いを簡単にするためのETC機器が備えられているかどうかもチェックすることをお勧めします。
「まとめ」
トヨタアクアは、トヨタの最強コンパクトカーとして市場を席巻しています。そのために豊富な中古車がありますので選ぶ場合に迷うことも多くなりがちです。基本的に上級グレードの中期型以降がおすすめとなりますが、初期型モデルで大幅なプライスダウンも見られますので、予算重視の場合は初期型も選択肢の中に入れると良いでしょう。