今や、日本を代表する自動車メーカーとなったレクサス。意外にも日本での本格的な販売は遅く、北米でレクサスの名でトヨタが販売を開始した1989年から、16年も経過した2005年のことでした。
最近では、レクサスがトヨタが展開する高級車ブランドと知らない人もいるほど確立したメーカーとなっています。
レクサスの人気は、何と言ってもその車の完成度の高さでしょう。欧米の車に比べると、特徴(クセ)はそれほど感じませんが、やはり国産車の安心感が随所に伝わります。
実際に私の周りにも、ドイツ車の乗り心地やメンテナンスの問題に疲れて、レクサスに乗り換えたユーザーが数名いるほどです。
そこで「自分もレクサスに乗りたい!」けど、新車を買うのはちょっと辛い…という方に、おすすめのレクサスをご紹介します。
それでは、意外に安いレクサスの中古市場の秘密と、おすすめのISシリーズについて詳しく解説していきましょう!
レクサスの中古相場はなぜ安い?
レクサスの中古車の相場を見ると、他の国産車に比べて新車価格よりも大幅に安いことに気がつくかもしれません。
それは高級車の特徴で、いくつかの理由があります。
以下では、レクサスの中古車が安くなる秘密を解説していきます。
レクサスの中古車が安い理由5選
レクサスの中古車でも、新車と変わらない価格から1/10程度の価格まで下がっている車体もあります。
ここでは、安い車体の5つの理由について解説します。
1.年式が古い
レクサスは冒頭でも申し上げたように2005年頃から販売されており、中古車を見ても100万円を切る価格の車体は2010年よりも以前の物が多くなっています。
2.走行距離が長い
中古車の価格を決める要素には「古さ」の他に「走行距離の長さ」があります。レクサスの中古車では走行距離が10万キロを超える車体も多いのが特徴です。
ただ、外国車に比べると交換が必要な消耗部品が少なかったり、あったとしてもメンテナンスがしやすいのも国産車ゆえのメリットです。ただ、10年以上の年式で10万キロを超える車体となれば、どうしても購入してから長期間乗ることは期待できません。
もしもそのような10・10車体(10年以上前の車で走行距離が10万キロを超える車体)を購入するのであれば、2年~4年(初回の車検か1回だけ通す)くらいを目安に考えましょう。
3.不人気車種
レクサスだからといって、どの車体も人気というわけではありません。実際にレクサスにも不人気な車種やグレードがあります。その中でもレクサス RX ハイブリッド(SUVタイプ)の2015年型より以前のモデルは、700万円を超える乗り出し価格にもかかわらず5万キロ以下でも150万円程度で出回っています。
これは車格が大きいために、マンションなどの立体駐車場には置けないことなどが影響しています。車自体は良い性能なので、戸建てなどで置き場に困らないユーザーにはおすすめです。
4.レクサスは乗り換え需要が多い
レクサスはステイタスの高い国産車です。そのためにモデルチェンジや最初の車検時に下取りに出して乗り換えるオーナーも少なくありません。
そのために、下取りに出された車が中古車として多く出回るのです。数が多くなるとどうしても値段が下がるので、中古車がお買い得になります。これはメルセデスベンツやBMWなど、人気の外国車にも見られる特徴です。
5.認定中古車でない場合
レクサスには、ディーラーが認める認定中古車制度があります。ハイブリッドなどの車体ではバッテリーなどの保証制度があれば安心ですので、割高でも認定中古車がおすすめです。
しかし、安くて状態の良い車を探すのであれば、一般の中古車市場で探す方が良いかもしれません。ある程度の目利きは必要ですが、エンジン音や事故履歴などに問題がなければ比較的当たり外れの少ない国産車は安心できるでしょう。
カッコよく乗る!レクサスISシリーズがおすすめ
レクサスを購入しようとお考えの方なら、きっと車好きに違いないでしょう。そこでおすすめの車種は「レクサスIS」シリーズです。FRのスポーツセダンのために、雪国ではちょっと辛いかもしれませんが、高速走行やワインディングでは楽しめる車です。
おすすめの価格レンジは200~250万円で5年~7年落ちのモデル。これであれば走行距離も5万キロ程度の車体が数多くあるので、これからでも10年近く乗ることも不可能ではありません。新車であればオプション込みで優に700万円を超える高級車を、中古車なら1/3~1/4程度の価格で購入できます。
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