昨今、某有名タレントの飲酒運転による交通事故がワイドショーを騒がせています。赤信号を何の躊躇もなく直進し、横断歩道を自転車で走行していた女性を轢き、そのまま立ち去って行きました。某有名タレントは自転車とぶつかった際、車を停車させようとしたが、車を安全に停車させられるスペースが無かったため、数十メートル走行し停車したと証言していました。しかし、ドライブレコーダーに記録された映像によって彼女の証言にいくつもの矛盾点があることが発覚し、再度詳しく調査されています。
交通事故件数は未だ多く、車を運転している方は完全に事故と無縁であるとは言い切れません。もし事故を起こしてしまった時、自分を守るためにもドライバーレコーダーを搭載させることは非常に重要であると思います。
出典:https://www.jicobengo.com/knowledge/bicycle-traffic-accident.html
ドライブレコーダーを装着するメリット
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事故時の状況証拠として活用
まずはここで紹介するまでも無く、皆さんが既に知っているであろうメリットです。恐らく、ドライブレコーダーを購入している人のほとんどが、事故時の状況証拠を確保するためにドライブレコーダーを装着していると思います。
最近のドライブレコーダーは車に速度、減速を記録することができます。これにより、車が接触事故を起こした際、運転手がその事故を避けようとしたのか(ブレーキを踏んだか)、また法定速度で走っていたかなどの証拠を残すことができます。ドライブレコーダーが普及する以前は、事故が起きた際、どちらに過失があるか(どちらも過失があるときは、どちらの割合の方が大きいか)を決めるのに、証拠として状況証拠(道路上のブレーキ痕など)や当事者、目撃者の証言を利用していました。これらの証拠のうち、当事者の証言は信憑性が低く、裁判の結果、事実とは異なる判定が出たことも多くありました。事故を起こした際、実際に自分が法定速度を守っていたか、道路標識に従っていたかなどの記憶は曖昧なもので、相手側に強く主張されると、犯してもいない過失を徐々に認めてしまいそうになります。そのような時にドライブレコーダーがあれば、相手の主観に基づいた正しくない主張を、客観的な映像証拠で退けることが可能です。
また自分が事故の当事者でない時も、あなたのドライブレコーダーに記録された映像により、救われる人もきっといることでしょう。
このように、記憶が曖昧になりがちな事故時の証拠をドライバーレコーダーが保存することで、場合によってはドライバーレコーダーを自分の身を守る盾として活用することができます。
当て逃げの被害にあった際
当て逃げの件数は以前多く、そのほとんどが検挙されておらず、ある情報によると検挙率は1%以下であるとまで言われています。ですので、当て逃げのほとんどの被害者が現状では泣き寝入りしていることになります。
検挙率が低い原因の一つに、加害者の車両特定の困難さがあります。現在、ほとんどの駐車場で防犯カメラが設置されていますが、駐車場は私有地である場合があるため、防犯カメラの映像を一般の人には見せてくれない場合があります。そのため、駐車場に防犯カメラが設置されているからといって必ずしも、車両を特定できる訳ではないという事に留意する必要があります。
検挙率を上げるためには、車両の特定率を上げる必要があります。そのためにドライブレコーダーを装着させることが非常に重要なのです。現在のドライブレコーダーは注射監視機能が付いたタイプが主流です。このタイプは駐車中も衝撃を感知して録画を開始してくれるので、車両接触時の証拠を残すことが可能です。前述の通り駐車場は私道扱いとなる場合が多いため、公道での事故に主に介入する警察が事件として取り合ってくれない場合があります。しかし、場合によっては公然の場で多数の車が出入りする駐車場は公道と同じような扱いを受けることがあるので、粘り強く警察にその旨を主張することが重要です。
車両への悪質ないたずら防止
出典:https://www.mitsui-direct.co.jp/car/guide/explanation/accident/07.html
車両へのいたずらは、当て逃げと同じく加害者の特定が難しいがために検挙できないケースが多いのが現状です。
いたずら防止策としては、ドライブレコーダー防止ステッカーをフロントガラスへ貼る、セキュリティランプ搭載のドライブレコーダーの設置などがあります。
いたずらの犯人が子供で、ドライブレコーダーの存在に気がつかず、車両を傷つけてしまった場合も、ドライブレコーダーに記録された映像を証拠として活用することができます。
もしかすると、思いもよらない知人が、あなたの車両にいたずらをしていたという知りたくもない真実に直面するかもしれません。そんな時は、人間関係のほころびに気付き、修復するきっかけをドライブレコーダーが与えてくれたとプラスに受け取りましょう(笑)
また、いたずらにより車に傷などが見受けられた場合は、お近くの整備工場で一度見てもらいましょう。中古車個人売買を行っているAncarでは、お客様と整備工場をつなぐ「Repea」というサービスを展開しています。本サービスではお客様の住所とキーワード(メーカー、車種など)を入力して頂くと、すぐに最寄りの整備工場をご覧になれます。最寄りの優良整備工場を簡単かつ早く見つけたい場合は、以下リンクをクリックしてください。
当たり屋による被害防止
当たり屋とは、故意に交通事故を起こし、損害賠償を請求する人のことを言います。もちろん、犯罪行為です。しかし、現状では当たり屋の実証は非常に困難で、運転手側の過失として処理されてしまうことが多いです。これは立場上、歩行者は自動車よりも優位であるため、運転手の過失に陥りやすいことが一つの原因と言えます。また、当たり屋は事故を起こした人の心につけこんで、言葉巧みに高額な賠償金を請求してくることがあります。
このような相手の言動に惑わされず、公正に事故が処理されるためには、ドライブレコーダーの映像のような客観的な証拠が必要です。
煽り運転による被害防止
出典:https://ameblo.jp/enokiya-boss/entry-12370116255.html
車間距離を不必要に詰め、ギリギリの距離でブレーキを踏み、場合によってはクラクションまで鳴らす煽り運転はドライバーを不快感を与えるだけでなく、事故を助長するなど非常に悪質な行為です。
しかしながら、煽り運転は実際に警察が目撃した場合以外、ほとんど検挙されることはありません。
そこでドライブレコーダーを用いることで、警察に通報した際に証拠として映像を提出することができます。また、加害者側にドライブレコーダーの存在を知らせることで、抑止力としても活用することができます。

ドライブレコーダーを装着するデメリット
費用がかかる
出典:http://fp-office-kaientai.hatenablog.com/entry/2018/06/12/070000
ドライブレコーダーは安いものだと、5000円ほどで購入できるものもありますが、それなりの性能が保証されているものでは、大体2万円弱〜3万円が相場です。また、取り付け費が別途でおよそ5000円かかってきます。
誤作動する場合がある
ドライブレコーダーは、衝撃を受けた時にその前後の状況を録画するタイプのものが多いです。稀に、映像を録画する必要がない時に、勝手に録画を開始してしまう場合があるそうです。例えば、車のドアを閉めた時の衝撃をドライブレコーダーが事故と誤って認識してしまい録画を開始することがあります。
しかし、このような誤作動は技術の進歩によって、いずれは無くなっていくものだと予想されます。
カメラの死角に入り、映像を取れていない場合がある
せっかくドライブレコーダーを装着し、事故時の対策を万全の状態にしても、加害車両がカメラの死角に入ってしまい、結局は検挙できなかったという残念な結果に涙を吞むこともあります。
特に、ドアミラーやドアの側面はドライブレコーダーの死角となっている場合が特に多く、映像に記録できていないことがあります。
しかし、最近のドライブレコーダーは360度撮影可能な機種もあり、死角なく映像を録画することが可能になりました。
地上デジタル電波への干渉
ドライブレコーダーのノイズが地上デジタル放送の電波や、カーナビに影響を与えることがあります。
しかし、最近の機種の大半はすでに地上デジタル電波への干渉を防ぐ対策が施してあります。
ドライブレコーダーを購入すべきか
ドライブレコーダーは誤作動するもの、死角があり全てを録画できないものが確かに存在します。しかし、これらは技術の進歩によって近い将来解決されるものであると思います。(実際にこれらが起こらない高性能な機種も存在しているが、他機種と比べて高額。しかし今後価格は下がっていくと予想)
また、ドライブレコーダーの購入、設置の費用で3万円程かかりますが、事故により必要以上に高い損害賠償金を請求されるリスクを考えると、設置しないことによるリスクの方が大きいことは明らかです。
よって、筆者はドライブレコーダーの設置をお勧めいたします。
ドライブレコーダー購入の際に注意すべき点
録音機能が備わっているか
映像だけで十分な証拠になるのではないかと思われているかもしれませんが、実は映像と同じくらい録音によって得られる急ブレーキ、クラクションの有無などの情報は重要です。
購入の際は録音機能が備わっているものを選び、走行中は録音設定をONにしておくことをお勧めします。
画角の広さと画素数
前述の通り、ドライブレコーダーのカメラには死角があります。画角の広さが広いほど、この死角が小さくなります。
しかし、画角が広くなると、録画された映像の中の対象物が比例して小さくなります。これが何を意味するかというと、対象物が小さくなるとある程度の画素数がなければ対象物の判定が困難になります。具体的には、自動車のナンバープレートの識別などができなくなることがあります。
画角の広めなドライブレコーダー(水平画角が108度以上)を購入される場合は、最低でも200万画素数以上のものにしましょう。
駐車録画機能があるか
当て逃げやいたずらなどは、車が駐車されているときに起きることが多いです。
ですので、車を運転していないときにでも、映像を保存しておく必要があります。
WDR機能があるか
WDRとは、逆光の時でも自動的に明るさを最適値に調整してくれる機能です。WDR機能がある機種を選ぶことをお勧めします。
フレームレートは最適か
フレームレートとは、一秒間に何コマの映像を記録するか表した単位です。フレームレートが小さすぎると、高速走行している時の事故で決定的な瞬間が写せず、証拠にならない危険性があります。
また、フレームレートが30または25に設定されていると、信号機の点滅と被ってしまうために、信号機が何色なのか映らないという現象が起きてしまいます。
GPS機能があるか
GPS機能があると、事故時の正確な位置を特定するときに役立ちます。
まとめ
出典:https://www.travelbook.co.jp/topic/18630
交通事故の件数は、2018年7月までで、246,581件発生しています。決して低くはない数値です。事故を防ぐためには、ドライバー各々が安全運転に努め、歩行者含め交通違反をしないことが大切です。
しかし、いくら安全運転に努めようとしても、運転手は人間、必ずミスは起こります。その時の自分の立場を守るためにも、ドライブレコーダーを装着することは大切であると感じました。
また、煽り運転やいたずらなどを未然に防ぐこともできます。
まだドライブレコーダーを持っていない方は、この際に一度購入を検討されてみたらいかがでしょうか?
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