X3のインテリアとエクステリア
BMW X3は1999年に先行して販売開始となったX5の好評を受けて中核モデルとして生産されました。現在のモデルは2代目で、全長が4,650mm、全幅1,880mm、車高1,675mmと国産車中型SUVクラスで、運転しやすいサイズ感で発売されました。日本市場では国内の駐車事情に合わせて、大型モデルの人気が低く、燃費面でメリットが高いコンパクトモデルに人気が高い傾向が見られるため、X3は適度な5人乗りサイズとして人気があります。決して大きくはない外観ながら車室の広さは十分なサイズで、リアシートを倒すとラゲッジが拡張でき、人と荷物を自由に運べる便利なモデルです。
エクステリアについて
このモデルの外観は先代モデルと比べると強調的とも言えるフロントマスクに特徴があります。セダンやクーペモデル同様、ヘッドライトがリフトアップされたデザインで大型のキドニーグリルが強さを表します。フロントガラス上部をトップラインとしてリアガラスに向かってテールダウンされた流れるような外観は車高が高いこのモデルの空力抵抗を考えたものです。中央部分にBMWエンブレムが付いた専用アルミホールに大径タイヤを装着して悪路での走行を得意とします。正面から受けた空気がグリル開口部やアンダーバンパー開口部、タイヤハウジング内から侵入し、効率よく後方へと流すことで空気抵抗を抑え安定した走行を可能とします。
全体的なサイズ感の比較
車両の大きさに関しては国産中型SUV並みと言われますが、国産車に比べると一回り大きい傾向が見られます。とくに全幅1,900mmと国産車と50mm前後大きめです。また座席位置や座席の立体的形状が運転姿勢を固定し、長時間運転の疲れを軽減します。車内の広さと共に座席の工夫でゆったりと座れます。国産車特有のシートの沈み込みが無い、適度な張りを持った硬さで背筋への影響やシートベルトのポジションも考えられています。シートを前倒しするとラゲッジを拡張することが可能で、全長と全高のゆとりから広く利用できるメリットがあります。
まとめ
中型サイズのクロスオーバーSUVとしては、最高レベルの走行性能や安全性能、燃費性能など様々なポイントに配慮した車がX3です。国産車と比較するとサイズ感やスペックに大きな差があり、運転者や搭乗者への配慮と共に周囲への配慮が高い車です。
BMWならではの世界性高水準の走行性能や燃費性能、安全性能を体感できるのがX3と言えます。価格面でもやや高い傾向が見られますが、その対価としてスペックの高さと各種性能面のベネフィットを得ることが出来るでしょう。
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