ボルボ C30の特徴
ボルボ C30の特徴 ボルボ初の2ドア車
ボルボ C30は、長い歴史を持つボルボにとって初めての2ドアプレミアムカー参入モデルとなりました。
2ドアにテールゲートを設けた3ドアハッチバックスタイルが特徴となっており、リアシートも搭載しているため、フル4シーターとして活躍します。その特徴から子育てが終わった世帯、まだ子どものいない若い夫婦や独身世帯をターゲットに据えています。2006年に登場したボルボ C30は、2012年まで生産されており、生産台数は29万9674台でした。
ボルボ C30の特徴 愛らしいエクステリア
2009年まで生産された前期モデルは、精悍なフロントスタイルに仕上げることでスポーティーな印象を感じさせてくれます。また2009年から2012年まで発売された後期モデルは、スポーティーさと柔らかさを感じられる絶妙なバランスを保ったエクステリアに仕上げており、可愛いという印象もありました。エクステリアから感じられるスポーティさは走りにも反映されており、2.0L 直列4気筒 DOHC、2.5 L 直列5気筒 DOHCを搭載しストレスなく疾走します。
ボルボ C30の特徴 シンプルなインテリアスタイル
インテリアは、シンプルという言葉に凝縮されています。無駄なものを一切省くことで、インパネやダッシュボード周りは実にスッキリさせました。クーペスタイルなのでリアシートが気になりますが、リアシートも中央に寄せることで老若男女が利用できる実用的なスペースを確保しています。また、ボルボの各モデルの中で最もコンパクトでしたが、ラゲッジスペースは通常で233リットル、リアシートをフラットにすると最大894リットルまで拡大します。独特のリアゲートをしていますが、キャンプ道具やゴルフバッグを余裕を持って収納できるスペースです。
ボルボ C30の歴代モデル
ボルボ C30の歴代モデル 2002年初代前期モデル
ボルボ C30は、2007年から日本で販売されています。前期モデルは精悍でスポーティーな印象を感じられるスタイルをしています。初代前期モデルには2,4L 直列5気筒DOHCと2.5L 直列5気筒DOHCターボを搭載しており、最大出力170ps~230psを発揮、5速AT・MTによるシームレスなシフトチェンジを期待できるモデルです。グレードにはベーシックな2.4i Aktiv、スポーツモデルのT-5がありました。
ボルボ C30の歴代モデル 初代後期モデル
2009年から2012年まで販売されたのが後期モデルです。初代と打って変わってフロントフェイスが柔らかくなり、愛らしい印象を感じられます。具体的にはヘッドライトのサイズを拡大しエアインテークを目立たせていて、初期モデルに合った質実剛健やたくましさを感じられるスタイルから取り回しの良く、街中をスイスイと疾走する姿を予感させます。
グレードはベーシックモデルの2.4e AktivとターボモデルのT5R-DESIGNです。ベーシックモデルは300万円切る価格設定となり、最大出力230ps、最大トルク1500rpm~5000rpmで発揮します。
中古車価格について
ボルボ C30の歴代モデル 初代前期モデル
ボルボらしい精悍なフロントフェイスが特徴の初期モデルは、在庫僅少モデルです。
中古車相場としては本体価格で24万円~100万円前後、総額では40万円~120万円前後となります。ベーシックモデルは多数見つけられますが、ターボモデルのT5が少ないです。
法定整備済み、保証付きが多く見つけられますし、車検済みも見つけられるので試乗もできます。また走行距離が少ないモデルは最大で10万㎞を超えますが、3万㎞~7万㎞が充実しています。
ボルボ C30の歴代モデル 初代後期モデル
ボルボ C30の初代後期モデルも多数見つけられます。価格帯は本体40万円~150万円前後、総額で60万円~170万円前後になります。ベーシックモデルの2.0e Aktivがほとんどですが、ターボモデルのT5も見つけられます。法定整備済み、車検済み、保証付きであるため、試乗して乗り心地を確認できますし、購入して翌日から出勤などに使えます。
ボルボ C30 T5 R-DESIGNモデルがおすすめ!
ボルボ C30 T5 R-DESIGNをおすすめします。すでに生産されていないため、中古市場でしか購入できませんが、街中をスイスイと走りパワフルに疾走するため、ストレスフリーなドライビングを楽しめます。低回転域から最大トルクを発揮するため低速からの加速も心地よいですし、姿勢安定装置が内蔵されているのでコーナリングも軽やかです。またタイヤにはベーシックモデルよりも1インチサイズの大きい18インチタイヤを搭載しており、見た目にもスポーティーです。
ボルボ C30 T5 R-DESIGNモデルの燃費
ボルボ C30 T5 R-DESIGNの燃費は、1リットルあたり9.5㎞(JC08 モード)です。ベーシックモデルに比較すると燃費性能が劣るものの、それにまさる走行性能を示してくれます。燃料タンクは62リットルあるので、満タン状態にすると589mになります。これは、東京大阪間を余裕を持って移動できる距離なので出勤やアウトドア、イベントやロングドライブなどの日常生活で困ることはありません。
ボルボ C30 T5 R-DESIGNモデルの維持費
■年単位でかかる費用
・自動車税:5万1000円+7500円(自動車重量税)
・車検代:3万円~10万円
■毎月かかる費用
・ガソリン代(1年1万㎞):レギュラー(1リットルあたり120円)年間12万6256円(月額1万521円)、ハイオク(1リットル130円)年間13万6778円(月額1万1398円)
・駐車場代:1万円
任意保険代:6万180円~6万4920円
ボルボ C30 T5 R-DESIGNモデルについていてほしいオプション2選
オススメオプション ネッククッション(5400円)
ヘッドレストに取り付けるだけの簡単なオプションです。パッド入りのクッションは、頭や肩の後ろに当たるようにできているので、通常走行では高いフィット感を感じながらドライビングできます。また万が一の交通事故では首を守り、むち打ち症を緩和してくれるメリットもあります。
オススメオプション リアルーフスポイラー(6万6000円)
ボルボ C30 T5 R-DESIGNは、燃費性能に課題がありますが、リアルーフスポイラーを取り付けることで空力性能の強化を目指せます。高速走行時にルーフに流れる気流を利用して車体を路面に押し付けるダウンフォース効果により、強力なトルク性能を最大にして燃費改善を期待できます。またサイドやリアから見たスタイルもクールになるため、よりスタイリッシュな印象になります。
まとめ
ボルボ C30はすでに生産停止されていますが、中古車市場では知る人ぞ知る名車として評価されています。ターボモデルでも150万前後で購入できる手頃さに加えてスタイリッシュなエクステリアを備えているため、満足感を与えてくれるモデルです。また上質かつ無駄のないモダンなインテリア、パワフルな走行性能やコーナリングの楽しさなど、多彩な魅力を詰め込んだ1台です。