国産エンジン史「日産新世代DOHC・CA/SR系エンジン」

あまりにも特殊だった「FJ20」から汎用DOHCエンジンへの転換

1980年代前半、日産のスポーツエンジンと言えば4気筒ではFJ20E、さらに1985年には6気筒のRB20DEエンジンと、そのターボ仕様が登場していました。 しかし、FJ20は旧プリンス系エンジニアがレース向けに開発した特殊なエンジンで、R30スカイラインRSのほかには販売サイドからの要望でシルビア / ガゼールに搭載したのみ。 実用面で見た場合、「積むのに苦労して車体レイアウトはデザインまで制約される」という、あまり芳しいものでは無かったので、短命に終わった特殊なエンジンでした。 しかしその時期、オイルショックや厳しい排ガス規制を乗り切ったトヨタがDOHCエンジンを継続し続け、さらにターボを組み合わせたDOHCターボを実用化した上で、その実用版もスポーツモデル以外に搭載していたことは、日産にとっては大きな驚異だったのです。 「80点主義」と批判されることの多かったトヨタですが、そのスポーツエンジンである6気筒の7M-GTにせよ、4気筒の3S-Gや4A-Gにせよ、同じシリーズに実用車向けエンジンをラインナップしています。 つまり、同じシリーズで大量生産される実用エンジンあらばこそ成立できるスポーツエンジンを抱えており、日産よりコスト面でははるかに優れていたのです。 それに対抗して日産も直6のRBエンジンやV6のVGエンジンといった6気筒汎用エンジンを開発しましたが、4気筒でそれに当たるのが直4のCAエンジンと、その後継のSRエンジンでした。

DOHC化でスポーツ性を持たせたCAエンジン

日産CAシリーズエンジンの生い立ちはトヨタの3S-Gや4A-Gと似ています。 基礎となるSOHCの実用エンジンが先行し、その後すぐにDOHCヘッドと電子制御式燃料噴射で高回転高出力のスポーツエンジンが登場してスポーツモデルに搭載されたという意味では、4A-GとCA16DE、CA18DEはソックリでしょう。 実際、「トラッドサニー」と呼ばれたB12型のサニーVR(CA16DE)や、ブルーバード、シルビアのNAモデル(CA18DE)はそれぞれ4A-Gに相当すると言って良いかもしれません。 トヨタと少し違ったのは、2リッターDOHCエンジン3S-Gに相当するエンジンを、日産CAシリーズでは1.8リッターDOHCターボエンジンのCA18DETで実現したことでしょうか。 インタークーラーが無いCA18DETの出力は145馬力程度で、2リッターNAスポーツエンジン相当です。 そのため、前期型で2リッターDOHCターボのFJ20ETを搭載していたS12シルビアなどは、マイナーチェンジでCA18DETに換装したことでパワーダウンして商品力を落としてしまいました。 その状況はCA18DETにインタークーラーを追加して出力向上した初期型S13シルビア / 180SXでだいぶ改善されます。 さらに、イギリスのコスワース製ピストンなどで武装してさらに出力アップしたラリー用のブルーバードSSS-Rに搭載されたCA18DET-Rは当時の2リッターターボ並みのパワフルなエンジンになりました。 しかし、その頃には後継のSRエンジンへバトンタッチが決まっており、スポーツエンジンとしてのCAシリーズは短命に終わります。

GAシリーズは日産初の非スポーツDOHCだった

ちなみに、CAと後継のSRシリーズが登場する隙間には、1.3~1.6リッタークラス用のGAシリーズというエンジンが登場しています。 このGAシリーズにもDOHCがありましたが、ロングトロークな上に高回転が詰まったようなエンジンだったため、トヨタのハイメカツインカムのように軽快に吹け上がる実用エンジンというわけでも無く、何とも中途半端なエンジンでした。 このGAシリーズDOHCが、日産としては初の実用車用DOHCでしたが、この時期のトヨタと日産の間にあった「どうしようもない差」を象徴するようなエンジンだったと思います。

FR用ターボエンジンとして名を上げたSRシリーズ


 ーこれまでよりも高く売却できる方法ー

「90万円」高い売却に成功! K様



コメント:
愛車のボクスターが90万円も高く売れて満足です。 330万円の最低保証金額を受け取った後、420万円で購入者が見つかり、とても満足しています。
改めて走りに行く用のクルマを買いたいと考えているので、買い替えの際はまたAncarにお願いしたいと思っています。

高く売却できる『おまかせ出品』

価格の交渉ができるかも!?

詳細&査定はこちら

Ancarのサービス詳細はこちら

手洗い洗車のサブスクリプションサービス「RACCOON」!



2019年11月グランドオープン!

申し込み・予約はこちら