ボクスターは、ドイツの自動車メーカーポルシェの人気車種です。パワフルなエンジンと洗練されたデザインが大きな魅力です。モデルチェンジを経てスペックも向上し続けるポルシェ ボクスター。安全なドライブを楽しむために、注意すべき故障トラブルや、その修理費用に着目します。
ポルシェ ボクスターとは
ボクスターは、ドイツの自動車メーカーポルシェを代表する人気車種の1つです。水平対向6気筒エンジン(718は4気筒)をMRのレイアウトにマウントする、2ドアのオープンスポーツカーです。名前は搭載されている「ボクサーエンジン」とオープンを意味する「スピードスター」という単語を合わせた造語に由来します。ボクスターの特徴は他に類を見ないエンジン構造です。エンジンをMRに配置するだけではなく、車体の下部ぎりぎりに置くことで最高に優れたハンドリングを実現しています。また、現行の718はターボチャージャーを搭載して2気筒減らし、従来の自然吸気水平対向6気筒エンジンより燃費効率が大幅にアップしました。内外装の洗練されたデザインも人気の理由と言えます。インテリアは伝統的で高級感にあふれた造りになっています。中のレイアウトも非常に使いやすい構造になっています。最も注目すべき機能がポルシェ・コミュニケーションマネージメントシステムです。カーナビの一種と言えますが、タッチパネルを利用した手文字入力、スマートフォンの接続、オーディオインターフェイスの利用など、複合的な機能を備えています。
ポルシェボクスターの主な故障箇所
気になるのは幌の劣化
ポルシェボクスターの外観で気になるのは幌の劣化やヘッドライトのくすみです。幌の劣化はオープンカーでよく見られる症状ですが、一度劣化してしまったものを復活させるのはほとんど無理に近いです。新品のような綺麗な幌を維持するのは難しいことですが、なるべく雨の日には運転しなようにして、直射日光が当たらないようにガレージ保管するようにしましょう。それでも劣化してしまったら交換という方法しかありません。ヘッドライトのくすみはレンズの外側であれば磨いて落とすことが出来ます。しかし、内側の場合は非常に面倒な作業になるので、交換してしまう方が良いでしょう。
水周りの故障にも気をつけよう
ラジエーターや水漏れの故障はエンジン系の故障に繋がる致命的な故障です。少しでも違和感を感じたらすぐに修理や点検に出しましょう。ラジエーターや水漏れの故障だけで済めば数万円で直りますが、エンジン系の故障になると数十万になってしまいます。ポルシェボクスターも年式が古くなってくると電気系のトラブルも増えてきます。スイッチ類の劣化や窓の開け閉めのスピードが遅くなるなどの症状が発生します。原因は色々考えられますが、バッテリーの劣化やモーターの不具合などが関係していることが多いです。以上がポルシェボクスターに多いトラブルです。これに気をつければ問題ないです。
インターミディエイトシャフトの故障修理
世界的にも一番人気のあるスポーツカーと言っても過言ではないポルシェボクスターですが、故障した場所を修理するにはどれだけ修理費が必要なのか心配になりますが、高級車であるポルシェの修理については、確かに外身の場合には修理費が高い場合がありますが、良く故障するインターミディエイトシャフト等の内部の場合には、他の車の修理と変わらない金額です。またインターミディエイトシャフトが故障するとそれを通して制御されていたカムシャフトが暴走し、車がエンジンブローを起こしてしまい、動作不能となります。こうなると修理するにはエンジンを交換しなければならなくなります。
インターミディエイトシャフトの修理費用
ポルシェのボクスターで故障しやすい部分として挙げられるインターミディエイトシャフトですが、完全に壊れてしまった場合には、エンジンを交換しなければならないので、工賃を含めて50万円程掛かる事になってしまいます。ですから少しでも異常に感じたら、すぐに修理することをお勧めします。そうすればインターミディエイトシャフトだけの交換で済むので10万円程度で済みます。しかし、ポルシェを購入する程の層の方であると、修理費用を気にするというよりも、費用はいくら掛かっても良いから、自身のポルシェボクスターをしっかりと修理して貰える事の方が余程重要な事であるでしょう。
レファレンスマークセンサーの故障
突然エンジンが止まってしまったので、ポルシェボクスターの修理をしました。場所はレファレンスマークセンサーと呼ばれる場所です。レファレンスマークセンサーなんてかっこいい名前がついていますが、実際の場所はクランク角センサーの事です。暖まると不良になるところなので、エンジンが暖まったときに止まってしまうようならばこのレファレンスマークセンサーの不良を疑ってください。故障が結構頻繁に起こる場所なので、修理に持っていった場合には在庫は置いてあるので簡単に直せます。異常に感じたらすぐに修理に持っていきましょう。放っておいても車の故障は直りません。
レファレンスマークセンサーの修理費
ポルシェボクスターのレファレンスマークセンサーの修理費について説明します。基本的には修理費についてはそれなりに高いと考えておくべきなのですが、レファレンスマークセンサーの故障時の相場を見て参考にしていただければ嬉しいです。修理業者から聞いた情報では80,000円から100,000円でした。これは工賃も込みの値段です。部品自体の値段はわかりませんが、自分で直すのであればもう少しコストを抑えることも可能です。あくまでも参考にしてこれを完全に鵜呑みにしないで下さい。修理業者によって値段自体は変わってきます。ですからご自身で実際に行く店舗に確認して下さい。
まとめ
折角手に入れたポルシェ・ボクスターは大切に長く乗りたいものです。そのためにも修理やメンテナンスはとても大切な事です。劣化による故障、運転ミスや思わぬ事故による故障など、状況や箇所に応じて修理金額も変わってきますが、大体の目安を把握しておく事で万が一の事態にもお得に対応できるでしょう。修理には極力費用をかけずに済ませたいものです。だからこそ万が一の時に備えて修理価格の目安も頭に入れつつ、長く有意義にポルシェでの素敵なドライブライフを楽しみましょう。
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