ご無沙汰しておりました。金丸ユウです。 今は第2戦に向かっていますが、今シーズンの初戦について、振り返りたいと思います。 まず始めに言えることは、自分にとって非常に悔しい結果だったということです。。
苦汁をなめることとなった初戦
今シーズン、僕が参戦しているRP MOTORPORTに、僕を含め、チームメート、そして2人のエンジニアが新たにジョインしました。そして、そのジョインが決まったのがシーズンが始まる直前だったこともあり、チーム全体として準備が整っていなかったと言えます。 しかし、そんな状況にも関わらず、最初のテスト走行では2位につけることができ、2度目のテスト走行でも6位に入ることができました。この好結果を経て、初戦はかなりの結果を残せるのではないかと期待感が高まり、初戦に向けてコンディションを最高に持っていけるよう、僕自身かなり追い込んでいました。 しかし、それが裏目に出る結果となってしまいました。。 WORLD SERIES FORMULA V8 3.5の初戦に向けイギリスに飛ぶためのフライトに乗る前日くらいから喉に痛みを感じるようになっていました。ただの風邪気味からくる喉の痛み程度のことだろうと思い、あまり気にしていなかったのですが、これがどんどん腫れて行き、サーキットに着く頃には喉を塞ぐほどに腫れ上がり扁桃腺炎を発症していました。
木曜日の段階で既に結構な高熱になっていたのですが、フリー走行はこなすことが出来ました。 ただ、マシンもまだ課題を抱えていて、フリー走行を走り終わる前に途中でやめてしまうほどのトラブルで、決していい状況だったとは言えません。 金曜日の2回目のフリー走行は午後に開催される予選に向けて休むことにし高熱のまま予選を走行しましたが、初戦は後方スタートとなってしまいました。 土曜日は2回目の予選を8位で終え、決勝では7位にポジションを上げたのですが、水温が上昇するトラブルが発生してしまい9位で終えました。 マシン、そして自分のコンディションともに苦戦したこともあり、今までで1番難しいレースでした。
そして、最終日の日曜日ですが、頭痛と高熱はより悪化しており、レースが始まる頃には39.6℃になっていました。ただ、レースに出ないという選択肢は自分の中にはなかったので、スタートラインに立ちました。 開始直後、いいスタートを切ることができ6位でレースを進めることができたのですが、僕のミスで高速コーナーでオーバーステアを出してしまい、コースアウトをした際に芝生をラジエーターに巻き込んだことが原因で水温を上げてしまいピットインせざるを得なくなってしまいました。そこで、僕にとっての初戦は終了することとなりました。 この初戦の一連の走行で学んだことは、次のレースに向けてマシンで改善しなくてはならない部分が多くあったということもありますが、扁桃腺炎を治し、自分のコンディションを常に万全に整えておく必要があるということです。
再認識させられた体調管理の重要性
レース後、とにかく自分の不甲斐なさに対する怒りと、チームのメンバー、そして常に僕を支え応援してくれる人たちに対して申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。 これまでの僕のレース人生でレースを途中で断念しなくてはならないということはありませんでした。 レースに勝つためには常に最大限追い込んでいなくてはなりません。勝ちたいという気持ちが募るほど、追い込む過程においてのコンディション管理はとても難しくなるのですが、二度と皆様からいただいている期待を裏切らないためにも今まで以上の体調管理が絶対不可欠と実感しました。
また体調を万全に整えるためには、メンタルコンディションも常に整えておかなくてはできないと感じました。 今回、シーズン初戦にて苦汁をなめる結果となってしまいましたが、今回のことから学んだことを活かしていきたいと思います。
改めて掲げる金丸ユウの最終ゴール
僕の目標はF1のシートを獲得することです。それは5歳の頃から変わっていません。 そして、F1史上初となる、日本人として日本の国旗を表彰台に掲げたいと思っています。それが日本のモータースポーツの再熱になると思っています。 この目標を達成するためには全てのレースで最高の結果を出し続けなくては日本のエースとして走れません。 これからも金丸ユウはその目標に向かって駆け抜けていきますので、引き続き応援ヨロシクお願いします!!